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0+1=0になるか?

こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

さて、今日は日々食べている食べ物に関する”たんぱく加水分解物”について情報を共有したいと思います。

■たんぱく加水分解物とは?

たんぱく加水分解物とは大豆・とうもろこし・小麦等の植物性や動物性のたん白質を原料に酸や酵素などにより加水分解されることにより作られるそうです。
大豆・とうもろこし・小麦等の植物性たん白から作られる液体のたん白加水分解物を「アミノ酸液」と呼ばれているようです。広く加工食品の調味に使用されているようです。
様々なアミノ酸を主成分とし、加工食品の調味目的で使用されるものですが、分類上は「食品」で、食品添加物ではありません。「たんぱく加水分解物」は、「加水分解」という比較的単純な加工で製造されているからだそうです。
そのため、たんぱく加水分解物が入っているものであっても「無添加」と表示できます

たんぱく加水分解の製造方法は?

このアミノ酸たんぱく加水分解の製造方法としては、大きく分けて2つ方法があるようです。

1.塩酸を使用して加水分解する
2.プロテアーゼ等の酵素を使って分解する。

上記1.の塩酸を使用する方法です。
つまり天然由来(0)+科学的な添加物(1)=無添加(0)と表示できます。

塩酸というと胃液に含まれており、私たちが食べたたんぱく質が消化に使われています。分解が終わった後の塩酸はアルカリで中和し、食塩のかたちで除去します。

胃酸に含有される塩酸は体内に存在しているわけではなく、胃壁から別々に分泌された水素イオン (H+) と塩化物イオン (Cl-) が胃内部で混ざって合成されます。

たんぱく加水分解物の効果は?

効果は大きく分けて3点あります。

1.伝統由来の製造方法に比べて簡単に時間を短縮できます。
2.製造時間が短縮でき生産性が高いということはコストダウンできます。
3.味が強調されるので消費者に強いコクのインパクトを与えることができるため調味料としてかなり広く使用されています。

企業の大きな目的の一つは利益の拡大ですから、食品メーカーが生産性高く低コストでインパクトのある味付けになり、”添加物”のカテゴリーに入らないのですから、採用するのもうなづけます。

たんぱく加水分解物に関する安全性の議論

まず最初にお伝えしなければならないのは、FAO(国際連合食糧農業機関)/WHO(世界保健機構)による食品添加物専門会議で国際的な規格(コーデックス規格)が設けられており安全性が確立されているということです。
その前提がありつつも懐疑的な方もいらっしゃいます。

1.酸化によって加水分解することによって健康に悪影響を及ぼす異物が含有されてる

酸分解法の場合、原料の脂肪に由来するグリセリンと塩酸によって、クロロプロパノール類(3-モノクロロプロパン-1,2-ジオール(3-MCPD)、1,3-ジクロロプロパノール(1,3-DCP)など)が少量生成される場合があります。クロロプロパノール類は製造工程中に変異原性の恐れがある

不純物

です。このクロロプロパノール類関する”農林水産省”Webを”そのまま"引用します。

"食品を通じてクロロプロパノール類やその関連物質を摂ると、その量によっては健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
国際的なリスク評価機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)は、評価の結果、乳児用調製乳中の3-MCPD及び3-MCPD脂肪酸エステル類の濃度、油脂中のグリシドール脂肪酸エステル類の濃度を下げるための努力が必要であると結論しました。 農林水産省による食品中のクロロプロパノール類やその関連物質の低減に関する取組については、こちらをご覧ください。”

リンクを貼った農林水産省の記事によるとマウスを使った2年間の動物実験ではマウスから発がん物資は確認できなかったとの記述があります。

動物と人との違いや個人差等を考慮し、人が一生涯にわたって毎日摂っても健康への悪影響がないと推定される一日あたりの量(PMTDI)を、3-MCPDと3-MCPD脂肪酸エステル類注2をあわせて4 μg/kg 体重と設定されているようです。

この4μgというのは0.000004gかな!? そうすると体重70kgの人だと1日辺り0.00028gですね。
実際に普通にコンビニ等やファーストフードを食べ続けると、1食当たりどの程度摂取するのか表示で公開して欲しいところです。

さらに分解が終わった後の塩酸はアルカリで中和し、食塩のかたちで除去されますが、一部微量ですが残留しているのではないかと言う見解もあるようです。

このような”たんぱく加水分解物”ですが、原材料の表示義務では
「含有量の多い順に表示しなければならない」
のですが上位にある場合が散見されます。

たんぱく加水分解物



我々人間は平均寿命85年とすると、30年、40年、50年と摂取するとどのような結果が出るのかは恐らく誰も分からないので、最終的には未来の結果が証明してくれると思います。

あとお店で購入する加工食品には表示されていますので、レストランや居酒屋等の料理を食べる場合にはどのような原料がどの程度使用されているのか分からないので、それも不安要素と言えば不安要素ですね。

2.味覚の変化

2.1.味蕾機能の劣化の可能性
赤ちゃんに離乳食を食べさせる時は、何も味付けせずスタートします。
 舌には味を感じるための「味蕾」があり、赤ちゃんの時が人生で最も味蕾が多く大人になるにつれ減少します。しかし、味の濃いもの摂取が常体化すると味蕾機能の劣化の可能性があります。

2.2.内臓への負担
味が濃いと腎臓への負担が大きくなり、消化するための内臓に負担をかけます

2.3.生活習慣病リスク
濃い味付けのものに慣れてしまうと、自然由来の薄味に物足りなくなり、その他の糖分や塩分を多く摂取したくなり高カロリー食生活になり、生活習慣病の原因になる可能性があります。

たんぱく加水分解物は街に溢れている

コンビニエンスストアやスーパーマーケットで加工食品コーナーに行って商品の裏面を見てみましょう。たんぱく加水分解物やアミノ酸が使用されていない商品を探すのは困難を極めます。
私もマルシェやECサイト「海・山・畑からのおくりもの」を運営していますが、たんぱく加水分解物やアミノ酸が使われていない商品を仕入れようと思ってもなかなか見つけにくいのが現状です。

では方法は?

ここまで”たんぱく加水分解物”について書いてきましたが、では一体どうするのが良いかというのはあくまでご、法律上は合法ですし、安全性もあると一応見解がでているので、ご自分の判断に委ねることになります。

こんな”たんぱく加水分解物”や”アミノ酸”を気にしていられるか!美味しければ良いのだ!というのも一つの選択です。

また心配して摂らないと挑戦しても、日々の生活でコンビニや外食を0にすることは不可能でしょう。

友達に「今日飲みに行く?」って誘われた時に
「”たんぱく加水分解物”や”アミノ酸”がどのくらい使われているか分からないので、今日は止めておくよ」

とか

「私は水だけにする」
って言ったら「変な奴だ」とか「付き合いが悪い」と友人なくしそうです。

ただし、私の扱う食材などでも欧州等への海外輸出を試みておりまして、一部の国では”たんぱく”加水分解物”や”アミノ酸”の含有されている食品の輸入を制限している欧州の国があります。

加工食品や調味料を買う時はなるべく”加水分解物”やアミノ酸”の少ない原材料の加工食品を選ぶのも一案だと思います。
また、1週間に1回とか、難しければ1月に数回だけでも自炊し、”加水分解物”や”アミノ酸”の入っていないなるべく薄味の食事をするのも一案だと思います。

今日はこのサイトを参考に作成しました。

日本生活協同組合連合会HP


日本アミノ酸液工業会
https://www.aminosaneki.gr.jp/about.html

ヤクルト中央研究所
https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_5448.php

裏を見よう(原材料名)/仙台主婦デージーBooの食品アルバム
https://daisy-sendai.com/archives/3722

選りすぐり館
https://erisugurikan.co.jp/html/page83.html

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き良い週末をお過ごしください!

未来志プロデューサー きむきむ
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