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ブログよりぬき

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H-Yamaguchi.net他、ブログ記事から再掲の文章。
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記事一覧

『映画大好きポンポさん』感想

気になってた作品。超よかったのでもう一度見てきた。いろいろ語りたくなるが、映画作りがテーマなだけあって、ネットをざっと眺めたらすんごい詳しそうな人たちがけっこう突っ込んだレビューや論考を出しているようなので、ちょっとだけ個人的な(偏った)感想と、あと連想をいくつか。

公式サイトにある「ストーリー」はこちら。

敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を

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くるまえび と よばれて

2年ほど前、食材偽装問題が話題になっていたころににブログに書いた短編小説というか大人向け童話というか、そんな感じの文章。そのときの経緯にご関心のある方はそちらを見ていただくとして(ブログの方にはなんと人気イラストレーターの松尾たいこさんに描いていただいたイラストもついている。あと電子書籍にもなっていたりする)、noteでも物語的なコンテンツを出しておられる方もたくさんおられるし、私もひとつ出してみ

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大人にいいたいこと

何やらニセ小学生が選挙関連のサイトを作って炎上したらしい。

「強気から一転、謝罪へ 炎上していたサイト「どうして解散するんですか?」が正体を告白 自称“小学4年生”はNPO法人代表」(ねとらぼ2014年11月22日)

だまされたって怒ってる人がいるようだが、よく理解できない。そういう人は自分のきまりわるさを誰かのせいにしたいだけなのかもしれない。かつて西村博之氏が言ったような、「うそをうそと見

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「人間らしい」ということ

以下は2009年10月にブログに書いたものの転載。今でもこの疑問というか違和感というか、は解決していない。

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よく使われてて一見当たり前っぽいのだが、よく考えるとあれ?なことばというのがよくある。そういうものについひっかかっちゃう性分なもので、人と話がかみ合わなくなってしまって困ることがけっこうよくある。もっと頭のいい人はもうとっくに理解しきっちゃってるのだ

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タクシーの空車表示はもっとわかりやすくならないのか

タクシーの空車表示はもっとわかりやすくならないのか

以下は、2013年8月にブログに書いた文章を少しだけ変えたもの。空車のときは上の社名表示灯が点灯するからわかるはずっていうコメントももらったのだが、そういう人は夜にしかタクシーに乗ったことのない人なんだろう。一度昼間にタクシーに乗ってみるとわかるが、昼間はあれほとんど見えないから。実際、私が乗ってるタクシーに向かって手を挙げる人をよく見るから、私だけではないはず。

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おつりの渡し方について

おつりの渡し方について

以下は、2006年5月にブログに書いたもの(ちょい短縮してある)。これ、今ではすっかり定着しているように思う。

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日常のなにげない所作について、「あれ?いつからこうなったんだ?」と思うことがたまにある。潮目が変わるというか、あるときを境にがらっと変わったりすることがあるから、なんとも面白い、といった小ネタ。

ここで書きたいのは、最近とみに

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方法の問題ではない:「デブの国」より

以下は2004年6月17日にブログに書いたもの。

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昨日までアメリカにいた(いまカナダでこれを書いているが、状況は似たり寄ったりのようだ)。来るたびに思うのだが、この国を一言で表現するとすれば、私はまず「デブの国」と呼びたい(差別的表現を意図したものではない。一言で表現する際に「肥満者」よりも語呂がいいという理由からこちらを使った。全文

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人前でキレるのが好きですか?

以下は2007年6月にブログに書いたもの。この方は今でも元気にあちこちでやらかしていらっしゃるやに仄聞する。六根清浄六根清浄。

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NB Onlineに「遥洋子の『男の勘違い、女のすれ違い』」という連載コラムがあるんだが、そこに2007年6月15日付で「人と触れ合うのが好きですか?」という文章が出ている。

これにはびっくりした。ぜひ原文をお読みいただきたい

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関西人が関西弁を使わないとき

10年前にブログに書いたものを掘り出してみた。今でもよくわからない。

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大阪に来ている。東京以外の土地に行くたびに思うのだが、方言がある地域の人々の多くは、その土地の方言と東京で一般的に使われていることば(いわゆる「標準語」というやつだ。語弊のあることばだが字数の関係もあり以後この表現を使う)を上手に使い分ける。アクセントが残る人も少なくないが、「えっ東京の人じゃないの!?」と

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初任給がネクタイ1本に化けた話

会社に就職して最初の給料を受け取ったのは、当時泊まり込んでいた会社の研修所だった。当時はまだ週休2日制でなかったから、土曜日の午前中に、手渡しで。研修中だからまだ働いているという実感はさほどなかったし、紙幣の入った封筒は薄っぺらいものだったが、それでも、初めての給料というのは、テンションが上がるものだ。当然、そのときの私もそうだった。

それを胸ポケットの財布に入れて、かなり上機嫌で、研修所から実

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伝統は守らなければならない

2005年3月にブログに書いた文章。全文公開で投げ銭的な有料設定をしている。

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世の中にはいろいろな伝統がある。女性は土俵に上げない。50年間国会議員をやると国会に銅像が置かれる。1人殺しただけでは死刑にならない(これは先日破られたが)。右手にナイフ、左手にフォーク。神社では二礼、二拍手、一礼。合併したら社長以下たすきがけ人事。敵対的買収はしない、というのは伝統と

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仕切るべきか仕切らざるべきか:自衛隊を悩ます大問題の話

2006年2月に書いたブログ記事をここに再掲してみる。
http://www.h-yamaguchi.net/2006/02/post_f351.html

長いんだけど、自分では気に入ってる記事。今はどうなってるのかなあ。

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仕切るべきか仕切らざるべきか:自衛隊を悩ます大問題の話

議事録というのは、言い切ってしまうが、まずもって読まれることのほ

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