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どっちで思い込むか。


私はSNSが大の苦手だ。

そのことを友人に伝えると「そうは思えない」と言われるのだ。

2020年からフリーランスになったきっかけに、インスタグラムでもはじめようかと思ったものの、ビジネスに軸足を置きたいのか自分の世界観を大事にしたいのか、どっちつかずなフラフラなアカウントになってしまった。

あまりの迷走ぶりにアドバイスが欲しくてSNSを使いこなしている友人にこっそりとアカウントを伝えた。

その場で爆笑をいただき「そんなんやったっけ?」という根本否定のようなお言葉をいただく。

その時の自分の言葉がこうだった。
「だから言ったやん~、SNSできないって。」

“SNSできない”と最初に言っておくことによって「言ったとおりでしょ?」的な守りがそこで生まれる。

「全然勉強してないからテスト厳しい」
「私の頭で○○大学なんて絶対無理」
「もうこの年齢で○○するのは難しい」

聞き慣れたこの感じで、色んな人が自分を守ることを身に付けて年齢を重ねてきているように思う。

「そういう見せ方はやったことがないので、、、」
「○○案件もあって忙しいので良いものができるかわかりませんが、、、」

この枕ことば自体の良し悪しではなく、枕ことばを付ける癖がついていて、それが“時に”自分のプライドを守るために使っていることがあるのではないか。

そして「ほら~だから言ったやん~」の登場回数は人の性格によって大きく異なると思うし、結果として人生の質が変わっているように感じる。


そういったセリフを使うような、チャレンジングな体験をなくしていく方向で舵を切る人もいれば、一方で、常にチャレンジングな体験を求めていく人もいる。

つまりは“自己効力感”や“自己肯定感”と言われるやつ。

私が“SNSできない”と言い続ける事と、“SNSできる”と言い続ける事では、その先に自分がやることが変わっていくように感じる。

実際のところ、私とSNSの関係は『ビジネスに軸足を置きたいのか自分の世界観を大事にしたいのか、誰に何を表現したいのかが決まっていない』という事実があるだけで、そういう自分をどのように銘打ったって良いわけである。

個人的にはそれを「自分をだます」という言い方をしてみたのだが、
ところで「自分をだます」の反対語は何だろう?

「自分に正直に」

あ、結局それが一番だね!ということになる。


ただ「自分をだます」というと大袈裟だけれど、
「どっちで思い込むか」というのは案外連れてくる未来が大きく変わるんじゃないかと思う。

個人的には「自分に正直に」をベースにしながらも
時に「自分をだます」ことも楽しみたいと思っている。



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