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私鬼滅の刃だけは絶対にみません!!!

え〜。

世の中の流行りに乗っかっていくミーハーなやつになりたくないだけでしょ?

まじで1回みてみて!って。

漫画でもいいから。本当にいい話なんだよ。


なんて言われたことある方も多いはず。

それを世間はキメハラと言うというのも広まってきました。

みんな鬼滅の刃見てるから、同じようにあなたも見てよと言ってくるキメハラ。


私の配偶者もマザーも鬼滅の刃は1期見終わっていて、マザーに関しては、映画を3回見に行ったそうです。

そんな家族に挟まれながらも、私は絶対に見ません!と意見を変えないです。


この前祖父母にあった時に、素敵だなと思ったことがあったのですが、

世間ではこんなにも鬼滅の刃が流行っていて話題になっているんだから、

アニメだから、若い人たちのものだから、と言わずに見てみようと、

テレビで流れていた総集編を録画して見たそうです。


残念ながらその総集編は、1番最後の回だったらしく、

柱の会議、通称「パワハラ会議」だとマザーが言っていたのですが、

その会議とねずこの姿だけ見て、話が理解できず見るのをやめたそうです。


その時の祖母が「ずんこちゃんもう竹噛んでたよ」って言っていて、

ずんこじゃなくてねずこだし、

初回からずっと竹噛んでるしってみんなで大笑いしました。


まあともかく、祖父母も毛嫌いせず、見てみようと好奇心のままに流行りを知ろうとする姿勢を私は尊敬しました。


それでも絶対私は鬼滅の刃だけは一生見ない。


いや本当は鬼滅の刃だけじゃなくて、呪術廻戦も見ないし、

ヴァイオレット・エヴァーガーデンも、五等分の花嫁も、ホリミヤも、フルーツバスケットも見ない。

もっと昔のアニメまで含めちゃうんだったら、クラナドなんて死んでも見ないですね。

コブクロが主題歌のorangeの映画が流行ってた時なんて、うんざりしてました。


でもアニメが嫌いなわけではない


そう。ただオタク文化が嫌いな人みたいに見えちゃうかもしれませんが、

そういうわけではありません。

過去に、けいおん!やキラッとプリチャン、初恋限定。とらドラ!など見たことあるアニメもあります。

1番好きなのは、斉木楠雄の ψ 難で、

自分の中のレジェンドアニメは、ゼロの使い魔で、このアニメは3期まで見たし、アニメガイドやグッズも持ってました。


そういえばもしドラのTシャツを好んできていた時もありました。

今は、プリキュアを暇な時に見ていて、キャラクターショーを見に行くので、一般人よりはオタクっぽいかなと思っております。


じゃあなんで鬼滅の刃は見ないの?


一言でいうと、人が死んだり、複雑な話を見るのが苦手だからです。


ちなみに実は鬼滅の刃の第1話をジャンプで当時見た時に、

この漫画は流行るだろうなと思ったし、普通に面白い設定だなと素直に思いました。

でもあるきっかけのせいで見ないアニメに決めちゃうのです。


ツイッター・noteやブログと様々なSNSをしていると、

自然と流行っているものの情報って入ってきませんか?


鬼滅の刃は見ないと決めてる私だって、映画の煉獄さん泣けるという話は何度と聞きました。


そう、「泣ける」「感動する」「推しが死ぬ」「恋愛模様が綺麗だった」

こういう話題が入ってきた瞬間、私はそのアニメを見ないと決めます。


鬼滅の刃って、主人公の妹以外家族みんな死んじゃう上に、妹は鬼になっちゃうし、鬼と戦わなきゃいけなくなるし、この炭治郎の気持ち考えてみてくださいよ。


辛くね?


内容を完璧には知らないので断言できないのですが、辛そうです。


私の中で、泣けるの中でも、「あ〜よかった」で済むすっきり感動モノだったら割とみれたりするんですよね。

ゼロの使い魔やとらドラが見れたのはそのためです。


この2つのアニメは、恋愛系で、主人公の恋が実ったときにあ〜よかったねと涙を流したんですが、

鬼滅の刃は違いますよね!?

恋愛叶って、ただ鬼を倒すだけのアニメじゃないことを私は知っています。


鬼によって辛い思いをしているのは、主人公のたんじろうだけじゃありません。

私多分鬼滅の刃を見たら1番好きになるキャラは絶対しのぶさんだと思うんです。


鬼に親も殺され、姉も殺され、継子も殺され、そして自分も食べられてしまう。

とても頼れる女性で大人気キャラのその背景には涙なしには見られない物語があります。


いや、そもそも鬼滅の刃で強いキャラであるはずの柱の9人のうち6人は死亡するそうです。

そこに人気もくそもありません。どんだけ人気だろうと物語で死にます。


伊黒さんと甘露寺さん死んじゃうんですね…。

鬼滅の刃で恋愛といえばこの二人だと思いますが、

両思いだと認識して二人とも死んでしまうらしいです。

あ〜よかったの恋愛物語じゃ済まされません。


生き残っているキャラたちも、

結局お世話になった柱の先輩たちの死に様を見たり、

その辛い気持ちを背負って生きていくわけですし、


鬼と戦う前での家族の絆とか見たあと、死んじゃったりすると、

本当に心が潰されそうになってしまいます。

想像するだけで鬼滅の刃を見ることはできないと心が拒否します。


泣ける物語の中でも、見るものと見ないものの違いといえば、

死亡系や戦い系だと、

家族との別れが含まれる・子供が辛い思いをする・死亡に友情や家族が複雑に絡まっているもの。

恋愛系だと、

実らない人物がいる・実ったあとに死亡する・結局別れる・恋愛が実った結果他の登場人物が辛い思いをするもの。


その他に、物語の中で一瞬でも、

子供が虐待されたり、閉じ込められたりするシーンがあると、そこから1秒もみれなくなります。


逆に、ミステリー系の話でいきなり爆発に巻き込まれちゃって死ぬとかは見れます。


私がこのようになってしまったのには、きっかけがありました。


なんでそういうアニメが見れなくなってしまったの?


それは東京マグニチュード8.0というアニメのせいです。

皆様知っているでしょうか。このアニメ。

東日本大震災がまだ起こる前に作られた

東京で大地震が起きたらどうなってしまうのかという物語で、

中1の姉の未来と小3の弟の悠貴が被災地から自宅に戻ろうとするのが話の軸になっています。


これは、マイマザーに勧められ中学生の時に見ました。


もしドラのTシャツの写真に写っているのが弟なのですが、

マザー的には、このアニメ、私と弟を重ねながら見ちゃって、

涙なしには見れなかったから絶対見てほしいって言われたので、

軽い気持ちで見ちゃったんですよね。


結果!!

2話から最終話の11話まで全部涙を流しながら見ました。


1話は姉である未来が退屈な生活だと愚痴ったり、お台場に遊びにいくシーンが描かれ、ちょっとだけ地震が発生したところで終わってしまったので、

悲しいとかはなかったのですが、

2話からは、すぐ危険な目にあいそうになるし、はぐれそうになるし、

怪我するし、辛い目に合うし、最後も結局ハッピーエンドじゃないし…。


このアニメ、大地震ときょうだいと家族の絆が描かれているし、

現実の場所ですしね、何が言いたいかっていうと、

誰にでも起こりうる悲しいできごとばっかりなんです。



そりゃ、弟がいる私は重ねながら見るので、

もし自分に同じことが起こったらどうしようという気持ちのまま見続けることになりました。

2日間で11話見たのですが、

11話視聴後は、しくしくといったような涙の出方ではなく、

うわ〜んわ〜ん、ふぇーんうっうっというくらい、大号泣です。


私は中学生の時には、

札幌の祖父母に引き取られ、愛情に飢えており、マザーにはなかなか会えないし、甘えられないし、

弟はパパと滋賀県で暮らしているし、いつ会えるかわからないし、

そんな私は、アニメ見終わったあと、もともと家族と会えてないのに、もっと会えない状況になったら生きていられないのではないかと思っちゃうのです。


30分くらいは泣き続けたでしょうか。


目が腫れました。

それだけならいいんですが、発熱もしました。

そして、しばらく何もできなくなってしまいました。


感情移入が重すぎるんですね私の心。

そういう性質なんでしょう。


数年後、東日本大震災が起きた時、

私は真っ先にこのアニメを思い出しました。

実際に東京マグニチュード8.0のきょうだいに振りかぶった辛いできごとと同じようなことに出会ってしまった方もたくさんいたと思います。


そんな気持ちになりたくない!

もう一生こんなアニメは見たくない!

熱出したり、寝込んだり、ずっと悲しい気持ちで、不安でもしこうなっちゃたらどうしようと悩み続けたくない!


そこから私は、こういったアニメは見ないと決めました。


でも、おすすめのアニメを聞かれたら、死ぬまでには絶対に見た方がいいアニメとして、東京マグニチュード8.0を必ず答えます。


家族に会いたくなるし、家族を大切にしようと思えるからです。

さらに震災に向けて対策をしようと準備するきっかけにもなるでしょう。



熱出したり寝込んだりしたくない!


ここまで読んでくださりありがとうございます。

ここまできてくれた方ならわかると思いますが、

私はミーハーになりたくないから鬼滅の刃を見たくないわけじゃなくて

寝込みたくないから、感動系のアニメを見ないと決めているからなのです。


このこだわりは、

喫煙者がどんだけ、たばこが体に悪いものと理解していても、

たばこはやめないと決めているのと似ています。


そんなわけで

どれだけ好きな人に、鬼滅の刃の良さを語られても見ないという考え方は頑固に変えません。


ちなみに、火垂るの墓は絶対に見ません。

あと、アニメに限らず、ゲームや映画、ドラマでも同じく、この条件にあいそうなものは見ないため、

よく見る好きなジャンルは、お仕事系かほのぼの系です。


恋愛要素は軽いものが好ましく、

地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子、花咲舞が黙ってない、トップナイフなどのドラマは本当に大好きです。


アンナチュラルやMIU404の少し死亡シーンが含まれるけど、最終的にはすっきり悪くない終わり方をするものも見ることができました!


映画では、騙し絵の牙はめちゃくちゃのめりこんで見ました。

ブログに書いちゃうくらい面白かったです。


感情移入が重すぎる人とそうでない人


最後に私と同じように、感情移入が重すぎて、

結果的に体調を崩してしまうような同じような方がいましたら

コメントお待ちしております。


そんな私たちでも見ることのできる作品の情報共有などできたら嬉しいです!


また感情移入はそこまでせず、1つの作品の面白さとして評価しながらアニメを見る方もいると思いますが、

そういった方は私のような考え方をどう思うのかも知りたいです。

ぜひコメントお待ちしております!



この文章が、いろんな考え方があるんだと思うきっかけになったら嬉しいです。


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