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あしたのジョー2 アニメ✖️マンガ比較 第四十五話

アニメおすすめ度 ★★★★☆

ついに迎えたジョーVSキングオブキング、ホセ。
試合状況が二転三転とするこの試合はアニメにして三話に分けて語られます。
その一話目が今回、その中で描かれるのはチャンピオンホセに圧倒されるジョー。
そして、そんな一方的試合展開の中でジョーのパンチがついにホセをとらえるようになっていくところなのです。

さて、序盤からラッシュをかけ、ホセに返り討ちにあうジョー。
マンガ版では特にこの行動に出た理由が描かれず、身体がいつまでもつか分からないことを悟ったジョーの決死の覚悟なのか、と言った印象。
対してアニメ版ではこれに対するジョーの心境が独白で描かれる。
確かにそういう考え方もあったか!!確かにジョーらしい!!!と納得なわけなのです。
そしてそれが「作戦」ではない、ってのもいいよね、ジョーらしくて。

しかし、このジョーの気迫も虚しく一方的に追い詰められていくジョー。
その中、ジョーのパンチがホセに届きはじめ、ホセに確実にダメージを与え始める。
それが今回最大の見所なわけなのですが・・・。
ここが、なんと言っていいのか・・・。
この前後からこれまで頑なに日本語を話さなかったホセ、突如独白が日本語で入り始めるのです。
と、どうしてもそっちに気がとられてしまってジョーが形勢逆転していく様があまり頭に入ってこない・・・。
どうしてもそっちに集中力が奪われてしまうのです。

あと、この部分でやや弱く感じてしまうのがジョーのパンチがホセに届いた理由。
右目が霞んで見えているが故、という理屈のはずが・・・。
その霞んでいるところが映像として描かれるところ、そんなに霞んでない気がしてしまう・・・。
映像的に霞んでいる、という状態に説得力がない・・・。
いや、結構見えてるやん、って映像にどうしても見える。
それ故なんでパンチが届くようになったのかがイマイチピンとこないというか・・・。
「なんとなく当たるようになった!!」みたいに見えてしまう感じが・・・。
もう少しオーバー目にそこは演出して欲しかったな、と思う次第なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 高屋敷英夫
コンテ さきまくら

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