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20歳になって急に人生が倍速になった

現在20歳、大学3年生。20歳になった途端、何だか急に時間が倍速で進んでいるような気がするのは私だけ?それとも人生の先輩の皆さんも同じように感じて大人になっていたのでしょうか。

2年前に高校を卒業したばかりなのに、2年後には社会人になっている。

このことが、もう私には意味がわからない。

高校生の時は、自分の進路とそれに伴う勉強、部活、放課後の遊び、そんなこんなで3年が過ぎていった。みんなそうだったと思う。成績が良ければ褒められて、悪ければ呼び出されて。極論、それだけの世界だった。あとは校則を守るとかそのくらい。

「私の人生これからだ!」そんな明るい気持ちで第一志望だった大学に入学した。期待でいっぱいだったことを昨日のことのように鮮明に覚えている。

あの時は、そんな自分目線での希望しかなかった。

でも2年たって今になってわかる。

高校から大学、私たちは急に世間に解き放たれる。

希望も何もない。ただその事実だけ。その事実を上手く活かせる人にだけ希望があるだけだったのだと思う。

「志望校」「偏差値」「A判定」「順位」ずっとずーーーっとその数字や記号とともに生きることを強要されてきたのに、高校生が終わった瞬間にその数字は周りから姿を消す。何を基準にして生きていけばいいのかまるでわからない。

今まで、それなりの成績をとって、それなりに校則を守って、それなりに先生に信頼されていて。バカみたいな話も真面目な話もできる友達もいて、土日を捧げられる趣味だってある。ただそれだけで楽しく生きていけていたのに、大学生になった途端、それが突然全部ゼロにされて、目の前にあるのはコールを振りまくる飲みサーか意識高い系がひしめく学生団体。極論だけど、本当にそのくらい急に変わる。

大学で意識を高く保ち続けることができなかった自分に怒りをぶつけるべきなのか、それともこの教育システムに怒りをぶつけるべきなのか。

よくわからないまま、そんな葛藤を抱えたまま、どこかで何かが変わる可能性を信じたまま、ついに3年生になってしまった。

急に就活が始まった。え?この前入学したんだけどな?

大きく自分から動き出さなかった自分が悪いのもわかっている。でも、それにしても、早い。急に早い。まだ世間に解き放たれてこの世間に順応しようと必死なんですけど!!そう叫びたいけど、誰も待ってくれない。

そんな中で頑張って生きていくことが大人になるということなのか。

人生長い目で見たら20代なんて超序盤なのに、ここまでで重要なライフイベント多過ぎない?!もうちょいばらけさせても良くない?!こいつ文句しか言わないなと思われそうだけど、それでもいい。そんなことも感じている。

モラトリアムの凝縮度が急にえぐいとでも言えば伝わるのか。

この悩みこそが大人になるということなのか。

この感じ方は、誰かに共感してもらえるのだろうか。

とにかく時間が進むのが急に早い。

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