あしたのジョー２ アニメ✖️マンガ比較 第三十七話 野生児その名は・・・ハリマオ
アニメおすすめ度 ★★★★☆
前回急遽決まったタイトルマッチ、マレーシアのハリマオとの一戦が決まったジョー。
しかしながらホセとの試合しか見えていないジョーにとってこれは全く身の入らない一戦。
ホセとの試合をする権利を得たこのタイミングで格下、それも東洋第９位との試合、そりゃ気合もはいらないのもよくわかるわね・・・。
そんな中でいかにジョーがいかにこの試合に身が入るか、といったところが今回の一話なのです。
マンガ版ではこのくだり、間にハリマオと別のボクサーの一戦が入るなどしてそこそこに長いのですが。
アニメ版では一話に凝縮、この中でジョーの感情を変化させると同時にハリマオの実力を見せていきます。
マンガ版では空港で鉢合わせるジョーとハリマオ。
アニメ版は急遽丹下拳闘クラブに訪れる演出に変更。
起こる事件はさほど変化していないのですが、ここで描かれるジョーは少しマンガ版とは違います。
急遽襲いかかってきたハリマオに対し、マンガ版ではすぐに喧嘩腰になるジョー。
アニメ版だとあくまで大人な対応をとります。
ハリマオに不意をつかれて殴られても拳を治める。
しかしそれを見て不自然を感じるのは周りの方。
白木には「あなたらしくないわ」と言われ、ドヤ街の子供たちは「ジョー兄ぃ、僕、悔しいのです・・・！！」と詰め寄られる。
そんなまわりの目から、大人らしく落ち着いた行動をすることを止めるジョー。
最後には一言「試合開始のゴングがなったらやめろと言われてもとことんまで行くぜ」。
ハリマオとの試合に本気を出すことの決意し、周囲が期待するジョーのあり方に戻ることを決意する。
そんな物語なのでした。
ここまでの物語についてはこちら。
脚本 篠崎好
コンテ さきまくら
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