たんたん麺大好きマン

全裸ピアニスト。

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生まれて初めて親しらずを抜いたら、親しらずに感情移入してファンアートまで描いた話

初投稿です。note については長いことROM専でした。 名乗れる名もありませんが、たんたん麺大好きマンとでも名乗っておきましょう…坦々麺が好きなので。 さて…何を書けば良いのやらといった感じですが、とりあえず近況報告でもつらつらと書いていこうかと思います。敬体では書き慣れておらず、どうも調子が出ないので、突然ですが常体に変わろうと思います。良いですか…!?変わりますよ…!本当に突然に文体が変わるからびっくりしちゃうかもね!?それ〜! ここ最近の近況といえば、生まれて初

    • はじめてのメイドカフェ〜ドジっ子トラップを添えて〜

      私たちはその日、秋葉原のはま寿司に居た。 友人のJくんと、初心者二人で思い切ってメイドカフェに乗り込もうという算段であった。だが情けないことに、我々は完全に怖気づき、気づけば寿司を食っていたのだ。 しかも昼食のために寄ったとかではなく、なんなら、2人共既に昼食は済ませていた。腹が減っているわけでもなく手持ち無沙汰で仕方がないので、ここぞとばかりにとんこつラーメンや、よくわからないオクラの天ぷらが乗っかった寿司などを食べていた。オクラの天ぷらの寿司は、実は結構美味い。 こ

      • たのしい読み切り小説#2「面接」

        「それではまず、お名前を教えてください。」 「はい。田辺麗子と申します。」 田辺は、緊張で自らの手が震えているのが判った。 だが、私には「ここ」しかないのだ、落ち着け。今はただ、できることをやるしかないのだ────と自らを諭し、小さく呼吸を整える。 「田辺さんですね。当社の社員募集にご応募いただきありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。」 田辺は、よろしくお願いします、と会釈を返した。 二人の男性の面接官のうち、痩せ型の方が、眼鏡を人差し指でくいっと掛け直し、

        • 少女☆歌劇 レヴュースタァライトは名作ですね……わかります。

          ※ストーリーの根幹にはあまり触れませんが、多少〜〜〜のネタバレを含みます。 ただ、この作品にハマる人は、おそらく話の筋がなんとなく察せたとて全然楽しめる種類の作品だと思うので、むしろ未視聴の方に読んでほしいかも……布教したい…… えらく面白い作品を観てしまった。 ただこの良さを説明するのはすごく難しい…… 私が今回観た作品「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」は2018年のアニメなので、既に観ている方々は今さらかとも思われるかもしれないけれど、あまりにも良すぎたので、ちょっ

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        生まれて初めて親しらずを抜いたら、親しらずに感情移入してファンアートまで描いた話

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        • これが俗に云うコメディですか!?!?
          2本

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          滑って転んだら宇宙だった (inst)について

          たんたん麺大好きマンと申します。 本当です。信じてください。 さて、3年ぶりに“いばなな”個人名義オリジナル曲を作りました。 実は私も今流行りの某感染症に罹ってしまいまして、絶賛(はされていない)療養中で何もできない中、布団の中でぬくぬくiPadのGarageBandで遊んでいたら曲ができました。 マスタリングは流石にiPadでは限界があるのでラップトップのCubaseでやりました。 今回の作品は、初めは何となく和音で遊んでいただけだったはずが、気づけばめるめろプロジェク

          滑って転んだら宇宙だった (inst)について

          たのしい読み切り小説#1 「バタフライエフェクト」

          夜の京葉線の中、ふと、目を覚ました。 開いたドアから吹き込んできた風の冷たさに、列車が駅に着いていたことに気づく。慌てて車内の表示を確認すると、幸い降りる駅を寝過ごしてしまったという訳ではなさそうだった。 しかし、なんだかとんでもない夢を見ていたような気がする。そのせいか、一瞬、自らが帰路にいることさえも忘れてしまっていた。 平気なつもりではいた。しかし今日は仕事上のイレギュラーが多く、それらの処理に追われた疲れが、今になって案の定どっと出てしまったのかもしれない。 そうこ

          たのしい読み切り小説#1 「バタフライエフェクト」

          めるめろ「好きだって言わせて!」歌詞

          各所で配信中!聴いてね! YouTube: サブスクいろいろ: しょうもない繰り返しばかりの日々に ふとあなたが顔を出した こんな繰り返しばかりだって もう悪くないと思えたの 何気ない会話だとか くだらなさを愛させて ラブストーリーなんて求めないから ただ私のことを好きでいてよ 何気ない会話だとか それすらない静寂とかも 全部 好きだって言わせて! 大好きだとか そうじゃないだとか そんな価値観を超えた好きだから 言葉にならないの分かっているし 歌にするよ 行き

          めるめろ「好きだって言わせて!」歌詞

          学生証を虚空に消した話

          ある日の帰り際、ポストを覗くと大量の封筒が届いていた。そういえば大学が夏季休業に入ってからというもの、なんとなく昔から暗黙の了解で一家のポストの中を確認する係になっている私は家に篭りがちなっていた。そのため、1週間分ほどの封筒やらチラシやらが溜まってしまっていたようだった。 家に着くとそれらを何も考えず、父親のデスクにぼんと置いてしまうのが、もはや小学生の頃からの習慣であった。というのも、昔は特に自分宛に封筒やらチラシやらが届くことなどなかったからだ。なんなら今もそうだったり

          学生証を虚空に消した話

          長く、細く、そして透明な毛について

          時々、こんなことがある。 早朝、中央線に揺られながらふと抱えている鞄に目を落とすと、その鞄を抱える腕の上に何やらきらきらと光るものがある。 よく見ると、それは自らの腕から生えた毛であることに気づくのだが、その一本だけがやけに長く、細く、そして透明であるために、窓から差し込んだ光を受けてきらきらと光っているようなのだ。 以前にそれを見た時は脛から生えていたっけかとそんなことを思いつつ、じいっとその毛を見つめていると、たちまち私のなかである一つの悩みが生じてくるのだった。

          長く、細く、そして透明な毛について

          互いに平然を装い合う瞬間

          不意に目の前のドアが、がたりと鳴った。 その勢いから、相手方の激しい焦燥感が扉を挟んだこちら側にも手に取るように分かる。私は某駅のトイレの個室の中でひとり、にやけてしまった。 わかる。わかるぞ。何故かって、私だってものの数分前にはそうだったのだから。 「過敏性腸症候群」と言うとなんだか仰々しいが、要は「ちょっとした負荷でお腹がゆるくなっちゃう病」である。 しかしそいつは、突然にやってくると言う点で非常に厄介だ。やつはTPOなるものをわきまえていないため、電車内でも何かしら

          互いに平然を装い合う瞬間