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ADHD当事者としての生き方:自己理解と戦略の探求

こんにちは。歪花です。
今回は今週のカウンセリング課題である「発達障害当事者として、どう生きるか」について、少し考えて、書いてみたいと思います。

今まで私がとってきた戦略は「距離をとる事」
人との関係性において、距離を取る事で摩擦を減らし、他者から、また自分自身からのストレスの軽減を図ってきました。

今は「もう一段階上の戦略」を心理士さんと共に探っています。
今回はそれについて考えている事を少しまとめてみます。



ADHD(注意欠陥多動性障害)は、個人の集中力や注意力、衝動性の制御に関する課題をもたらす神経発達障害です。ADHD当事者がより充実した生活を送るための戦略とアプローチに焦点を当てます。自己理解の重要性、日常生活への影響、学習や職場での課題、そしてADHD当事者が採用すべき戦略について考察します。


Ⅰ. 自己理解と受容

ADHD当事者が充実した生活を送るためには、まず自己理解と受容が不可欠です。自身の特性や個性を理解し、ADHDの症状が日常生活に与える影響を認識することが重要です。自己理解を深めるために、専門家の支援や情報の収集、自己観察を通じた自己分析などを活用することが有益です。

「自己理解」と「自己需要」
随分と難しい課題であり、定型発達の方でも難しい事なのに、発達障害者として生きる為には、これが出来て初めて「スタート地点に立つ前の準備の第一歩」が始まるような、そんな感じがしています…

ADHDは日常の「効率性」を悉く破壊します…
無くし物、忘れ物…
モノを壊す、こぼす…
また、コミュニケーションの深度や、会話の中でやりとりされる情報の量も定型発達の方々と差異があり、人を困らせたり、自分自身が困ったり…

心理士さん曰く「綺麗なADHD」である私…
言い換えれば「the発達障害」な私…

自己嫌悪に付き纏われて生きてきた人生。
得意な事もあるけれど、社会との間で「得意な範疇」を突出させて生き続けるのは難しく、常に強い不安感に襲われています。

Ⅱ. 日常生活への影響と課題

ADHDは日常生活のさまざまな側面に影響を及ぼします。時間管理や組織能力の欠如、注意散漫、衝動性の制御の難しさなどが挙げられます。これらの課題に直面したとき、ADHD当事者はストレスや挫折感を経験する可能性があります。重要なのは、これらの課題を冷静に受け止め、前向きなアプローチを見つけることです。

私の日常を一言で表現するなら「滑稽」
間抜けで、おっちょこちょい。
非効率で、余裕がなく、疲弊を自ら鋳造してばかりの日々を過ごしています。

とある日は「家を出る」という一動作に2時間を要した事さえあります…

時間管理、特に「期限」への対応は大の苦手…
子供の頃の夏休みの宿題は勿論の事、お金があっても支払いが遅れたり、提出までに1週間余裕を持って仕上げた資料がいつの間にか、先方から催促を貰う状況に陥ったり、友人の誕生日にプレゼントを届ける事にも苦戦してしまいます…

組織管理は「自分と人とのペースの違いへの配慮」と「委託」が下手くそ…
私は過集中に陥りやすく、やると決めた事は、その場でガンガン進めてしまう…
周りは納期の中でキッチリ時間を割り振って行動出来るのに、私はいつもスタートダッシュ…
それもあってか「人に任せる事」が上手に出来ずに何でも自分で抱え込み、疲弊、パンク…

休職する前は「経営者」として働いていましたが、日々、へとへとになって、もがいて、人を活かしきれずに無駄に疲弊する日々が続いていました。

私は「不安」に弱すぎる…
だからこそ、バランス良く物事を進めたり、コミュニケーションを上手に行う事よりも、自分自身の不安感に駆られて暴走ばかり繰り返してきたような気がします。

それが私に不幸な事に「中途半端」な成功をもたらし、余計に、そこから抜け出せなくさせてきました…

無意識に自分の中の「不安」を加速させ「焦り」を誘発し、暴走したように動く…
私の人生は、それの繰り返しでした…

Ⅲ. 学習や職場における戦略

学習や職場において、ADHD当事者はさまざまな困難に直面することがあります。しかし、適切な戦略とアプローチを採用することで、成功を収めることができます。

①組織と計画:カレンダーやリスト、リマインダーなどのツールを活用し、タスクの優先順位を設定し、計画を立てることが重要です。
②集中力の向上:静かな環境での作業や時間を区切って作業するなど、自身の集中力を高めるための方法を見つけることが有益です。
③衝動性の管理:衝動的な行動に陥る前に、深呼吸やリラックス法を活用して冷静さを取り戻すことが重要です。
④サポートの活用:学習機関や職場のサポートシステムを利用することで、効果的な学習や仕事の進め方を見つけることができます。

①カレンダーを使って、リマインダーを仕掛ける事によって、ゴミ出しなどのアクションは多少できるようになってきました。
ただ、何かに過集中を起こしているような時は全くデジタル機器の通知が目に入らず、暴走を続けてしまうのが難点…

②何をするべきか、を一度頭の中で整理して取り組む事で、幾つかの作業を一定の時間の中で上手に扱える事もありますが、過集中、もしくは興味の分散が加速すると計画や時間割などが全く効果を失う事もしばしば…

③「行動の衝動性」の抑制は投薬治療、カウンセリングなども含めて、色々と制御を試みるものの、上手くいかず…外を歩けば、興味のある方へ引き寄せられ、誰かと一緒にいても逸れてしまう…家の中は散らかり放題で、様々な物事が中途半端になる日々を過ごしています…

④学習機関、医療機関、公的機関などのサポートを上手く活かせてはいないものの「助けて」の発信は少しずつ出来るようになってきました。これから、この部分はもっともっと伸ばしていけば、もう少しだけ生きやすくなるのではないか、と期待しています。

Ⅳ. プラスの側面の活用

ADHD当事者には、創造性や柔軟性などのプラスの側面も存在します。これらの特性を活用することで、自身の強みを最大限に生かすことができます。例えば、創造的な問題解決能力を活かすために、異なる視点やアイデアを追求することができます。また、柔軟性を活かして新しい状況に適応し、イノベーションを起こすことも可能です。

私は計画を立てるのが得意で
色々なジャンルの技能を掛け合わせる事が得意で
企画立案が得意で
運動が得意で
表現活動が好きで
デザインが好き。

製造業、建設業、流通業などでイノベーション、ソリューションという程の事でもないけれど、幾つかの課題をクリアする事を楽しんできました。

しかし、これらは周りのサポートや状況の合致が条件となる不安定なパフォーマンスなのが実情です…

まとめ

ADHD当事者としての生き方☟
①自己理解と受容。
②日常生活の課題に直面したときは、前向きなアプローチを見つけることが重要。
③学習や職場においては、適切な戦略とアプローチを採用する。
④プラスの側面を活用することで、自身の強みを最大限に生かすことができます。
⑤ADHD当事者は、自己理解と戦略の探求を通じて、充実した生活を送ることができる。


頭では分かっていても、不器用にしか前には進めないですが
今日も明日も
もがきながら生きていきます。

社会復帰の支援をしてくださる、ご余裕もあり、ご理解もある方のみ、御課金の程よろしくお願い致します…☟☟☟

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