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ICTを活用する上で大切にしていること

おはようございます!暑い日が続きますが、皆さんは熱中症にはなっていませんか?自分は暑さからなのか、胃腸の調子が悪いです(汗)
しかし、今日は卒業生の進路先に訪問なので、とっても楽しみです!!学校で活用していた視線入力装置が進路先でも活用しているとのことなので、勉強してきたいと思います! 今日は、学校でICT機器を活用する上で大切にしていることを紹介していきたいと思います。


1. ICT機器ありきで支援を考えない。

 ICTを使うことことを目的に授業の内容や支援方法を決めないようにしています。それぞれの教育目標や学習目標を達成するための手段としてICTを適切に活用してます。 ICT機器を使うよりも具体物の方が有効という場合もありますので、あくまでも児童生徒の実態に合わせて活用するということを大切にしています。

2. 児童生徒の実態や目標にあった機器を選ぶ。

 例えば、体の動きに制限があるが、視線で選ぶことができる。という児童生徒がいる場合は、注視や追視する力を伸ばすために視線入力装置の活用を進めます。しかし、指先を動かす練習をさせたいということであれば、同時にiPadの活用も進めています。 つまり、1つの機器に決めてしまうのではなく、本人が使い分けられるように目標に合わせて色々な機器を試すことを大切にしています。 私たちもスマホとパソコン、iPadなどを使い分けているのと同じだと考えています。

3. ストレスを与えないように機器を設定する。

 ストレスを与えないように本人の体の動きやこだわりなどに合わせて、アクセシビリティの設定をするようにしています。 例えば、iPadを指一本で動かすことが難しい場合は、アクセスガイドをかけることで、どんな触り方をしてもアプリが終了しないようにすることができます。また、無料のアプリだと画面の隅に広告がありますよね?これを触ってしまい、何回もアプリを開きなおしたりすることがありませんか?これもアクセスガイドで無効化することができます。(こちらのやり方はInstagramのリールに上がっていますので、ぜひ見てください!) このように設定をしてあげることで、児童生徒にストレスを与えることなく、自分の力だけでiPadを操作できた!と実感させることができます。

4.初めて触る時は本人が興味がありそうなアプリ・教材を選ぶ。  

 「できた!」「楽しい!」と思ってもらえることがやっぱり学習で一番大切だと考えています。そこで、本人の好きな音がなるアプリや好きな動物が出てくる本のアプリなどを使うようにしています。「画面に触れると自分の好きなことが起こる!」と因果関係がつながると、「次は何が起こるんだろう?」と興味を持って学習に取り組んでくれます!

まとめ


・実態把握を行い、目標や目的を明確にしてから機器を選ぶ。
・機器ありきで授業内容を考えないようにする。
・目標や目的に合わせて機器を選んでいく。
・児童生徒が機器を使うときに無駄なストレスを与えないように、アクセシビリティをかける。
・児童生徒の好きなことから学習をスタートさせる。

以上が、ICT機器を活用する上で大切にしていることでした。一人一台端末が進み、保護者からも機器を活用できるように求められるようになっていますが、まずは児童生徒の実態把握をきちんと行い、目標や目的をたてたうえで、どう使うのが効果的か考えていきましょう!
インスタグラムの方では、授業の中で実際に使っているアプリの紹介をしています。ぜひ見てください!また、何か質問等がありましたら、ぜひコメント、メッセージ気軽に送ってください。

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