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めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第八十四話 疑惑1000% 響子のスキャンダルナイト

アニメおすすめ度 ★★★★★+★

前回から引き続き、三鷹の巧妙な手立てで夜の街を共に過ごすこととなる響子。
マンガ版があまりに巧妙なので、極力マンガ版をそのままアニメにして欲しい一話なのですが・・・。
本当にマンガ版通りの物語運び!!画的にも最高!!声優さんの演技も5億点!!
めぞん一刻前話の中でも屈指の面白さですよ、これ!!

さて、マンガ版では2話に別れていたこの物語。
ちょうどCMを挟んでこの2話が各々描かれるわけなのです。
なので前半と後半で話のノリも全然違えば見所も違う。
分けて書いていきましょ。

まずは前半。
響子に改めて交際を申し込む三鷹。
いままで回答を曖昧にし、今になってそれを足蹴にすることに抵抗を感じる響子。
カットの割り方と一個一個の描写がめっちゃ良い!!
特に今回大事になってくる響子の表情、すっごい!!
響子が泣き始め、下げていた顔を上げるところとかここだけでウルッときます。
あと帰り際のタクシーで俯く響子もいい表情、かつそこに当たるトンネル内特有の光の当たり方も最高!
あのシーン、わざわざ「トンネルの中」って決めた人、天才だと思う!

さらに細かいことを言うと、ホテルのルームキーを投げて持ち帰る三鷹、あそこわざわざ描くのも良い!
全然あそこの描写、なくても不自然がないわけなのですが。
あれ、三鷹やりそう!って感じがよくでているわけです。
マンガ版ではあの動き、ないわけなんですがね。

で、後半。
深夜に帰ってきた響子が何をしていたか気になって仕方がない裕作。
信じてもらえないことにモヤモヤしたり、それでも申し訳なさを感じたりな響子。
ここは声優さんの演技が見所かと!
非常に絶妙な感情のモヤモヤが非常に出ているな、と思いつつ。
一番好きなのはやっぱり最後かな。
お互いが太郎を介してお互いに嫌味を言い合うシーン。
マンガ版ではシレッと出てくる落ちの一コマながら非常に力の入った演技がここで出てくる。
嫌味っぽさと子供に語りかける感じのバランス感が最高!
このシーンの後にお互いが照れるシーンが入っているのもナイス采配!!と思う次第なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

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