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将来の夢はお嫁さんだった私が、株式会社を設立した理由。

2021年2月26日、28歳の誕生日に株式会社TOP2(トップス)を設立しました。
好きなブランドやコト・サービスのために、好きな人と好きな場所で仕事をしたい。そう考えたときの解が「起業」でした。

Instagramに投稿したら、予想以上に同世代からの反響が多くて驚いた。みんな密かに悩んでいるのかな、と。
そこで、このままでいいのかと今のお仕事に悩んでいる方向けに、一歩踏み出す勇気を持つきっかけになったらいいなと思い、今の想いを綴ってみた。

1. 原体験を振り返って気づいたこと

小学生の頃はプロフィール帳、中学の頃は前略プロフが流行った平成世代なのですが、「将来の夢は?」という欄には必ず「お嫁さん」と書いていた私。専業主婦の家庭で三姉妹の真ん中として育ち、慶應大学へ入学して意識高い人達に囲まれても、全然キャリア欲は沸かなかった。

ただ、高校生の頃から海外を舞台にしたい!というぼんやりした夢があり、大学1年生の夏に、アメリカ・モンタナ州のグレイシャー国立公園でのインターンに参加した時のこと。

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日本って、アメリカに匹敵するくらい経済的にも文化的にもイケてる国だと思っていたから、あまりにも日本の魅力が海外で評価されていないことにショックを覚えた。

同時に自分の英語力の限界も思い知り、そこから英語を勉強し直して、翌年にはニュージーランドの障害者を支援する会社でインターンをリベンジ。異文化理解のクラスを企画し、未知の日本語や日本食に出会って喜ぶ生徒さん達を見て、日本が少し認められた気がして、嬉しかった。

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この滞在がきっかけで、ニュージーランド観光大使となった大学3年の夏。再訪したら「NZの魅力を、同世代に伝えたい!」と心の底から思い、旅中もFacebookで発信し続けた。すると多くの方が興味持ってくれて、実際に旅してくれた友達が4〜5人現れて、「幸せな体験って届けられるんだ」と、喜びを感じた。

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インフルエンサーでも何でもないし、「世界ふしぎ発見のミステリーハンターになりたい」という夢は叶ってないけど、熱狂的に好きなことを愛を持って伝えれば、誰かの心に響くんだと気づけたことに感謝。

このアメリカとNZの体験を経て、「日本の魅力的なモノをグローバルに」という軸が確立した学生生活でした。

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2. 新卒でキリンに入社した理由。

短くまとめられる自信がないので、就活生向けに語った動画をペタッと貼っておきます。
そしてこのサムネはトップ就活チャンネル側の作為なので触れないでね(白目)


3. 大企業を辞めてスタートアップに転職した理由。

新卒で入社したキリンでは、ホールディングスのグループ財務から、クラフトビール事業 SPRING VALLEY BREWERYへ出向し、経理財務人事周りとSNSマーケティングを担当。

「とりあえず生ビール」という時代から、多様な飲み物を選択する時代へ移り変わろうとするより早く、キリンが先駆者として手掛けたクラフトビール事業。そのブランドの1つであるSVBの公式Instagramを担当し、素晴らしい商品をお客さまに発信し続ける中で、SNSコミュニケーションにおけるファンづくりの大切さに気づくと同時に、本当に良いモノを伝える面白さを再確認し、これがやりたい!と強く感じた。

個人事業でSNSコンサルティングをやろうと準備を進めていた矢先、ご時勢的に雲行きが怪しくなり、せっかくなので転職活動を少し経験してみた。

大手ITやコンサル会社も数社検討したけれど、最終的にはSNSマーケティングのスタートアップであるTAGPICに入社を決めた。出会いはLinked Inでのエージェントスカウトで、決め手は3つ。

1) 本気でSNSマーケティングを学べること。
2) プレイングマネージャー兼事業責任者であること。
3) D2Cの新規事業立ち上げに携われること。

実際、TAGPICに入社してから、毎日脳みそから汗が出るような日々を過ごし、働くってこういうことだなと実感した。

ちなみに 3) のD2C新規事業は想像よりも遥かにタフさが求められたけど、SNSでの話題化に加え様々なメディアにも取り上げていただき、リリースから5ヶ月でここまで成長できた。The 大人の本気。


4. 会社を設立した理由。

スタートアップで働き始めて少ししてから、光栄にも個人でお仕事を依頼していただけるようになった。本業での収入には満足してたけど、役に立ちたい一心で、就業時間外に取り組んでみた。
オーダーメイドキッチンのブランディングから、お寿司屋さんのプリンの商品化、映像制作会社の経営コンサルなど。一見多種多様だけど、根底にあるミッションは「愛と敬意を持って、届けたい人に届ける」こと。

好きなブランドやコト・サービスのために、好きな人と、好きな場所で仕事をしたい。そう考えたときの解が「起業」でした。

私にとって仕事は、ただ労働時間の対価として報酬をもらうだけじゃなくて、パートナーと同じ方向を見ながら、誰かにとって価値のあるコトを創造していく過程だと信じている。

新会社にストレッチな売上目標を設けていないあたり、自分らしいけど(笑)それよりも関わる一人ひとりが活き活きして、生産性も心理的安全性も高いチームを作りたい。エゴイズムかもしれないけど、一緒に働く人には人生を謳歌して欲しいし、自分の人生の主人公であって欲しい。これまで出会った人から学んだこと、経験から感じたことをまとめると、今、強くそう感じている。

新会社では、愛と敬意を持って、素敵な商品・サービスを伝えたい人に届けるためのブランディングやWEBマーケティング、ファンづくりをお手伝いします。
他にもたくさんやりたいことはあって書ききれないけど、焦らず真摯に、少しずつ創り上げていきたいと思います。

"職業は夢ではありません。職業の先にある実現したいことが夢で、職業はそれを達成するための手段でしかありません。職業が夢になってしまうと、その夢を叶えた時に虚しさが訪れ、叶えられなかった時には劣等感に苛まれてしまいます。" ー J.Y. Park


今一番やりたいことは、大量の積読本を抱えて、1週間どこかに隠居することかな。挑戦することって怖いし、変化することって面倒だけど、後悔の少ない人生にしたい。生涯学び続けて、好きなモノに囲まれて、楽しく生きていきたい。

この記事との出会いが、誰かにとって、少しでも何かにチャレンジできるようなきっかけとなりますように。

愛を込めて。

株式会社TOP2 代表取締役 鴫原 李果


P.S. 少しでも事業に興味持ってくださる方がいたら、InstagramのDMまでご連絡いただけますと嬉しいです。


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