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2ヶ月連続で賛美歌作品完成!~和解の使者として~

 今月も残り1日と数時間というところで、ようやく今月初のブログ形式記事を出すことができました。2ヶ月連続で賛美歌作品が生まれたのはよかったものの、またも誕生から半月も記事を出せずにいたのです(汗

 さて、プロフページで遡るのは難しくないかと思いますが、念のため?前作の紹介記事も貼ります。

 前作が生まれて1ヶ月と3日が経った7月15日(金)。この日は夏休み前の通常授業最終日でした。実際には、月曜(海の日)に特別セミナー、翌火曜午前に補講があったのですが。それはともかく、15日午後の授業で詩篇についての内容がありました。詩篇(新共同訳では詩「編」)は、現代で言う賛美歌集です。現に「○○に合わせて」と楽器での伴奏を指示する表題が付けられている詩篇がいくつかあります。また、喜びに満ちた賛美だけでなく、悲しみや復讐心に駆られながら歌われた詩も収録されています。(それについては最近出版された翻訳書をご参照ください)

 さて、そんな詩篇についての解説をしながら、私が創作をしていることをご存知の先生が私にハッパをかけてくださったのです。それが数時間での新作完成につながるとは、その時点では全く想像していませんでした。要するに単純な人間だということです(爆 とは言え、神が働かなければそんなことも起き得ません。

 まず、収録風景からご紹介します。一年前のこの時期に参加した東京基督教大学の教会音楽講習会で、私は作曲の実技クラスを受講しました。その時に講師から、コンテンポラリーの伴奏では旋律を弾かずにコード弾きをするようにと指導されました。個人的には、礼拝で弾く場合はあくまでも会衆のために弾くので旋律伴奏は必須、と考えていましたが、今回の収録にあたっては講師の指導に従うことにしたのです。まあ、裏事情としては旋律を弾きながら歌うとピアノの音に歌が負けてしまう危険性を想定したというものもあったんですが(^^;;
 ということで伴奏で新たなチャレンジをした今回でしたが、弾き語りは諦めました。まず、在学校(新潟聖書学院)チャペルのグランドピアノで伴奏を弾いてボイスレコーダーで収録。そして、その音声をパソコンで再生しながら歌うのを再びボイレコで収録したのです(^^;; この時はピアノの上にパソコンを置きました。なかなかない光景だと思うので記念撮影しておけばよかったですね(^^;;
 こういう収録は、初めて歌も収録した2020年の2作品でも起きたことでした。

 この時は実家のキーボードの機能を使って最初に伴奏を録音し、それに乗せて歌うのをデジカメで録音?しました。映っているのはリビングのソファです(爆

 さて、すでに聴いていただいていればご存じかと思いますが、ようやく歌詞の紹介です。

「父がわたしを遣わした ようにわたしもあなたがたを
和解のために 遣わす。
あなたがたは出て行って すべての国の人々を
わたしの弟子と しなさい」
主イェスが十字架で 廃棄された
敵意を乗り越え 共に進もう。
私たちと共にいる 主イェスの力を身にまとい、
ここから共に 出て行こう。

次のような聖書の言葉をベースとしています。

ヨハネの福音書20章21節
イエスは再び彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」
マタイによる福音書28章19~20節(新共同訳)
だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、 20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
エペソ人への手紙2章14、16節
実に、キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し、…二つのものを一つのからだとして、十字架によって神と和解させ、敵意を十字架によって滅ぼされました。
ガラテヤ人への手紙3章27~28節
キリストにつくバプテスマを受けたあなたがたはみな、キリストを着たのです。ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由人もなく、男と女もありません。あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって一つだからです。
コリント人への手紙第二5章18b〜20a節
神は、キリストによって私たちをご自分と和解させ、また、和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神はキリストにあって、この世をご自分と和解させ、背きの責任を人々に負わせず、和解のことばを私たちに委ねられました。こういうわけで、神が私たちを通して勧めておられるのですから、私たちはキリストに代わる使節なのです。

特記のないものは新改訳2017から引用

 最初の2つの言葉は、復活した主イエス・キリストが弟子たちに語られた言葉です。ヨハネ20:21は復活した日の夕方に、マタイ28:19~20は復活から40日目に天に昇られる直前に、それぞれ弟子たちに語られた言葉です(リンクは新共同訳本文)。後者は「大宣教命令」と呼ばれます。
 クリスチャン(キリスト者)は、そのすべてが神の働き人(献身者)であると言われます。時に教会で働く牧師・司祭・神父を表す言葉でもありますが、広い意味で言えばキリストを信じるすべての者がそれぞれの持ち場で神の愛を分け与える等して神の働きを共にしているのだ、という考え方です。Ⅱコリント5章終盤では、その働きの一つが「和解の務め」であると言われています。
 私の創作賛美歌は本作で14曲目(奏楽曲と兼ねた2曲を含む)ですが、その中で「派遣」を主題とした曲が4曲に上ります(副題まで広げるとさらに2曲)。

※もう1曲「聖霊の…」はすでに貼っているので省略
 この2曲は弾き語りをするようになる前の作品なので、伴奏のみ(説明欄に歌詞)です。

 派遣というのは、礼拝に集った一人一人が教会からそれぞれの持ち場へと帰って行くのは神から派遣されていくということを意味します。派遣の歌(賛美歌)はそれをいざなう・励ます役割を持っており、力強い言葉・旋律の曲が多いです。

 そういった「派遣の歌」の作品が多いのは、私がこのポイント(クリスチャンの週日のそれぞれの働き)への関心が深いからなのだろうと思います。
 さて、先に紹介した「聖霊の…」ですが、今回の新作に続いて歌うことが適切なのではないかと思います。調を合わせる必要があれば、「聖霊の…」を半音上げていただくことになります。
 また、新作の方は「」内を説教者(祝祷をする役割)が、後半部を会衆が歌い分けることもアリだと思います。そうすると会衆の持ち分が少なめになってしまうので、2曲メドレーにするとより良いのではないかと思います。

 前作の記事よりもだいぶ長くなりましたが、最後はいつものように^^;関連記事をまとめたマガジンと創作賛美歌・奏楽曲をご紹介しているYouTubeチャンネルのリンクを貼らせていただいて終わります。


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