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飢餓状態で書くとこういう記事になる『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

やあ、僕だよ。
いつも記事を書くタイミングなんだけれど、その日の用事を全て済ませた後、一日のご褒美(あるいは用事の合間)にエンタメを摂取した時に書くんだ。
だから大抵の場合、エンタメ摂取の時点でお腹が空いているし、しかも僕は記事を書く前に夕飯を食べないようにしている。

それというのも、仕事をしていた頃から拘束時間内の昼食はなるべく抑えめにしていたんだよね。
満腹になると眠くて集中力続かないから、飢餓にならない程度に空腹状態を維持するのが一番効率よかったんだ。

リハビリ代わりにやってるnoteも同じ感覚でやっていきたい(じゃないと代わりにならない)し、何より夕飯を食べた後にダラダラするのは至高の時間。

…本当に、本当に、お腹が空いた。
僕は苦行のためにこの一本を選んだのだろうか。タイトルからしてとにかくご飯が美味しそうな映画。
お腹を空かせた君にも届くといいな。さあ、今日もはりきって始めよう。

本作あらすじと感想

一流シェフがオーナーの横暴さに嫌気が差して「自分の作りたいもの」を作るためにフードトラックをやる話。

容姿の冴えないおじさん主人公が楽しそうに料理をしているサムネイルからして、ほっこり系映画かと思いきや案外恋愛関係がドロドロしている。
しかも元奥さん(CV:ちふゆ)も元恋人(CV:林原めぐみ)もエロくて美人。おまけにショタ息子(CV:高山みなみ)も可愛い。

努力家と才能のある男は容姿に関わらず、良い女が放っておかない。
美味しいご飯を作る男はどうしてこんなにも魅力的なんだろう。
性欲と食欲が繋がってるからだろうか(元カノの弁当も大好きだった。であれば、男女関係なく胃袋っていうのは愛を繋ぎとめるのに有効ってことだ)。

そして何より彼らの食べる料理が全て、実に、実に、官能的で蠱惑的でセクシー。
特に主人公の作るキューバサンドイッチは随一のセクシーさ。思い出すだけで空腹がよりひどくなる。よだれで口がべたべただ。

…頭がぼうっとしてきたから半膳をシャケふりかけで食べちまうぜ(飢餓は良くない、空腹状態を維持するのが重要なのだ)。

中盤はロードムービーとしての楽しみもあり、料理映画と一括りにするには勿体ないエンタメ優等生な側面もある。
とんとん拍子でどん底から這い上がる様子はご都合主義な気もするが、そもそも主人公は一流のスキルを持つ「シェフ」である。
著名な料理評論家が軒並み評価するその技を、披露する場さえあれば成功は約束されているわけだ。

総じて、難しいことを考えずに観られてとっても元気になれる映画なので、飢餓状態でない時に観るといいよ。

何かをつくるってすごいことだ

僕は不器用で、ものづくりに向いていない癖に人一倍ものづくりに憧れている。
noteでもハンドメイド系記事に対するスキのハードルがすごく低い(序盤の写真だけでスキ押しちゃう)し、minneCreemasuzuriを夜な夜な巡回している。

よく考えたらエンタメやアートだって創作で、誰かの空想が形になって僕を楽しませている。
ハンドメイドみたいに手に取って側に置くことは出来ないけれど、それを観た(読んだ)ことは僕に多大なる影響を及ぼす(いつもの空腹が今日の映画のせいでよりしんどかったみたいに)。

今まで僕がやってきたことと言えば消費ばかりで、何一つ生み出してはいない。
しかもその態度を改めようとも思っていない。実際、僕はエンタメのジャンルでさえ、オリジナルを創作する気がない。
創作するより消費する方がダントツで好きだからだ(自分が読みたいから仕方なく創ることは今後あるかもしれないが、クオリティは推して知るべしである)。

つくる人を応援したいし、側にいたい

とてもいい傾向だなと思うのは、つくる人達の「披露する場」が昔に比べて格段に増えたことだ。
このnoteだってそうだし、TwitterやInstagramもそう。消費する僕らが自分の好みの範囲で誰かのつくった「もの」を見つけやすくなった。

あるもので消費を間に合わせていた時代は終わり、本当に好きなものを選択出来るようになったのだ。
限られた「もの」で自然な流行が発生するのは、それはそれで確かに楽しかったように思う。
が、僕は今の時代の方が好きだ。誰もがつくるチャンスを持っていて、誰もが「もの」を選択するチャンスがある。

選択過多で疲弊する人もいるだろうけれど、自由とは何かを引き換えに得られるもの。
比較検討を怠らずきちんと向き合えば、その労力は自由に対する正当な犠牲だと僕は思う。

うちのシェフは夜勤行ってます

おなかすいた。もう限界だ。
暖かい白米をどんぶりいっぱいかき込みたい気分。出来たら昨日買ったばかりの卵をかけて醤油とラー油を垂らして食べたい。

さすがに主婦開始直後よりはマシになったが、こういう失敗はままある。
料理長の夫がいてくれたら、夜ご飯は美味しい物を作ってくれて慰めてくれるのだけれど、今夜は一人で乗り越えなければならない。

空腹は最高のスパイスと誰ぞ知らぬ賢人が言っていた。
その格言を信じるならば、今の僕は最高に仕上がった消費者なのだろう。

拙い料理ものづくりでも今なら許される。
何なら今、激安プライベートブランドのインスタントラーメンでも最高の三ツ星をつけちゃいそう。

あー早くご飯食べよ。



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