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あしたのジョー2 アニメ✖️マンガ比較 第三十八話 意外な訪問者・・・ゴロマキ権藤

アニメおすすめ度 ★★★★★

あしたのジョーの話をするに当たり「ゴロマキ権藤が好き」っていう人は十中八九『2』を見ています。
僕の経験上だと100%見ています。
そう言い切れるほどの、あしたのジョー2でゴロマキ権藤は魅力的。
なんなんですあのいかしたナイスミドルは?ランバラルか??
そんなゴロマキ権藤、物語としてはこの瞬間のために用意されたようなキャラクターな訳で。
そんな権藤の立ち位置、それが喧嘩屋だった頃のジョーに程近い男。
人生の選択によっては辿り着いたかもしれない、もう一人の自分ということもできるわけです。

そんなゴロマキ権藤、登場の理由はハリマオ戦を前にした練習のため。
ジョーが喧嘩屋だった頃の勘を取り戻すために呼び出すわけです。
葉子の思惑通りにジョーは自らを昔のチンピラ時代に戻そうとしているわけなのです。
「喧嘩屋ジョーの名を取り戻してみせるぜ」
このセリフはアニメ版オリジナル。

で、数々のチンピラと殴り合いをした後に権藤との喧嘩をすることとなるジョー。
マンガ版の動きをきっちりトレースしたここの喧嘩、非常に良い。
動きに合わせて巧みにカットが割られ、その中にセリフも綺麗におさまっている。
いかしたシーンなわけですよ。
そして最後には「少々おとろえたのとちがいますかね」と言い残して去っていく。
その言葉がジョーに火をつけるわけです。

その後、権藤が再度登場し、ジョーに「さっきの言葉取り消しますよ」というシーン。
ここはアニメ版オリジナルなわけです。
物語としてはなくてもなのですが・・・あったほうが権藤が魅力的に見えていいよね、なんて思う次第なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 篠崎好
コンテ さきまくら

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