教師のパフォーマンス評価 InTASC Model Core Teaching Standards (1)
毎年、これが行われます。けど、学校によって評価基準が違うんですっごい緩々適当なところがあると思いきや、辞書ぐらい分厚い評価システムだったりとまあ、様々です。今回こういうのを使って評価されてますっていうのを紹介しましょう。「こんな先生は下手クソだ!」って思っておられる親御さんはこれを見てみてはいかがかと(苦笑)。InTASCモデル以外にも他のシステムも紹介していきたいかも。気が向いたら。。。ですね。
InTASC Model Core Teaching Standards
これはアメリカで使われてるシステムらしいです。らしいっていうのは最近アメリカで教えてないんで。。。スタンダードが10個あります。アメリカ合衆国の教師養成者によって開発された、教師が必要とするスキル、知識、態度について定義した基準です。この基準は、全ての教師に求められる必要最低限のスキルや知識を含んでおり、教師が学生の学習を促進し、成功へと導くために必要な基盤を提供します。
InTASC Model Core Teaching Standardsには、以下の10の領域が含まれています。これらを全て45分授業の中ひとつに組み入れます。もっと詳しいのをみたい方はアリゾナ州のサイトであるこちらからどうぞ。
では、一項目ずつ、自分に対する復習(戒め)も含め、書いていこうと思います。
スタンダード1、学習と発展の理解:
学習者がどのように成長し発展するかを理解し、学習と発達のパターンが認知、言語、社会、感情、身体の各分野において個人的に及び横断的に異なることを認識し、発達に適した適切で挑戦的な学習体験を設計・実施することができます。
質問:先生は学習者の成長と発達に関する知識を活用して、認知的、言語的、社会的、感情的、身体的なニーズに合わせて、挑戦的かつ達成可能な発達に適した指導を設計・実施しているか?
先生は教える科目や授業に対し十分な知識と教え方に対する情報をちゃんと持って、わかりやすく、生徒が理解できる範囲で、どの生徒も困ったりしないでいけれるような授業をしろってことですね。要は全ての生徒が全て理解する授業を行ってますか?って毎回自分に問わないといけません。また、ちゃんと必要なデバイスは使ってますか?ってのも質問に含まれます。
音楽に至っては楽譜が読めない子もいれば、赤ちゃんの頃からピアノレッスンを受けてる子もいます。そこらへんのギャップはかなり広いです。ギャップを埋めるために音符の読み方を教える場合はできない子にはオンラインの音符を読む練習させるゲームを宿題に出したり、できる子は初見で課題曲を歌わせたりということをすればいいのかなと思います。怒りっぽい生徒には言葉使いを気をつけてわかりやすく優しく接し、英語がわからない子は電子辞書持ち込みを許したりします。もちろんティーチングアシスタントの人がいたらその方に必要な単語の説明をお願いしたりします。歌を歌う場合なら上手な子はもうちょっと難しめの曲ですとか。英語が難しい子はメロディーだけを歌わせる、という感じです。
これを40分ほどのオブザベーションの間で証明せねばならないのですが、素行の悪い生徒さんがいたり、ご機嫌斜めな子が暴れたりしたら宥めたりするのに5分ぐらい時間が取られるのでちゃんとこのスタンダードを守れてるのか不安になります。しかしご機嫌斜めな子がいたら、いなすことをしっかりすればスタンダード1でアウトスタンディング評価がもらえる可能性もあるわけです。ご機嫌斜めな子は授業が難しいから斜めになるのだ!っていう可能性があります。そんな子が人クラスに4、5人ぐらいいて当然です。普段からどんな生徒もわかる授業を目指していくといいでしょう。。。
とここまで書いてスタンダード1からもう不可能かも。。。ってなってきました。ちなみに、私のクラスは偶に生徒たちが大フィーバーしすぎて興奮してたまに授業が終わらないし始まりません。あと、ご機嫌斜めな子はわざと携帯を出したりします。取り上げる際に生徒と口論になります。オブザーベーション時でも全く関係なしです。なかなか恐ろしいです。
また次回はスタンダード2に続きます。
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