神様のいない世界のはしっこで
迂遠な自傷行為をやめた。
端的に言うと、救いのない物語を書くことをやめた。
物心ついた時から、物語を作ることが好きだった。
最初はチラシの裏。そして100均で買ったノート。脳内に思い浮かんだ光景を、出来事を、徒然なるままに書きなぐっていった。そうすることが、私の救いだった。私以外誰も知らない世界が、人間が、人生が、私にとって唯一無二の救済だった。
神様を信じていなかった。今でこそ、神様を信じる人のためには神様がいてほしいと願っているけれど、それでもやっぱり、私の世界には神