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凍った瞳が語るもの 摂食障害を持つあなたへ

摂食障害になってしまった方の多くは、


心の痛みを抱えています。


私の前でお話をするときは明るく話していても、

その影で凍った瞳をしながら生活しています。

大切な誰かに裏切られたり、


愛して欲しかった人から愛されなかった悲しみと苦しさを、


どんなに言葉を尽くしても相手には伝わらないと知ったときに人は、


凍った瞳を隠しながら生きることになります。

そうしなければ生きてこれなかったから。

感情を麻痺させなければ、


ここまで生きてこれなかったからです。

よくぞここまで頑張ってきましたね。


死なずに生きていてくれてありがとう。





私もかつては不安な夜を幾度となく乗り越えてきたから、


あなたの悲しみや苦しさを理解できるつもりです。


私のダッシュボードの閲覧回数の多くは、

摂食障害の記事です。



ずっと前に書いた記事にも関わらず、
沢山の方々が読んでくださっています。


その多くの方々は跡を残しません。

心を言葉にしません。


どんなに辛い過去があなたを変えてしまったとしても、


心の穴を埋めるように食べ続けても、

その穴は埋まらない。

凍った瞳から幾度となく流してきた血の涙は、


誰にも知られることもなく、



夜の帳(とばり)に消えていく。


心の痛みを消すことは並大抵ではありません。


心の闇と対峙することは、命掛けになるほど危険なことです。

魔法使いのように一夜にして消えることはありません。

そして長い長い時間がかかるのです。


摂食障害は、心の病なのかもしれませんが、

人間科学的には【満腹中枢の故障】なのです。


正しく食べていれば必ず治るものです。


諦めていた

「友達と楽しくランチを食べる」ことや、


「カロリーなど全く気にしないで美味しく食べたい」

「彼と一緒に美味しい料理を食べたい」

これらはドラマや本の中だけではなく、


本当に【取り戻せる】ことなのです、


オシャレをして美味しいスイーツを食べたい。

みんなが着ているサイズの服を普通に買いたい。

食べることなんか忘れて、

勉強や恋愛をしたい。


これは、


摂食障害が治れば、


簡単に叶うことなのです。


あなたの心の傷はまだ癒えていないかもしれません。


それでも、


摂食障害を乗り越えられたあなたには、


もう心の穴を埋める行為は必要なくなるのです。


あなたの凍った瞳が、


心からの笑顔になる日を、深く願ってやみません。


今日も読んでくれてありがとう。