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心理学から学ぶ “希死”

死にたい…あなたも一度は考えた、恋人に言われた、または相談されたなんて経験はありませんか?

今回は“死にたい”と思っている方へ(本人や周りの方)少しでも参考になればと思い対処法や心得を書いていきたいと思います

■死にたい…と思った時


「死にたい…」本当に追い込まれた方に精神科医が勧める「これだけは試して欲しいこと」をいくつか紹介していきます。

①家族や友人など“他者”に心の中のネガティブな思いを吐きだす

これまで自分一人で処理していた葛藤が解放されるので、心の負担が大幅に解消されることが期待できます。

「死にたい」という気持ちを自分の内面だけで処理し続けていると、その葛藤が頭痛や不眠などの身体症状として現れます。

そしてその症状がいずれ抑うつ症状へと進んでいきます。

②精神科医や心療内科医を利用する

まさにその役割を担うためにある職業なのです。

相談できる家族や友人なんていない…そんな人ほど医師を利用してほしいと思います。

③自分の思いを文字にして書き起こす

 本当に死ぬことを決意してしまったのであれば、わずかでも思いとどまる可能性に賭けて頭の中に飛び交うネガティブな言葉を書き連ねましょう。

 それを自分で読み返してみてください。

 これによりわずかでも自分自身を客観視することができれば、あなたがすべての事柄をマイナス思考で捉えていたことや、やりたかったのにまだやり残していることなどに意識を向けられる可能性があります。

 マイナス思考によって隠されていた“欲”を思い出すことで自殺を思いとどまった――という人の話も珍しくはありません。

とはいえ本気で“死にたい”と決意した人がこれらを実行してくれるのか…というのが実際一番大きな問題だと思います。


次に身近な人に死にたい…と言われたときの心得についてお話していきます。

■死にたいと言われたときの心得

もしあなたが相談を受けた立場になった時の心得として3つ程紹介します。※あくまでも参考程度ですが

【心得①】即座に否定せずにまずは話を聞く

 まずはあなた自身が相手の死にたい思いを一緒に抱えられる位心に余裕があるか考えてみて下さい。

なんとかいけそうだなと思ったら受け止める覚悟を決めて、じっくりと話を聞く体制に入って下さい。

“話すこと自体に浄化作用”がありますので

【とにかく話を聞く】ということだけでも死にたいと思っている人の役に立てる可能性があります。

【心得2】「死にたい」の重みは当事者にしかわからない

 最も確実な対応は軽々しく同調せず、徹底的に話を聞くことです。

 この話の聞き方をカウンセリングの専門用語で“傾聴”といいます。(営業などの仕事の場でもよく言われますよね)

 話を聞いてみて

「これは私だけじゃ抱えきれない」

と感じたら誰かに助けを求めるか、メンタルが専門の病院を受診することを提案する という選択肢があります。

【心得3】実行するのを少し待たせて(待って)みる

 死にたいという思いは衝動的に生じている場合もあります。

「これが最後になるならもうちょっと話そうよ」

「このままお別れするのは寂しいからもう少し返信してよ」

という言葉かけをして時間を稼ぎ、衝動が落ち着くのを待つという方法を試してみてください。

話す内容は他愛のないことでOKです。

・共通の思い出

・過去のエピソード

・楽しかったこと

など楽しかった良い思い出を選ぶようにして下さい。


■さいごに

本当に死ぬことを決意した人を止めることは難しいことです。

でも相談をしてきたり、死にたいと言ってきたのであればまだ止めるチャンスはあります。

本当に死にたければ周りに相談なんてせず決行するのではないでしょうか?

ここまで追い込まれている人達はみな“鬱”になっていることがほとんどです。

自分では冷静な判断もできなくなっています。

本人もですが、あなた自身も後悔をしない選択ができるよう少しでも良いので今回の内容を覚えていて頂けると幸いです。

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