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老舗旅館『べにや』火事のお見舞い・4 ~明るい未来の芽生えを見つける

人材教育家でマナー講師の井垣利英です。

夜明けの来ない夜はありません! 必ず明るい太陽が顔を出します。そんな明るい未来の芽吹きを、この記事を読んで感じて頂けたら嬉しいです。

前回の『老舗旅館「べにや」火事のお見舞い・3 ~すぐに、お見舞いに行く』の続きです。前回の記事を読んでいない人は、こちらからお読みください。

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◆焼け跡の木々が芽吹いている奇跡

焼け跡のお庭の奥にある小さなお社で、女将さんと二人で般若心経をあげて、後ろを振り返ったら、その一帯は、炎の被害が少なく、木々が残っていたのです。驚いて、小道を進んでいき、木々に近づいてみて見ました。

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先代の亡き社長が自慢されていたという、『べにや』さんのシンボルのような大きくて立派な松の木があります。よく見ると、火の熱で赤く焼けた松の葉の中央から、イキイキとした緑色の美しい新芽が出てきているのです。

先代が大切にされていた思いが、松の木にも伝わっていて、まるでべにやさんを先代がしっかりお守りされているかのように感じました。

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◆地面には、苔がびっしり生えている

ほかの木の地面からは、小さな木が生えてきていたのです。しかも、ふんわりした苔(こけ)がびっしり!!

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ほかの木を見たら、地面だけでなく、幹にも別の種類の苔がはえている! 苔は湿気の多いところに生息しているけど、大気汚染には弱い。つまり、このお庭は湿度が高くて、空気が澄んでいるから、苔が育っているのでしょう。そして、その木々や苔が持っている湿気で、お庭のこの一帯は火事から逃れられたのかも? と思いました。

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燈篭(とうろう)にも苔がはえていて、周りの木々も元気に新芽がどんどん出てきていました。力強い木々の生命力を見て、『べにや』さんの再建や未来を、この土地や先代たちが応援されている力を感じました。

◆青色の服を着ていく=火事のお見舞いのマナー

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お庭から出て、名古屋へ帰ろうとしたら・・・

『べにや』から岐阜県の大きな老舗旅館『水明館(すいめいかん)』に嫁がれた大女将さんが、お見舞いに駆けつけてこられました。偶然にも、『水明館』さんには、数か月後に【社員研修】の仕事で伺うことになっている旅館だったのです!! このご縁に驚きました。

これも何かのご縁だと『水明館』の大女将さんと『べにや』の女将さんと記念撮影をしました。この三人の共通点、分かりますか?

全員が、青色の服を着ているのです! 青色=火を消す水の色です。これこそ、火事のお見舞いの大切なマナーだと感じました。こんなところにも「マナーの基本は、相手への心づかい」が現れています。

◆帰りの新幹線で「苔」特集の車内誌と出会う

福井から名古屋→東京へ戻るとき、帰りの新幹線の車内にある雑誌をふと見たら、なんと「苔」の特集だったのです! この偶然にも驚きました。

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完全に『べにや』さんは守られている! と確信しました。そして、この「苔」特集を持ち帰り、女将さんにすぐに郵送しました。少しでも心を軽くして差し上げたいし、お役に立ちたいと思ったから。


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

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ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。