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鯉のぼり祭りは、日本人の心にしみる。美しい年中行事を残したい!

人材教育家でメンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。日本では江戸時代から、5月5日の端午の節句(こどもの日)前後に、鯉のぼりをあげる風習があります。

童謡にある「やねより高い、こいのぼり~♪」という光景を最近は、あまり見かけなくなりました。とても悲しいです。これは、少子化の影響と年中行事の意味や大切さが、ちゃんと伝承されていないからだと思っています。

今回は、端午の節句や鯉のぼりの意味や大切さについて書きます。日本人がずっと大切にしてきた美しい年中行事の素晴らしさが、一人でも多くの人の心に届くことを願っています。

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◆鯉のぼりは立身出世&豊作への願い

江戸時代から広まった端午の節句。鯉のぼりは「男の子の成長を祝い、立身出世を願う行事」であり、「お米の豊作を願う行事」でもありました。

鯉のぼりが人々の間に広まると、農村では、田んぼに鯉のぼりを立ててかざる風習が生まれました。
なぜ田んぼかというと、農家の人たちにとって、鯉のぼりは神さまが宿られるヨリシロだと考えられたからです。
田植えの前に農耕の神さまを招いて、豪雨や日照りなどで作物が不作ということがないように、たくさんの収穫があるようにと、願ったのです。
お米が無事収穫できるかどうかは、人々にとっては死活問題ですから、祈る思いで鯉のぼりを立てたのだと思います。
『開運#年中行事はじめました』井垣利英(致知出版社)より抜粋

◆栃木県那須高原『500匹の鯉のぼり』がきっかけ

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3月~5月にかけて、全国各地で鯉のぼり祭り・イベントが開催されます。私が最初に『鯉のぼり祭り』を知ったのは、私の会社で3年前から始めた美しいマナー&年中行事【マナー美人塾】

栃木県那須から通ってくださっている受講生・Mさんから、那須高原にある『那須ハートフルファーム』で開催されている500匹の迫力ある鯉のぼりたちの写真を見せてもらったことがきっかけでした。

こちらに載せた写真たちが、Mさんが撮影したもの。感動の原風景ですよね。この光景が心に残り、私も「たくさんの鯉のぼりを見に行きたい!」と思いました。

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お子さんが、大きくなりお家に鯉のぼりを飾らなくなり、納屋や倉庫に眠っている鯉のぼりがたくさんあると思い、その鯉のぼりをもう一度空高く鯉のぼりに泳いでもらいたいと思い、この500尾にのぼる鯉のぼりを弊社の畑に掲げることとなりました。
鯉のぼりは、ご近所の方やお知り合いに使わなくなった眠っている鯉のぼりを譲っていただきました。1尾から始まった鯉のぼりが、今では500尾も集まりました。栃木県北部ではおなじみの武者絵のかかれたのぼりも掲げさせて頂いております。
『那須ハートフルファーム』HPより抜粋

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◆東京タワーなど、各地で鯉のぼり祭りを開催

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有り難いことに、私の会社の美しいマナー&年中行事【マナー美人塾】受講生の皆さんは、全国各地から参加してくださっています。おかげで、各地の鯉のぼり祭りへ行った写真や感想が届きます。
⏫こちらは、以前、私が行った東京タワーの鯉のぼり祭り。

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⏫長野県在住の【マナー美人塾】受講生・Tさんが送ってくれた写真。

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⏫栃木県宇都宮市在住の【マナー美人塾】受講生・Yさんが送ってくれた、鯉のぼり祭り。

ほかにもいろいろな場所で、鯉のぼり祭りが開催されているようです。ぜひ、お近くの鯉のぼりイベント情報をチェックして、鯉のぼりに触れてみてくださいね♪

◆実際に、田園で100匹の鯉のぼりを見た感動

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スタッフが、東京から行きやすくて、田んぼに飾られている鯉のぼりを探してくれました。そして2021年5月3日、私はスタッフと一緒に千葉県香取市『いきいき山田 鯉のぼりまつり』へ。

片道3時間弱かかりましたが、行く価値は十分にありました♪

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念願だった「青空のもと、水田に泳ぐ鯉のぼりたち」を見ることができました。この場所に立っているだけで、心身が癒されて笑顔になります。美しい年中行事の素晴らしさと、自然の偉大さを感じました。

赤ちゃんや子どもたちを連れたご家族も、たくさん来ていました。こんな素晴らしい自然の中、鯉のぼりたちが元気に泳ぐ青空を見上げた経験は、きっと大人になっても美しい思い出として残ることでしょうね。

◆鯉のぼり祭りは『寄付』で成り立っている

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キャンプの名所としても人気のこの橘ふれあい公園『鯉のぼりまつり』は、最寄りのJR小見川駅からタクシーで15分ほどの場所にあります。こちらへ向かうタクシーの中で、運転手さんいわく

「昔は、鯉のぼりが200匹くらいいたのですが、最近は100匹ほどになったんです。

ここの鯉のぼりは、全国から『寄付』で集まっていますが、最近は鯉のぼりを飾る家が減っていて、『寄付』も少なくなったから」だそう。

その話を聞いてとても悲しく、同時に、年中行事を伝え続ける使命感を感じました。少子化だけでなく、日本人がずっと年中行事を大切にしてきた思いが、きちんと継承されていない現実を改めて知ったのです。

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◆まとめ。年中行事で心をふんわり軽く

先人たちが、目に見えない不安な気持ちを安心に変えるために、毎月、行ってきた年中行事。ご先祖様たちが豊作や厄よけ、無病息災など願って行事を行い、命をつないできてくれて、今の私たちがあります。

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一刻も早く明るい世の中にするためにも、一人ひとりが今できることをする。年中行事をやっていると心がホッとして、温かくなります。自分にも人にも、優しくできるようになります。

石のように固くなった心を、ふんわり軽くするために、年中行事をあなたの生活の中に、少しだけ取り入れてみませんか?


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師【私の仕事】プロとして大切なこと

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