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沖縄に帰って感じた〇〇への希望

先日沖縄に帰って驚いたことがある。
それは沖縄にコンパクトシティ感があったことだ。
これは東京に住んでからこそ感じたことであろう。

コンパクトシティの概念 
コンパクトシティの定義については、論者や文脈によって異なるが、一般的には、
1)高密度で近接した開発形態、
2)公共交通機関でつながった市街地、
3)地域のサービスや職場までの移動の容易さ、
という特徴を有した都市構造のことを示すと考えられる。
国土交通省


沖縄の豊見城にある実家から天ぷらで有名な島『奥武島』へ行こうという話になった時や首里城へ行く時、ガンガラーの谷へ行く時に行き方を調べて車でたどり着くまでの時間が全て30分以内なことに驚いた。
東京に住み車社会の沖縄とは違い電車が移動の要となり移動時間を多く作ってしまっているのが原因だろうがこの違いは沖縄に住み続けていては気づかなかっだろう。

社会と土地の構造上で沖縄と東京では時間の価値が違うのだ。

沖縄の電車は2両編成(2022年度に3両編成化予定)のモノレールが2021年12月現在那覇市内にしか走っていなく車を持たざる得ない社会環境だ。一方東京で暮らしていると僕の移動は電車メインの生活となり車を自分で運転する行為は命をぞんざいに扱う行為と思うまでになってしまった。(最近は電車内での事件が多発しているが・・・。)

沖縄は電車が少ないことによりパーソナルモビリティを持たざる得ない。
それと海に囲まれている沖縄の土地構造が移動距離を削減することへ繋がっているのだ。
東京に住んでると県境を感じることがない。気づいたら千葉におり気づいたら神奈川にいる。そうなると移動時間と距離の感覚が麻痺してくる。30分が遠く感じてたのに慣れ楽になってきて次は1時間の移動が許容範囲になっていきそれが積み重なっていく。距離も同様だ。

これが県境を感じない怖いところ。
だが沖縄は県境が海。県境を越えるのにハードルがあり日本国民が国境を越えたことが無い人が超えてみたいと憧れるように沖縄県民は自分の足による県境超えに憧れる者もいる。そのくらい海は移動への大きな壁となっているがその壁があるおかげで沖縄県民は移動時間の麻痺が重症化しなくて済んでいる。

パーソナルモビリティを持たざる得ない環境と県境超えにハードルがある環境。
この2つをに着目し発展させることにで沖縄は日本一のコンパクトシティへとなることができる。
隣接県が無い島であることにより自宅と観光地と美味しいご飯屋さんと遊びどころなどに距離感が無く時間というコストは割かなくていい。それに加え所持が必要となる車やバイクなどのパーソナルモビリティでさらに移動時間が削減される。
移動距離と移動時間の削減が力の入れどころだ。高齢者による交通事故も問題になるためパーソナルモビリティも高齢者が乗車できるものにしなくてはならない。自動運転車がいい例だろう。

しかしその2つに力を入れることで生まれるデメリットが県民の肥満化だ。
移動は運動にもなるのでそれが無くなると太ってしまう。
今現在でも沖縄県民は歩かない県民と言われ肥満化が問題視されている。
移動距離と移動時間の削減が力の入れれば同時に県民への運動の促進にも力を入れないといけない。

田舎からは若者がいなくなり高齢化が進むためコンパクトシティ化を急がなくてはならない。沖縄は移動距離と移動時間の削減と県民の肥満化への対策にも力を入れ日本一のコンパクトシティとなり世界へのお手本と田舎の希望となってほしい。


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