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コロナウイルスでどこの国が1番影響を受けるのか

これまでいくつかの新型コロナウイルスへの記事を書いてきましたが、今日はタイトルの通り1番影響を受ける国はどこなのかをまとめていきたいと思います。


では早速…


中国の輸出総額は2013年時点ですが世界最大を誇っていました。

しかし、今回このようなことが起きた1~2月は前年同期比”-17%”(約31兆円)の赤字となりました。この時期の赤字は2016年以来4年ぶりのことです。

理由としては新型コロナウイルスが出てからすぐ工場を停止したことです。

輸出から輸入を差し引いた貿易収支は”71億円”の赤字でした。

ちなみに輸入はと言いますと、”-4%”減で食い止められました。春節前に大量に輸入をしたことで結果的にこのくらいで済んだのかなという印象です。


なぜこんなに新型コロナウイルスが拡散されてしまったのか

上の疑問を解決するためには武漢がどういった場所なのかを知らなければなりません。

武漢とは、中国”湖北省”で長江中流域に位置しています。そのため、世界最大の水力発電ダムがあります。

また、最も自動車組み立て工場が集積している工業の街です。(主に自動車メーカーやパーツメーカー)

武漢は上海、北京、広州、重慶がそれぞれ100キロ圏内に位置し飛行機で1.5~2時間で移動できます。そのために、ウイルスの拡大も早くなったのだと思います。


じゃあどこの国が1番影響を受けるの?

まず第一に、中国の工場がストップしたことで中国からの輸入が多い国が挙げられます。

それは、香港です。

中国は香港への輸出が最大です。(全体の17%を香港へ輸出している)

香港は中国からの”輸入”だけでなく中国人観光客が最も多い国でもあるためインバウンド面でも大損害を受けています。


他にもアメリカは中国全土のApple storeが閉鎖されたため大きな赤字になる見込みだと発表しています。


まとめ

僕が調べた中では香港が1番影響を受ける国だと感じました。

しかし、この時期に旅行をできなかった中国の富裕層がお金を未だあまり使えていないと考えると、事態が収束すれば必ず各国のインバウンド面は復活していくと思います。

しかし、今回のことで将来的に大きな痛手を受けるのは中国なのかもしれません。

例えば、iPhoneはアメリカのものなのに中国で生産されていますがその理由は人件費の安さだけではありません。

アメリカで生産しようとすれば、約9000人のエンジニアが必要となり集めるだけでも大変です。しかし中国なら人集めに時間がかかりません。こういった良い面が中国の経済発展を支えてきましたが2020年にその動きを変える計画がAppleはあります。


中国からインドへ


今年からiPhoneの生産国をインドへ移そうとする動きがあるそうです。理由として人口が中国と同じく多いことや、スマホの市場規模が世界3位と高いことです。また時差の問題をインドは解決してくれるのも特徴だと思います。(アメリカとインドは時差が約12時間で連続で作業ができる)


日本の企業も中国を撤退し日本に戻る動きがあるなかでの新型コロナウイルス。今回のことで中国を撤退し新たな国に工場を置く企業が増えることになると思います。

”世界の工場”が変わる日がくるかもしれないです。



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