いばふく

福祉業界に限らず専門用語って、難しくってカチコチかたい。 もっとやわらかくて日常にあ…

いばふく

福祉業界に限らず専門用語って、難しくってカチコチかたい。 もっとやわらかくて日常にある言葉にして、届けたい。 執筆家の あずさん(山本梓)ならではの目線でいばふくの活動を”やわらかく”発信していただきます!

マガジン

  • 福祉に関わるお仕事博覧会 FUKUSHI BEANS'23

    将来の悩みや迷いや不安があるキミ 冬から春へ、️季節を分ける節分に 世の中の幸せをつくる福祉からキミのミライが見つかるかも 【開催記録】 ■日程:令和5年2月5日(日) ■時間:10:30 〜 15:30 ■場所:いばらき中央福祉専門学校

  • 今年度のフィナーレはSwitch‼️

    今年度最後のいばふくは武蔵野大学アントレプレナーシップの学部長、Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長、「1分で話せ」「僕たちのチームの作り方」の著者の伊藤羊一さんをお迎え致します!!!! ​ コバコネは、毎日伊藤さんが話されているVoicyを聴きながら出勤しています!! 伊藤さんのおかげで毎日元気モリモリです!そんな伊藤さんにお話していただくテーマは 「自分の人生は、自分でつくれる!」 目の前のご利用者を最優先に考えている福祉従事者の皆さん。 それはとてもとても尊いことである一方で自身の人生について立ち止まり考えることも必要ではないでしょうか? これからの人生をいかに生きていくか? そんなことを伊藤さんのお話から是非考えて頂きたいのです! 【開催記録】 ■日 程:2023年3月24日(金) ■時 間:14:00〜16:00 ■場 所:水戸メディカルカレッジ 3F 講堂

  • いばふく超熱血塾vol.4 ごきげんにいきる!!

    3月にお届けするいばふく超熱血塾の テーマは「ごきげんにいきる!!」 スポーツドクターである辻秀一先生をお迎えします! コロナ禍の中多くの人たちが心の疲れを感じているのではないでしょうか? そんな中でも自分らしく、心豊かに過ごすためにごきげんに生きる方法を、 辻先生から学んじゃいましょう! 【開催記録】 〈イベント詳細〉 ■日 程 :令和5年3月3日(金) ■時 間 :14:00〜16:00 ■場 所 :いばらき中央福祉専門学校 ■実施方法:オンラインと会場のハイブリット型 ■スケジュール: 14:00 〜 14:10 オープンング 14:10 〜 15:30 辻先生講演+ワークショップ 15:30 〜 15:50 質疑応答 15:50 〜 16:00 クロージング

  • ケアデザインサミット2023

    いばふくのお祭り「ケアデザインサミット」今年も2月に開催いたします!! 今年のテーマは「発想の転換」! 様々な方のくらしに関わる福祉職。そんな福祉職に発想の転換の機会をお届けします! ​ 発想の転換とは 無関心が関心に変わること いままで見えていた景色ががらりと変わること ​ コロナの影響でとっても窮屈な思いをケアが必要な方々も福祉職もしています。 窮屈な毎日から是非サミットに参加して解放されちゃってください! 「あっそう(無関心)」を関心に変えてくれるプレゼンターが 皆さんにとびきりのアハ体験をプレゼントします! 【開催記録】 ■ DAY1 会場+アーカイブ視聴 2023.2.25(土)11:00〜17:00 場所:ちいきの学校 ありが分校(茨城県水戸市有賀町1021-1) ■ DAY2 バスを使ってみんなでフィールドワーク 2023.2.26(日) 8:45〜16:00

最近の記事

蝿のギン太と「老いの世界」

パッパラパッパラ〜! ども、はじめまして。ギン太と申します。ニンゲンからは「蝿」って呼ばれています。自由自在に飛び回ります。ときに空に舞い上がり。ときに室内にしれっと舞い込む。 ニンゲンの生活にわりと近いところにいるかんね。これまでも、いろんなことを見聞きしてきたよ。 時刻は夕暮れ。このところよく見かけるのは、おじさんとおばあさんの2人連れ。 おじさんはムラセさんといって、おばあさんのことを「トメさん」って呼んでる。 2人で外を歩ってるのはいいんだけど、この2人、いつも行こ

    • “尊厳”と向き合ってみたら、ことばを超えたものが伝わってきた

      いばふく万博 DAY1 「“尊厳”と向き合う」 福祉を知ることは、人間を知ること。 これまで多くの福祉分野の取り組みや活躍する人たちを取材しながら、感じてきたことだ。 「人間を知るって?」 哲学や禅問答のようであり、モヤモヤした心を抱えて帰ってくることも少なくない。 福祉の世界で、よく見聞きする言葉で、心にひっかかっていたものがある。 「尊厳」 そうだろう。そうなんだろうけどさ……。もう少し、こちら側に来てくれないだろうか。言葉が歩みよってきて……くれないか。 逡

      • 「いばふくコネクト」DAY1―大洗編

        暮らし、地域とつながることで景色が違って見えてくる。 地域の魅力に“気づく”フィールドワーク! 「いばふく コネクト」―DAY1 大洗―の様子をご紹介します。 text by Azusa Yamamoto ▼Youtubeでふりかえる「いばふくの舞台裏」も合わせてどうぞ! ▼当日の様子の動画も! movie by Daisuke Shimada

        • やさしい理論派

          ビギナーズトレーニング 日本一わかりやすい介護講座 2日目「根拠に基づく認知症ケア」 「みなさん、自分は認知症にならないと思っていませんか?」 ぎくりとする。 このたびの登壇者・グレさんこと、杉本浩司さんが自己紹介のなかで発した言葉だ。 2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になり、さらに2040年には高齢者の4人に1人が認知症になると言われ、これは花粉症の発症率とほぼ同じだという。 グレさんは、自分が認知症になるとしたら、ああいう感じがいいな、と利用者さんにこ

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        • ケアデザインサミット2023
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        記事

          「日本一わかりやすい介護講座」を体験!

          ビギナーズトレーニングvol.02 1日目「自立を促すトランスファー&原理原則に基づく褥瘡予防」 この日は2人の講師が「トランスファー」と「褥瘡予防」を教えてくれるという。 トランスファーのプロ・黒木勝紀さん。 トランスファーとは、移動とか乗り換えという意味で、医療介護の世界では「移乗」と呼ばれる。 この言葉を、数年前まで知らなかった。 ベッドから車椅子へ。車椅子からトイレへ。車椅子から浴室へ。 日々当たり前にこなしている動作だ。 ナースで褥瘡ケアのスペシャリストの大山

          「日本一わかりやすい介護講座」を体験!

          〈SWITH〉「未来志向の福祉〜地域とつながり、社会を変える〜」 ぐるんとびー・菅原健介さん

          お気に入りの雑誌『天然生活』(学生時代からずっと好き)をパラパラとめくっていると、ある記事が目に止まった。神奈川県藤沢市の郊外の団地の一室で、小規模多機能型ホームを展開する「ぐるんとびー」の活動が紹介されていた。 暮らしの楽しみや生活の解像度を上げる雑誌に、福祉事業所が取り上げられる時代になったのかーと嬉しく思う。なによりもこの「ぐるんとびー」の取り組みがすごいじゃない……! 記事を夢中で読んでいると、電話が鳴った。いばふくのリーダー・コバコネからだった。 「明日よろしく

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          SWITCH vol.2「自らを導こう!」 伊藤羊一さん

          いばふくの登壇者の“人間くささ”……!? いばふくを主催するメンバーのひとり、〈こばこね〉がこんなことを言った。 「伊藤羊一さんはなんていうか、すごく人間くさいんだよね。自分の失敗も隠さずに教えてくれる。だから好き。いばふくの講座に登壇してくれる人たちとは、応援し合える関係でいたいと思ってるの」 〈こばこね〉とのおしゃべりのなかで、心に残った言葉だった。 この度の登壇者こそ、伊藤羊一さん。どんなひとなんだろう? いばふくの講演に足を運ぶ。 *** 会場でマイクをにぎっ

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          超熱血塾 vol.4 「ごきげん道」を極めよう! 辻 秀一さん

          目指しているのは、いつもごきげんな人……? 突然ですが、わたしには目標としている人がいます。 トミナガカヨコさん。 ドラマ『きのう、何食べた?』※1 の主人公・筧史朗(シロ)さんのご近所さんにして、よき相談相手の主婦。シロさんとスーパーの店先で出会ってからというもの、特売品やいただきものを分け合ったり、一緒に料理をしたりする。女優・田中美佐子さんが演じているキャラクターです。 ゲイカップルの日常や、だからこその諸事情が描かれている本作品。カヨコさんは、シロさんがゲイであるこ

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          〈ケアデザインサミット2023〉発想が転換するフィールドワーク

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          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―アーストラベル水戸 尾崎精彦さん

          レジリエンス(resilience):困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力) 「回復力」「復元力」「耐久力」「再起力」「弾力」などと訳される。 この言葉、近年、ビジネスの現場でも注目を集めている。 ケアデザインサミットの最後の話者である尾崎精彦さんの話を聞いたとき、「レジリエンス」が思い浮かんだ。 こんな前置きをしたのだから、あえて書いておこう。このお話、困難に次ぐ困難からスタートします……。 困難その1「コロナ禍での旅行会社代表就任」 「こんにちは。アース

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          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―北養会 伊藤浩一さん

          *** 普段、「いばふく」をウロウロしているわたしからしても、伊藤さんは謎の存在。法人の“偉い人”には違いないのだが、いばふくのイベントのエンディングには必ずギターを持って登場するし、いつ会ってもなんだか楽しそうなのだ。 今回マイクを握った伊藤さんも、ニコニコ顔である。 「私が所属している北水会グループ。どんなグループかといいますと、病院や介護福祉、保育園、医療・介護の専門学校、フィットネスクラブなど、50事業を展開しています。総従業員数は2590人。茨城県の水戸市、つく

          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―北養会 伊藤浩一さん

          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―ながよ光彩会 貞松徹さん

          ――長与町(ながよちょう)。長崎県の真ん中に位置する大村湾を抱くこの町に、遊びに来ている。「み館」。この名で呼ばれるここは「みんなのまなびば」というタイトルとともに、「まちのリビング」というキャッチコピーがついている。 初めて訪れているのに自分ちのリビングのごとく、ウッドデッキにかかったハンモックに揺られてぼんやりする。手元には、スタッフのナラさんが丁寧に淹れてくれたコーヒーが。……ああ、おいし。 小学生の低学年くらいだろうか。男の子が一人やってきて、入口で大人たちとおしゃべ

          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―ながよ光彩会 貞松徹さん

          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―BOLDLY 佐治友基さん

          自動運転バス。運転手が運転しなくても、乗客を乗せてバスが走る。 今回は、この未来の乗り物を「現代に不可欠な乗り物」としている人のお話だ。 「こんにちは! 佐治と言います。大さじ、小さじの“さじ”と覚えてください」 2月下旬だと言うのに、半袖姿で現れた佐治さん。会場の気温も心なしか上がった……? 「僕は、勝田第一幼稚園、外野小学校、そして茨大付属中に入って、水戸一高に行って……という、正真正銘の“茨城産”でございます」 会場から「えー! わたしの家、幼稚園の目の前!」なんて

          〈ケアデザインサミット2023〉第三部くらしとまちづくり―BOLDLY 佐治友基さん

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―海光会 長谷川みほさん

          立ちよったコンビニ、ランチで入ったカフェ、トイレットペーパーを買いに入ったドラッグストア……いまやどこでも目にするようになった「求人募集」の貼り紙。 人手不足の波。人が集まらないことが問題とされている福祉業界は、さらなる困難に直面しているのではないだろうか……。 と、眉間にしわを寄せていたら、社会福祉法人海光会の理事長・長谷川みほさんがさわやかに画面の中に登場した。 「オンラインで失礼します。わたしたちの施設は、静岡県熱海市にあります。本日は『介護施設を進化させる』というテ

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―海光会 長谷川みほさん

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―山形義肢研究所 阿部伸乃介さん

          「義肢装具士に会ったことのある方、いらっしゃいますか?」 阿部伸乃介さん(しんさん、と呼ばせてください)が会場に投げかけた。 手を挙げるのは、1人か2人。 「……こんな感じなんですよね。このくらい知られていない業種なんです」 重ねて、しんさんからの「義肢装具士に対するイメージは?」という質問に、会場から声が上がる。 「影の功労者」 「ありがとうございます。そうなんですよ。“影にひそんだ職人”とかね。ただ、ちょっとそのイメージも、自分の中では違うなと思っているんですよね」

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―山形義肢研究所 阿部伸乃介さん

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―ギフモ 水野時枝さん

          先日、とある介護施設の栄養士さんたちへの取材をした。 特別養護老人ホームやケアハウス(高齢の方々のためのサポート付きシェアハウス、なんて受け止めている)の食を任されている人たちに、仕事について聞いたのだ。 国家資格の職種である栄養士。専門用語が飛び交い、しばしとまどった記憶がある。話を聞いていく中で、印象に残っているのが、「ミキサー食」とか「きざみ食」と言われるものだ。 ――年齢が上がるにつれ、嚥下(えんげ)、つまり飲み込みの力が弱くなっている方には、「ミキサー食」や食材

          〈ケアデザインサミット2023〉第二部くらしとテクノロジー―ギフモ 水野時枝さん