不良教員

麻雀好きの不良教員。天鳳4段~5段。福地誠さん、ネマタさん、平澤元気さん、雀ゴロKさん…

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麻雀好きの不良教員。天鳳4段~5段。福地誠さん、ネマタさん、平澤元気さん、雀ゴロKさん、堀内正人さん等多くの麻雀クリエーターのおかげで麻雀にどっぷりつかっているアラフォー

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苦い思い出 第7話 転落

妖怪の視線が気になった俺は、サイドテーブルを見た。 俺の財布から、免許証が飛び出ていた。 慌てて妖怪を見たらニターっと笑った。 「おにいちゃんボンボンやないやな…

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2年前
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苦い思い出 第六話 恐怖

妖怪の携帯が鳴った。 普通は聴かないような不気味なメロディだった。 「はい、もしもし。あぁともちんか。どした? は?お前自分の言ってることわかってんのか? おい!代…

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2年前
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苦い思い出 第五話 ブラフ

東1局が始まった。 親は妖怪。 ドラは⑥ 妖怪は慣れた手つきでリー牌して少考して⑥を切った。 2巡目はふざけた裏切りで⑤を河に置いた。 染め手か? 余程のことがない限…

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2年前
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苦い思い出 第四話 来店

ストレートの薄いブルージーンズに白いポロシャツ、足元は不自然なユーチップの革靴。 お腹の周りはパツンパツンで胸の周りに皺が寄っていて、オニギリ体型の典型。 げじげ…

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2年前
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苦い思い出 第3話 仕上がる

シンヤはこの後も好調だった。 ひたすらマンガン以上を和了し続ける。 「エリのカンチャンぶち込んでから、麻雀でもカンチャンから埋まっていくぜ。お前らもエリとヤレば…

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2年前
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苦い思い出 第二話 スリー入り

「らっさいませー」 癖の強い出迎えだった。 タバコを吸いながら、明らかに栄養が足りてなさそうなガリガリのメンバーが声をかけてきた。 身長は180くらいだろうか。 トラ…

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2年前
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苦い思い出 プロローグ

郊外の繁華街。 雑居ビルの一階、オレンジ色の看板が交換時期をとうに過ぎたであろう蛍光灯に照らされていた。 その看板の店が何の店なのかはパッと見てわかる人は少ないで…

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2年前
6
苦い思い出 第7話 転落

苦い思い出 第7話 転落

妖怪の視線が気になった俺は、サイドテーブルを見た。

俺の財布から、免許証が飛び出ていた。

慌てて妖怪を見たらニターっと笑った。

「おにいちゃんボンボンやないやないか。お前の住所貧民団地やな。ケツノアナで稼がせてやるから待っとけや。」

俺は住所が妖怪にバレたことで、心臓を鷲掴みにされたように苦しくなった。

しかし、俺の配牌はテンパイだ。

ここで、俺があがってしまえば全ての嫌な流れは断ち切

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苦い思い出 第六話 恐怖

苦い思い出 第六話 恐怖

妖怪の携帯が鳴った。
普通は聴かないような不気味なメロディだった。
「はい、もしもし。あぁともちんか。どした?
は?お前自分の言ってることわかってんのか?
おい!代走。」
代走をおおせつかったシンメトリーが卓についた。
妖怪は自動ドアの向こう側に出て行った。
そして電話相手のともちんに対して怒声を浴びせていた。
ドアを挟んだこちら側にもその怒鳴る声は聞こえてきた。
大きな肉食獣の雄叫びのような重低

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苦い思い出 第五話 ブラフ

苦い思い出 第五話 ブラフ

東1局が始まった。
親は妖怪。
ドラは⑥
妖怪は慣れた手つきでリー牌して少考して⑥を切った。
2巡目はふざけた裏切りで⑤を河に置いた。

染め手か?
余程のことがない限りドラ含みのターツは落とさない。
妖怪はグヒグヒ笑っている。
手なりで俺は一を切った。
その瞬間、妖怪がものすごい速さで俺の河から一萬をうばっていった。
晒さないうちに打牌。
発生もしなかった。
コイツはマナーが悪いを通り越している

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苦い思い出 第四話 来店

苦い思い出 第四話 来店

ストレートの薄いブルージーンズに白いポロシャツ、足元は不自然なユーチップの革靴。
お腹の周りはパツンパツンで胸の周りに皺が寄っていて、オニギリ体型の典型。
げじげじ眉毛にお目々はパッチリ。
猿岩石の有吉が老人になったような妖怪が来店した。

「らっさい。ちょうど始まるところ、ご案内できます。」
おしぼりを持ったシンメトリーが来店対応。
「おう!イクか。」
妖怪はシンメトリーの股間を触って笑った。

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苦い思い出 第3話 仕上がる

苦い思い出 第3話 仕上がる

シンヤはこの後も好調だった。
ひたすらマンガン以上を和了し続ける。

「エリのカンチャンぶち込んでから、麻雀でもカンチャンから埋まっていくぜ。お前らもエリとヤレば麻雀強くなるぞ。あいつはウナジとバックが好きだからたくさんイカしてやれよ。」
「シンヤは調子に乗るとマジで手がつけられない。」
俺を無視した仲間内の会話は続いていた。
会話の内容の品のなさが更に冷静さを失わせる。

俺は展開が悪くリーチ負

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苦い思い出 第二話 スリー入り

苦い思い出 第二話 スリー入り

「らっさいませー」

癖の強い出迎えだった。
タバコを吸いながら、明らかに栄養が足りてなさそうなガリガリのメンバーが声をかけてきた。
身長は180くらいだろうか。
トライブ柄の白シャツに緑のエプロン。
胸にはクロムハーツだろうか?
やけにでかい十字架が輝いていた。
お世辞にも似合ってるとは言い難い。
10年後にはデスノートの死神のモデルにされててもおかしくない出立ちだった。

「レートはどちらで?

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苦い思い出 プロローグ

苦い思い出 プロローグ

郊外の繁華街。
雑居ビルの一階、オレンジ色の看板が交換時期をとうに過ぎたであろう蛍光灯に照らされていた。
その看板の店が何の店なのかはパッと見てわかる人は少ないであろう。
素直な奴は動物園と思うかもしれない。
急に雨が降りだしたから仕方なく雨宿りのつもりで入った。
そしたら、こんな懐かしいもんを見つけちまった。
俺は舌打ちをして、ビルのエレベーターホールへ足を運んだ。
看板を見ると懐かしい気持ちと

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