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IDx | IDL magazine

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多様な背景を持つIDLメンバー(=IDLists)が、国内外のデザイントレンドや、仕事や生活するうえで日々感じているちょっとした「問い」や「気づき」を、わかりやすいストーリーとと…
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2022年9月の記事一覧

企業にとってのフィールドの意味

企業にとってのフィールドの意味

価値を探り、生み出すためのフレームワーク前の記事では、これまで僕自身が取り組んできたソシエタルデザインについて、さわりとなる考え方を書いた。
それは社会と企業、生活者とをつなぎ、新たな価値を生むデザインのこと。
リビングラボをはじめ、さまざまな共創の取り組み・しくみが生まれている。

これらのプロジェクトが生まれる前段に、価値探索フェーズがある。
課題や価値の源泉は、所与のテーマや固有の産業だけと

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2022年夏の近況と、「ソシエタルデザイン」ことはじめ

2022年夏の近況と、「ソシエタルデザイン」ことはじめ

ようやく実現した〈ギャザリング〉先日、7月末の暑い日、京都市内でイベントを開催した。
コロナ禍を経て、本当に……3年ぶり?
直近のオフラインのトークイベント開催や登壇がすぐには思い出せないほど久々すぎて、隔世の感が否めない。

会場が隣接していたこともあって、これまで「不要不急」でなかなかお会いできなかった方が、次々と京都オフィスを訪れてくれた。ついにイベントの当日は、ゲストのご訪問で予定が埋まっ

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2つのローカルを行き来して考えた“わざわざ行き、デザインする”価値

2つのローカルを行き来して考えた“わざわざ行き、デザインする”価値

IDL [INFOBAHN DESING LAB.]のデザインストラテジストの山下です。
2021年夏から、京都府北部の海沿いのまち・京丹後市での「自然あふれるビジネスモデル事業」に取り組んでいます。そのために京都市内と京丹後市を行き来するなかで、「場に行き、デザインする価値とは何なのか」を考えるようになりました。

行政や地域の方々と仕事をするうえで、そのまちを直接見て肌で感じ、人と出会い、個々

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