風がごうごう吹いていて幸せがどうにかやってくるこうやってぎゅって握りしめたんだっけ今はもういない人の手のひらあったかさとかうれしさとかはすぐ忘れちゃうから残って…
月が綺麗ですね、はもう常套句のようになってしまって、今更君に白々しくそんな台詞は言えないけれど どんな言葉を尽くしたらいいんだろう 好きな人といる時はどうってこと…
忘れたかったような気がするもどかしさだけをもって手を繋いで夜空だけが瞳を潤すところへ 夕焼けの色が罪みたいに感じた日に戻る ひとつ確かではないものをさらさら零れ…
きみの視線の先、木の枝の先がそれほどまでに細くて、冷たくて柔らかい空気の中に溶けていっているんじゃないかと思う 空気は鋭さを撒き散らすように街を覆うのにわたしに…
私がこの本を読んだのは高二に入ってすぐの頃です。有名な本だし、1度は読んでおこうかなという軽い気持ちで図書館で借りて読んだのですが、この本にがっちりと心を掴まれ…
鏡を覗き込む君を浅はかだって笑う誰かを殴り殺してあげる 女の子はいつだって痛いって しってる 感性を研ぎ澄まして醜さを磨り潰す あの子を怖がらせたのは誰 無数に広が…
荒波に揉まれても結局わたしがいなくたって生きていける君を知ってる わたしが何もかもを肯定することも、しなないでって懇願することも必要ないのかもね 必要のないことを…
忘れられたはずの記憶が性懲りも無く僕を追いかけても もし、巻き戻せたらって考えることはもう本当に、どうしようもなく、どうしようもないことで 貴方に出会ってしまった…
いつか
2024年2月16日 00:38
風がごうごう吹いていて幸せがどうにかやってくるこうやってぎゅって握りしめたんだっけ今はもういない人の手のひらあったかさとかうれしさとかはすぐ忘れちゃうから残ってるのは執着だけ寂しいなこうやって大人になるのかな何度も何度も同じことを繰り返して惰性の安心を積み重ねるんだいつかそうやって夢のマイホームを買おうね大好きだった煙草の匂いが今は大嫌いなのこれって僕のせいじゃないのにたとえばかつてあいし
2024年1月9日 22:30
月が綺麗ですね、はもう常套句のようになってしまって、今更君に白々しくそんな台詞は言えないけれどどんな言葉を尽くしたらいいんだろう好きな人といる時はどうってことないものまでこの目にうつくしく映ってしまうし、上手くいかないことまで愛しいなんてだから生きているんだよわたしこの世界につい感謝してしまって普段はこの世界なんて滅んでしまえ!なんて暴言を吐いている癖にぽろりと、月が綺麗ですねなんてらしく
2024年1月8日 01:10
忘れたかったような気がするもどかしさだけをもって手を繋いで夜空だけが瞳を潤すところへ 夕焼けの色が罪みたいに感じた日に戻るひとつ確かではないものをさらさら零れ落ちる前に小さな湿ったてのひらが舞い落ちる桜の花びらを封じ込めた時と同じに握りしめて月が自分で光っていないって知ったのはいつだったかもう覚えていなくてもいい深くてやわらかい聞こえないはずの音が耳を揺らしてゆっくり海の底に落ちていく幾
2023年12月25日 03:16
きみの視線の先、木の枝の先がそれほどまでに細くて、冷たくて柔らかい空気の中に溶けていっているんじゃないかと思う空気は鋭さを撒き散らすように街を覆うのにわたしにだけだよって顔をしてそっと肌に触れる暖かさをわかるように貴方を理解したいのになどうしたって端正な表情を歪めるために生きてるんだよなんて馬鹿なことを考える手首をどれだけ噛んでもわからないことがわたしを蝕んでいくかつてそこにあったはず
2023年12月10日 22:01
私がこの本を読んだのは高二に入ってすぐの頃です。有名な本だし、1度は読んでおこうかなという軽い気持ちで図書館で借りて読んだのですが、この本にがっちりと心を掴まれ、手元に置いておきたいと思い、すぐに書店で購入しました。この本は私と同じ高校生達の物語なのですが、物語なのにまるで学校の友達の話を聞いているようなリアリティがあって、日々自分が何となく感じていた言葉に出来なかった感情が言語化されたような不思
2023年11月13日 00:07
きらきらひかるはわたしのバイブルほんま、江國香織好きです危うくて愛しくて泣けてくる感じが堪らない読んでるだけでその場の温度っていうか熱や、痛みなんかが伝わってくる気がする
2023年10月15日 01:21
鏡を覗き込む君を浅はかだって笑う誰かを殴り殺してあげる女の子はいつだって痛いってしってる感性を研ぎ澄まして醜さを磨り潰すあの子を怖がらせたのは誰無数に広がる数千万の目と目と口世界は広いって今更言われましても、触れた頬が熱くて、女の子が生きてることに当たり前に驚いたりして血なまぐさい努力に泣きたくなる必死に跡がつけられた瞼をきっと愛して白くて細い足をたとえもってなくても女の子っ
2023年10月13日 00:44
荒波に揉まれても結局わたしがいなくたって生きていける君を知ってるわたしが何もかもを肯定することも、しなないでって懇願することも必要ないのかもね必要のないことをしたいって何にも求めないって思ってそばにいるつもりでも本当はわたしは君に沢山必要なものをもらって生きていて君がいないと生きていけないのはわたしなのに与えているふりをしている
2023年10月7日 21:47
忘れられたはずの記憶が性懲りも無く僕を追いかけてももし、巻き戻せたらって考えることはもう本当に、どうしようもなく、どうしようもないことで貴方に出会ってしまったから何かの間違いでそうなってしまったとしたら引き合わずに生きる可能性を生み出すことなんて、きっともうできない葉の色が今日も移ろうように君の記憶を失っていくことに幸せを感じるなんて、いつかのあたしはきっと信じたく無かったな幼くて、