【医学部受験】センター試験ボーダー・足切りについて

今日は国公立の医学部におけるセンターボーダーや足切りというものについてお話しさせていただきます。


センターボーダーについて


受験生の約半分が合格している得点率をその大学のセンターボーダーといいます。
例えば、センターボーダーが90%の学部があったとします。
この大学では、90%をとっている受験生の約半数が合格しているということになります。

センター試験後に出るセンターボーダーは完全に予想です。
実際に蓋を開けてみると、センターボーダーが3%ぐらい変わってくる大学もあります。

足切りについて

受験者数過多による試験会場や採点官不足の防止、合格する可能性が極めて低いと判断する受験生を除外する、ことを目的として行われています。
足切り予想もあくまでも予測値です。
各大学によって様々な設定がありますが、足切りの基準として、受験者数の倍率、絶対的なセンター試験の点数、が挙げられます。

また、「足切りを実施せず」という記載がある大学があります。
そもそも足切りを実施していない、出願数が少ない、という場合は足切りが行われません。

傾斜配点について

一番最後にお伝えしたいことは、「傾斜配点」です。

センター試験における各教科の配点が各大学よって異なります。
この大学ごとに異なる配点を「傾斜配点」といいます。
センターボーダーや足切りは傾斜配点を計算した数値になるため、素点でそのまま計算してしまうと予測値よりも大幅にずれることがあります。

また、年度ごとにボーダーの上下を倍率の変化と捉えている方がいらっしゃいますが、単純に傾斜配点による影響が大きいです。

例えば、英語が簡単になった年は英語の配点が大きい大学のボーダーが必然的に上がりやすくなります。
反対に国語が難化した年は国語の配点が大きい大学のボーダーが下がります。


今年から共通試験に変更し、問題の形式や難易度が変わる可能性が十分にあるため、昨年までのセンターボーダーや足切りのデータがおそらくあまり役に立たないと思います。

ただし、傾斜配点やボーダー、足切りなどのシステムは変わらないと思うので参考にしてください。


全国の医学部のセンターボーダー、足切りの一覧はこちら!

ありがとうございました。

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