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神社で見つけた心に残る言葉

こんばんは。
今日も数ある投稿から私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。今日は1900文字弱となります。

11月半ばとなり東京では、10月の真冬かと思われる寒さも一服し、昼間は長袖のTシャツでも過ごせそうな暖かい小春日和の日が増えています。
また、昼夜の寒暖の差が大きいせいか、木の葉も徐々に紅葉してきました。
お出掛けにピッタリの季節ですね!

私は子供の送り迎えや生活圏に神社が多くあります。気候が良いこともあり、足を運ぶ機会が増えました。今日もまた神社のチラシに置いてあった素敵な言葉をご紹介したいと思います。

上手は下手の手本
下手は上手の手本なりと
工夫すべし

「人のふり見て我が振り直せ」の格言がありますが、「下手にも得意な芸があり、上手に及ばない芸もある」と言います。優れた役者になるためには、常に慢心せず謙虚な心で他者から学ぶ芸などに対するたゆまぬ工夫が必要である

という意味だそうです。東京都神社庁のHPにオリジナルのデータがあります。

誰の言葉か?

この言葉は世阿弥ぜあみの著書「風姿花伝ふうかしでん」からだそうです。この「風姿花伝」は世阿弥の現存する二十一種の伝書のうちの最古のものだそうです。
観阿弥かんあみの教訓を受け、能に関して、修業、演出等の心得、歴史、本質等について述べているそうです。能の生命たる「花」への考察が有名だそうです。※以下、URLから参照しております。

世阿弥は歴史的にも有名なので皆様ご存知かと思いますが、室町時代初期の大和猿楽 やまとさるがくの猿楽師です。

猿楽?

猿楽と言われてもピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
現在の「能」は江戸中期までは「猿楽」と呼ばれていたそうです。狂言とともに能楽と呼ばれるようになったのは明治時代以降だそうです。
私、勉強不足で「猿楽」ってなんだっけ?ひょっとして「えんがく」って読む?って調べてしまいました。無知はダメですね💦

室町時代の芸能プロデューサー?

そんな古人なんて興味ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とビジネスマンの中でも注目されているようです。というのは、世阿弥は今でいえば、「観世座かんぜざ」という劇団のオーナー兼プロデューサーでもあり、劇団の存続のためにはどうしたらいいかを考え抜いていたそうです。

それは役者の修行方法から始まり、いかにライバル劇団に勝ち、観客の興味をひくにはどうすべきかなど、後継者に託す具体的なアドバイスを記したものが、世阿弥の伝書だそうです。いわば、芸術のための芸術論というよりは、生存競争の厳しい芸能社会を勝ち抜くための戦術書ともいえるみたいです。
「能」で、「観客」から良い「評価」を取るかというはある意味ビジネスなので、換言するとビジネスパーソンへのメッセージになるそうです。

世阿弥は、観客との関係、人気との関係、組織との関係など、すべては「関係的」であり、変化してやまないものと考え、その中でどのように己の芸を全うするか、ということを中心に説いているそうです。

珠玉の世阿弥の言葉は以下のリンクで書くにすることができます。「秘すれば花」と言った有名な言葉も世阿弥の言葉なんですね♪

ちょっと言葉ではなく世阿弥に焦点を当てすぎてしまいましたが、この言葉に戻りましょう。

まあ、物事でも何でも「完璧」だと思っていたり、全てを分かったつもりでいることもあるかと思いますが、人間は誰でも

「不完全な存在」

だと思います。成年後見人を最近やっていると特にそう痛感します。人は一人で生きていくこともできません。常に他人を師と思い
自分が困っている時は「助けて」ともSOSを出して力を借りると共に、歴史小説家吉川英治の言葉ではありませんが「我以外皆師」として謙虚に学びながら生きていく事は大切だと感じました。

今日はちょっと私にとって記念すべき投稿だったのですが、それについてはまた別途、投稿したいと思います。今日はなんかいつも以上に切った貼ったの投稿で申し訳ありません。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日のサムネイルはAdobeStockから能にちなんで「能舞台」の写真を
使わせていただきました。ありがとうございます!

また次回の記事で会いましょう!
明日も皆様にとって良い一日でありますように

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