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Mei(メイ/明)・きらめきの小窓作家
2022年12月22日 20:08
あの夏になりたいわたしは、あなたの現在ではなく、永遠の過去になりたい。そばにいたら、きっといつかわたしはあなたの気に入らないことをする。あなたを傷つけるし、あなたを怒らせる。それですこしずつ私のスコアが減っていっていつかゼロになってしまうなら、そんなことになるのなら。記憶の海辺で、堤防に座ってむこうを見つめている女になりたい。麦わら帽子の下見え隠れする、憂うようなま
2022年12月12日 20:18
ちくちくしない音楽心の容量がいっぱいになってしまっていると、あたらしい音楽を聴くのをどうも億劫に感じてしまう。聴こうと思えば聴けるのだけれど、その「あたらしさ」という名の彩りがやけに極彩色のように目には映って、胸をちくちくと刺す。敏感になった肌には少しの刺激が痛く感じられる、それとおなじようなことなのだろう。そういうときは慣れ親しんだ歌に耳を委ねる。そういえば、わ
2022年12月2日 18:59
はじめに今回の詩には、かなり暗い内容が含まれています。自傷に似た行為や「消えたい」という思いなど、読むのを苦しく感じられる方がいらっしゃるかもしれない内容がありますので、「読みたくない」と思われる方はこちらで引き返していただきますようお願いします。構成としては、一つ目が苦しみの詩、二つ目と三つ目が救いのための詩、四つ目が小康の詩となっています。たのしいってなんだっけどこまで歩けば
2022年11月29日 17:55
何処かへつづく道なのなら何処かへつづく道なのなら、歩みを進めることができるのだろうか。そのむこうに何かがあるのなら、一歩をふみ出すことができるのだろうか。今は闇に堕ちて蔦の茂る眼の前であっても、その先に、たとえただの「何か」に過ぎなくても「何か」、「しあわせ」でも「繁栄」でなくても「何か」があるのなら、この道を踏み外さずに、ぱっくりと口を開ける側溝の闇に呑まれずに、生き
2022年11月25日 17:39
シュワリとじぶんの外にあるものに生気を吸い取らせてはいけない。いけないんだよ。そもそもじぶんで悩みを過大化させてるところもあるんだよ、ほんとはそんなに大きな問題でもないんだよ…そう思いながらも、大切ななにかが体からが零れていくのを感じる今日この頃。人生と星わたしの人生は殆ど星の瞬きのようなもので、静かに明滅をくり返している。時にはその瞬間にはっきりとわかるほどに強く輝い