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新潟県上越市で「年に2日だけ」販売される餅の話

 最近の話題がなかなか見つからない時はfacebookの「過去のこの日」でネタを発掘するのが常なんですが、今回もその方法で発見された話題です。

 国民的な餅シーズンの一つである正月まであと1ヶ月となりましたが、新潟県 上越市ではこの時期に2日間だけ販売される餅があります。

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 店舗によって包装や餅自体にも多少の違いはあるようですが、かなり大掛かりなイベント、風物詩となっています。

 なんせ宣伝カーも出るほどなんですから。お聞きの通り「かわたりもち」と読みます。

 こちらの記事から川渡餅の由来を簡単にご紹介すると、
「約460年前、川中島の戦い。上杉謙信がいくさ前の晩に餅を家臣に配って士気を高め、千曲川を渡って武田信玄に打ち勝ったと伝えられている。以来、謙信公の武勇にあやかり、無病息災の願いを込めて、毎年12月1日に食べられるようになった。」
 ということです。

 購入者には、より詳しく由来を紹介した紙が配布されます。

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 本来的には12月1日に食べるのが慣わしだそうですが、現在は11月30日にも販売されています。
 こういった風習からも、上越が由緒ある街なんだなぁと実感しました。私が上越に住んだ1年目(2014年)には高田開府400周年に合わせて様々なイベントが行われ、それを通してもいろいろと知ることができてラッキーなタイミングだったなぁと思います。(2年目の北陸新幹線開業については以前書いたこちらの記事をご覧ください)

 と、書ける内容がさほどあった訳でもないので^^;、食に関連する思い出を2つ紹介します。
 上越地方にはサメを食べる文化があり、私はとある場所で煮こご(凝)りをいただく機会がありました。最近、この文化をアピールするためにかまぼこが開発されたそうです。

 歴史的ルーツについては市のHPに解説資料があったのでそちらをご覧ください。

 もう一つはラーメンです。住むようになるまでは全く知らなかったんですが、上越はラーメン激戦区です。最近の潮流に乗るお店も多いですが、その中でも希少さで目立つ2種類のラーメンをご紹介します。

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 上越タウンジャーナルの記事によれば、日本そばと中華スープの組み合わせは上越のこのお店とお隣富山・射水にしかないそうです。この「つかそば」がリーズナブルなことや店内の雰囲気等、まさに昭和の情緒が残る風景ではないかなぁと思います。

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 最近はカップ麺のご当地タイアップ商品としても見かけるようになった妙高・新井の豚汁ラーメン。上の写真は「たちばな」でのものですが、豚汁のテイクアウトができる店なんてそうそうないんじゃないでしょうか。
 ただ、豚汁ラーメンにはもう一派あります。複数店舗あってそれぞれ店名が微妙に異なるんですが、共通するのは「ミサ」です。

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 こちらは道の駅あらいにある「食堂ミサ」だったはずですが、この時はラーメンではなく豚汁定食をいただきました。「たちばな」のメニューにも定食はあり、むしろメニューの一番上に載っています。ご覧の通り、ごはんのお供として十分な量が出てきます。

 つかそばは日本海側・直江津にあり、豚汁ラーメンの妙高市とはそれなりに距離があります。しかし、県外から来られた際はぜひ一度にまとめて堪能していただきたいところです。

 ということで、餅をタイトルに持って来た割に鮫とラーメンへの言及の方が多いというタイトル倒れの記事となってしまいました。しかも川渡餅の今年の販売はすでに終わっており… まあ、川渡餅を主題としたnote記事は今まで一本もなかったようなので、存在意義はあるということにしたいと思います(^^;;
 今回の見出し画像は、イメージ画像として高田城を載せました。観桜会の時に撮ったので、ぼんぼりも写り込んでいます。

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