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白いツエを持った人に、声をかけて分かった大切なこと。ウィズコロナのマナー

人材教育家でマナー講師の井垣利英です。2020年12月、少しずつ新幹線での出張も増えてきて、新幹線も混むようになってきました。といっても、以前の満席にはほど遠いですが。どんどん良い仕事をして、日本を元気にしていきたいです!

そんな新幹線に乗ろうと、名古屋駅の構内を歩いていた、少し混雑しているウィズコロナの12月の日曜日の出来事。白いツエを持った目の不自由な人(視覚障碍者)に声をかけて、大切なことに気づいたエピソードを書きます。

初めて気づいた『点字ブロック』のこと、どう道案内をしたら良いか? コロナ対応をお知らせしていない現実・・・一度に多くのことが分かりました。この記事が、少しでも目の不自由な方のお役に立てれば嬉しいです。
※使用している写真は、イメージカットです

◆目の不自由な人が困っていたら、声をかける

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新幹線の改札口に向かうため、名古屋駅の構内を歩いていたら・・・JR在来線の券売機の前で、白いツエを持った男性が何やら困っている様子でした。私は基本的に、自分が急いでいるとき以外は、できる限り体の不自由な方に「お手伝いしましょうか?」と声をかけるようにしています。

その日も、急いでいなかったので、近寄って声をかけました。

私「券を買いたいのですか?」
男性「いいえ。みどりの窓口など、駅の人がいる窓口へ行きたいのです」
私「ちょっと先なので、私が案内します」

と言って、男性の腕を軽くつかんで、みどりの窓口までゆっくり歩いて進みました。その男性がいる場所から、窓口まで約100メートルでした。

◆点字ブロックには出入り口が閉鎖など『コロナ対応』の案内がない

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今回、初めて気が付いたのですが・・・上の写真の丸で囲んだように、点字の案内板がある前で止まるように、地面に点字ブロックが貼られています。ただ、この点字の案内板は、あくまでも行先と切符の値段などが書いてあるだけで、駅のコロナ対応についてまで書かれていません。

◆出入り口が閉鎖になっていることも分からない

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コロナ禍の町で、よく見かけるようになった『閉鎖中』の扉。目が見える私たちですら迷う。行きつけのビルですら「入り口はどこなんだろう???」と探しまくることがあります。特に私のような方向音痴の人は困るのです。

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この行き止まりのロープも、よくありますよね。せっかく扉を見つけても、行き止まりになっていて、別の扉を探したり、別の階に行くこともある。

◆目の不自由な人は、『臨時出入り口』を認識できない

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今回私が出会った白いツエを持った男性が行きたかった『窓口』は、通常5つある自動の出入り口が、4つ閉鎖されており、開いている出入り口は「1つだけ」になっていたのです。

入り口まで点字ブロックがあるわけではなく、私は「目が見えなかったら、開いている臨時出入口まで、行けるはずがないなあ」と思ったのです。

◆無事に窓口の担当者に引き継いで、ホッと

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白いツエをついた男性を、無事に窓口にご案内をして、ホッとしました。その男性にも駅員さんにも、笑顔で「有り難うございました」と言って頂けて、とてもすがすがしい気持ちになりました。

「人の役に立つことは、改めて気持ちが良いな~」と私も笑顔になりました♪ 自分の行動に自己満足をして、新幹線の車内でもウキウキでしたよ。

◆困ってそうな方がいたら、声をかけよう

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コロナ前までは、目の不自由な方に声をかけても、代わりに切符を買ったり、階段やエレベーターの場所まで案内するくらいでした。

でも、ウィズコロナの新しい日常では、出入り口の場所が変わっていたり、変則的な席の配置になっていたりします。目の不自由な人が困っていたら、「お手伝いしましょうか?」「どうしましたか?」など声をかけましょう。

もちろん、コロナ禍でなくても、困っている方がいたら声をかけてあげましょうね。照れくさくて声がけしないより、勇気を出して一声をかけて。きっと、親切な行動をしたあなた自身の心が、ポッと温かくなりますよ。

◆案内のマナー「軽くひじの上を持ってもらう」

今回のことがあり、目の不自由な方への声のかけ方や案内の仕方を調べました。私は男性の腕を軽くつかんで、ご案内をしたのですが、正しくは・・・

目の不自由な人を誘導するときは、「手引きしますのでひじを持ってください」と言って、軽くひじの上を持ってもらいます。
誘導する人の背が低いときは、軽く肩を持ってもらいます。
誘導する人は、目の不自由な人の半歩前を歩くようにします。
歩くときには二人分の幅をしっかりとってください。歩く速さや歩幅は、自然に歩くのにあわせてください。

私が参考にした記事は、こちらです。イザというときのために、読んでみてくださいね。

大変な時だからこそ、温かい心を分け合っていきましょう♪

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