見出し画像

これは人気校には必要ないのですが、それでも帰国子女を多く迎えたい、これから英語のカリキュラムを充実させて、もっと偏差値的にもあげていきたい学校にとっては重要な話しです。

つまり、外国人(外国籍)の生徒を含めて、帰国子女や帰国生をもっと積極的に受け入れつつ、いろいろな生徒を集めることで特色のある学校にしていく努力です。

現在、帰国子女を多く迎える学校は、海外で大きな宣伝をしているわけではありません。

いろいろな口コミ、SNS、ネットでの情報で親たちが学校を見つけて、その中から子供が選択しつつ、受験を乗り越えて入学していきます。

高偏差値の都心の有名校と、大手外国系インターは話しが違いますが、定員割れが近い学校や、地方で苦戦している学校の生きる道は、帰国子女の積極的な誘致と、外国人の受け入れによる特色あるクラス編成となりつつあります。

入学してみると帰国子女がほとんどいない”帰国子女受け入れ”校もまだまだありますが、結局変化しきれていない学校が多いということです。

また、特に国際バカロレア校の場合は帰国生や外国人生徒の受け入れにメリットが多く、たとえ学費が比較的高額な学校でも問題なく定員を満たしていくことができます。

 どうやってそんな生徒を獲得するか?

もちろん他の学校がすでに行っている、外国での宣伝活動が重要です。

海外での学校説明会ですね。

これは単独で日本人向けに告知して開催する方法と、現地の留学エージェントや塾と共同で行う方法があります。

各国に日本人生徒向け学力・偏差値向上・帰国子女入試対策の塾があることを考えると、比較的容易に学校説明会を行うチャンスが得られます。

これでは現地の一般校や塾生以外にアピールすることが難しくなります。

しかし、やらないよりはやった方がずいぶんと効果が上がっていきます。

現地の大手塾とつながりがもてる場合は、効果が実感できるまでに数年がかかりますが、今度のことを考えると重要なアプローチです。

開催した年にすぐに留学生がくるとは考えずに、じっくりと取り組む必要があり、学校長の理解も重要です。

また、今後どんどんと日本留学がブームになっていくので、今年、来年からアプローチすることが大切です。

先にアプローチする重要性ですね。

同様に、その国の留学エージェントに日本留学説明会を開かせることができれば宣伝効果は大きくなります。

単独の学校では実現が難しいですが、数校集まれば、オーストラリア、英国留学など中高ボーディング校紹介のイベントを開始しているエージェントがそこに日本を加えるよいきっかけを与えることができます。

もちろん、そんなエージェントを探す努力は必要ですが、現在校内にいる帰国生の親にたずねる方法は有効です。

実は日本の進学校・高偏差値校などでは普通にやっていることです。

知り合いの知り合いをたどっていく作戦ですね。

海外からの留学生に聞く、その親に聞く、提携校に聞く、帰国生に聞く、卒業生に聞く。

担当者の力量次第ですが、担当者がこれをできる先生であれば、あっという間に情報も方法も入ってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?