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香港のインターだけではないですが・・・日本の進学校からより、海外インター校から海外大学進学が楽ちんな話し

香港のインターからイギリス、カナダ、オーストラリアの大学への進学に関して話しをすると、これはもちろん香港のインターだけに限りませんが、インターのメリットに気付くことになります。

アメリカの大学を除いていますが、今のアメリカの諸事情を考えて、アメリカの大学進学を希望する生徒が減ってきているので、あえてアメリカ以外の英語圏の大学の話しに変えています。

でも、もちろんUCへの受験はたとえ進学しなくても定番となっているのが、インター生です。

半数はUCに応募してみようと考えます。

香港。それは、英国とのつながり。

さらには、ビザ優遇(日本人に対してはありませんが)

でも、実はそれだけではありません。

インターという学校の枠組みの歴史の長さ。

インターの多さ=インターに入学する子供の多さ。

ローカル校からも含めた海外大学への進学者の多さ。

香港などの大アジア都市の中のインター校。それは、学校運営がよろしいという意味ではありません。

あくまでも、大学進学のことに絞って話しています。

ちょっとややこしい言い方ですが、あまり学校の悪口を言う回ではないのが今回の話しです。

と、言いつつも、日本人的には学校運営の雑さは目につきます。全ての学校のアドミが悪いわけではないですが、日本人の学校に対する考えとは違っています。もう少し悪口を言えば、香港人の仕事の不正確さからくるのかもしれませんね。アドミは多くの場合香港人ですから。

ちょっと日本へ話しを飛ばします。

日本の高校から海外校への進学が伸びています。

いろいろな理由がありますが、決して総数がどんどん右上がりにのびているということではないでしょう。合格者数と実際に進学した人数を考えると、やはり非常に少ない結果です。

コロナもあって、その反動もあって。さらには、有名な巨大奨学金の存在もあって。さらに、裕福な親が豊富な教育予算で大学学費と滞在費まで負担できる人達もいて。コロナ以降、円安にかかわらず実は非常に好景気な東京で資産をどんどん増やす親も多く。教育費が巨大になっても問題ない家庭と、英語教育熱の高まり・・・いろいろですが、それでも日本の高校から海外大学進学はまだメジャーな方法ではありません。

東大クラスの生徒となると、東大へ仮進学して海外大学へ夏以降入学していく生徒・学生もいますが、それでもものすごい人数とは言えません。

東大を卒業するメリットの方が大きいことや、東大在学中にいくらでも1年程度の留学に出られることがあり、東大を休学し・退学してまで海外大へ進学するのは、ハーバードやMITに限られるといっても過言ではないでしょう。

日本の海外大学進学実績のある有名校偏差値校でも、ある程度校内で高偏差値な生徒は東大理Ⅲ組みに入れられてしまい、結局そこから抜け出させてもらえない、学校の実績作りに子供の人生は左右されるところも多くあります。

そこまでの偏差値がない生徒の場合、そこまで高偏差値高校ではない場合、やはり海外大学受験にかなりのリスクがあります。

日本の高校から海外大学進学はその一定人数を超えるだけの人気にはなっていますが、実際は容易ではないと言えます。

海外大学へ進学する生徒が多い高校。それは、その高校からの海外大学進学が容易に簡単になったということではありません。

難しいのか? 

そうですね。日本の高校からの海外大学進学はまだまだ難しいです。

海外大学進学担当の教師が転職していくと、そのバックアップ人材が明らかに不足しているのが日本の高校です。

日本の高校に友人がいればこの事に関していろいろな噂を聞くでしょうが、その噂はかなり本当です。

つまり日本の高校へ進学してしまうと、あとがない、変更がきかないということですね。

香港だけではなく、多くの大アジア都市でのインター校を見ても同じですが、理解しやすくするために、香港の高校・セカンダリースクールをもうすこし詳しく見ていくと・・・

卒業生の人数、その進学先、卒業時の成績がホームページから確認できます。

香港のインター校から香港大学、中文大学、科技大学と、東大レベルの大学、東大以上と言われる大学学部への合格・進学実績が多くあるのと同時に、海外大学への合格・進学実績も無数にあります。

海外大学は、アメリカであればUCのどこかに合格することは普通で、カナダの大学はどこも難関とは考えられていません。イギリスの大学はごく普通に無数にあります。イギリスの場合オックスブリッジを除けば、キングスでもUCLでもLSEでもインペリアルでも、普通に合格者が出ています。つまり、ラッセルグループ校を3校、セーフティー校を念のため入れて併願すればどこかに必ず受かります。

オーストラリアの大学は合格をもらいやすいことは有名です。

香港内での海外大進学塾も多く、情報も巨大で、インターでも現地校でも、その学校での成績をだせば合格・不合格が予測され、セーフティー校の設定に便利です。

大学説明会は、複数の塾主催で毎年何度も開催され、実際に海外大学のアドミッションが来港し、無料で何度も説明を聞くことが可能です。

学校は海外大学へ進学することが常識なので、それの対応も特別なものではなく、海外大学への手続きをサポートしてくれます。

毎年、アメリカ、イギリス、カナダへの大学出願と同時に自国の大学出願のスケジュールが管理され、どんどんその案内が来る、手続きが進むのがインター校です。

そして、大学入試を迎えて気づくことは、偏差値が高ければ大学に合格するのではないという、ちょっとした矛盾です。

つまり、日本的に考えると「高偏差値だから大学へ合格する」はずなのですが、実際はそうではなく、ある程度の学力であれば3か国の大学合格を勝ち取れる。

しかし、それには追加の「何か」が必要であり、その国にあわせてその「何か」があり、それを把握する必要があります。

その「何か」の準備を1年程度かけて行うことで、実際に合格できてしまうのが海外大学です。

そして、インター校はその準備の仕方を把握しているので、たった1年の準備で有名海外大学への合格実績を積み上げているのです。

もちろん、香港のように無数にインター校がある国では、インター校によってかなり合格実績にばらつきがあります。特に、自国内の医学部を基準とアメリカのUC系への合格実績を見ると、多少ばらつきがあることに気付きます。

香港には ESFというインター校運営団体がありますが、その中のセカンダリースクールにもかなり特色があり、上下が存在します。つまり、どこの国のどのインター校も同じではありません。

Year7以降でも転校をする生徒、在籍1年で転校する生徒も多くいますが、それはやはりインター校の特色に合わせて、子供とマッチする学校を選んでのことです。

そんなことを考えて海外大学への進学には、多くの実績のあるインター校ならば、日本の高校からよりはかなり有利で楽だというポジションは不変でしょう。

※ただしここには、ハーバードとMIT、オックスブリッジは含まれないこをと注意書きとして書いておきます。

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