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リワーク日記65 だんだん仕事の負荷がかかってストレスを感じるようになってきました。

前回までの記事でお伝えしてきた通り、私の担当業務がひとつ決まりまして、日々そのミッションに向き合っています。

2年前の今ごろはメンタル状態の悪化が進行しているところでした。最後の仕事の記憶が最悪のメンタル状態だったこともあり、実際に仕事をするのはやはり少し身構えてしまう部分はあります。ですが、それなりにこなせている気はしています。

もちろん、毎日新たな課題が発生し新たな対処法を習得しなければならないわけですが、まだまだ不慣れなせいでひとつひとつの作業にいちいち時間がかかるのは若干のストレスではあります。慣れていけばもっと短時間でスムーズに仕事を進めていけるでしょうが、あのガス欠&パンク&走行不能状態からこの再出発までたった2年で来られたのですから、非常に順調と言えます。いやいや、本当に凄いことだと自分でも思います。はっきり言って、仕事ができるとかできないとかどうでもいいくらいです。毎日通勤してお仕事をしているというだけで素晴らしすぎることです。

それはそうと、他にも仕事をする上ではどうしても避けられない他者との意見の不一致や葛藤も出てきました。少しイラっとくる余計な一言などもありました。

単に質問しただけなのに、あたかも無責任な手抜きを提案したかのような扱いで物凄い剣幕で捲し立てられたり。え?聞いただけなのに?ダメならダメって普通に言えないものでしょうか。

それから、私の感覚ではその作業は貴方の仕事であって、なぜ私にやらせようとするのかが分からないという場面もあったり。新参者だから軽く扱っているのか、それともその方が怠惰なだけか。どちらにせよ、ご自身でやればマシだったでしょうに、私にやらせたせいで余計にその方にとっては嫌な方向に話がまとまってしまったわけですから、最終的には世の中うまくできているものです。

そんな感じで、まさにリワークで訓練を重ねたストレス対処法の実践が必要な場面に晒される日々です。ここでもう一度復習しておいても良いかもしれないですね。

とりあえずは、自他境界線をしっかりと意識し、自分でコントロールできないことに執着せず、自分のやるべきことに集中して、自分を大事にすることを心がけています。お家に帰ったらお風呂でゆっくりリラックスしてきちんと気分を切り替えることを疎かにしないというのも大事です。オンとオフの境目が曖昧になると、常に緊張状態が続いて消耗してしまいます。これも私がメンタル不調に陥った一因ですからとても大切です。

やはりリワークのおかげで休職前よりもずっと良い方向で対処できていると自分でも思います。どう受け止めたり受け流せば良いか分からず大きく動揺することも少なくなりましたし、後々まで引きずることもありませんし、嫌だと思ったことなど自分の気持ちを誤魔化さず認めて処理できています。

それに無駄に焦らなくなったのも大きいです。休職前は「早くやらなきゃ」と焦ってばかりでしたが、休職とリワークを経て、スピードを競うような土俵では闘わないと決めて苦手な「迅速対応」を私は放棄しましたので、仕事にスピード感などという焦りの素がなくなって気が楽です。結局のところ、焦って急いでも逆にスピードを放棄しても、どうせ私の仕事の速度は大して変わらず低速なままなのです。スピードは私の強みではないのですから、焦るだけ無駄で不健康なのです。

しかしながら、毎日疲れてとにかく眠いです。本当に。休日にはこれでもかと言うほど寝ています。幸い、12時間以上寝て昼過ぎに目が覚めても、さほど「時間を無駄にしてしまった」とがっくりしてしまうことはありません。ゆっくり体を休めることができて良かったと思えていますので、これからも休日のルーズな睡眠を楽しみたいです。

さて、私の新天地の実務をこなし始めて分かってきたことですが、部署と部署の距離が遠いですね。まあ、よくある風景ではありますし、そんな空気は何となく入社直後から感じてはいましたが。残念なことに、案件が進行したと思っても他部署との連携と擦り合わせが不足しているせいで、後からやり直しが大量に発生するなどの二度手間が頻発する構造になっています。結果、時間的余裕が奪われて急ぎの仕事で埋め尽くされ、慢性的な自転車操業になっているケースも見られます。それを防ぐのは「個人のスキル」の問題としか考えていない辺りは発想の転換が必要だと思っています。それ、事前の情報共有と擦り合わせで避けられる問題ですよね?って話ですから。

例の私の上司さんも忙しすぎて業務が溢れ出しているので、よく人員増を主張していますが、闇雲に人海戦術で対応しようとしても業務の多さは解消しないでしょう。部署間を繋ぐ接着機能を付加したり、業務の動線を邪魔しないシステムの作りにするとか、システムにあと一つ項目を加えるだけで作業の手間が減るものもありますし、仕事の流れがスムーズになるような業務の細分化と分担の仕方を考えるといった発想も不足しています。

外から来た私には改善の余地がたくさん見えますが、ずっと内部にいた人たちにはそれが当たり前で唯一のやり方で、他のやり方があると思いもせず、ずっとイライラしていたりもしています。そのイライラのせいで八つ当たり気味の貰い事故が発生することもあります。ストレスは伝播します。そしてそのイライラの原因は個人の業務スキルの低さではなく、仕組みが生み出していると気がついた方が楽ですし対策も具体的で実践的です。無用なストレス源は、根性論やスキルアップや無根拠なポジティブシンキングではなく、仕組みや構造の改良で解消すべきものです。そのうちこれも発信していきたいです。

そういうわけで、とりあえずストレスが本格的にかかるようになってきましたが、冷静にその原因分析を行うことができています。とても順調ですね。そしてその仕事のストレスを1人で抱え込むことなく、情報や問題をオープンにしながら仕事を進めるようにして、個人でなくチームでの対処を心掛けることで負担感を分散しています。

これからもどんどんストレスがかかってくるでしょうが、仕事第一ではなく自分の健康第一でやっていきたいです。ひとつひとつ丁寧に問題をさばいていきたいです。

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