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すごい会議の効果(後編):対談者 雨宮 幸弘様

皆さまこんにちは!ヒューマングループnote編集担当 朝永です(^-^)/

今回のヒューマントークは、先週お送りした「すごい会議」の雨宮幸弘様との対談後編をお送りいたします!

前編では雨宮様のすごい会議との出会いやコーチとして独立されるまでについてお伺いしました♪

まだ前編を読んでいない!また読み返したい!という方はぜひ下記のリンクからご覧ください。

▼すごい会議の効果(前編)

それでは早速、本編をご覧ください!

※対談の本文は、2010年6月にヒューマンニュースレターに掲載したトークを当時の文章で掲載いたします。

すごい会議の効果(後編)

note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ (15)

内海:ブライダルではなくて、いろんな業種でもすごい会議が使えるとおっしゃってましたが、これまでにどういう企業をされてこられたのですか?

雨宮:例えば繊維製造をされている業者とか、3年ほど続けてしてもらっています。いろんな素材を開発してそれを世の中に広げている会社で、僕とはまったく関係のない縁のないところです。あとは出版会社とか、全国に何百店舗もチェーン展開されている会社もありますし、いろんな業界で使っていただいています。

内海:なんとなくサービス業というイメージですが、製造業とかとにかくあらゆる企業につかえるんですね。

雨宮:そうですね。効き目があるというのは、経営者が意思をもっていて、もっと成長したい!もっと上にいきたいという企業だったら全部あてはまりますね。業種はまったく関係ないですね。

内海:自分の会社にこれを導入すると現場で問題解決ができるんだと思って雨宮さんと出会って導入させてもらいましたが、始めはすごい会議の「研修」だと私は思っていたのですが、実際は研修ではなくて、「実践」だったんですね。 参加してわかったのは、社長が一番成長しないといけないし、気づかないといけないと、自分自身の経営のあり方にカルチャーショックを味わったのが初日の感想でしたね。
このすごい会議を成功させるポイントというのはありますか?

雨宮:すごい会議というのは、僕らに何か教えてくれるもの、何かを学べるものというスタンスでやるというよりも、体験のなかから自分で学習するものなんですというお話をさせていただいてます。
簡単な例を言うと、野球のルール説明をして、野球はこういうルールなんですよ、こういうスポーツなんですよ。それからビデオをみせて、そうすると野球というものは理解できますよね。でもそういうものではなくて、今から野球をみんなでやりましょう、一緒に体験しましょう。野球の楽しさとか野球の難しさとか喜びとか野球のフィールドで感じましょうというのがすごい会議のスタンスなんです。

あと導入のときに気をつけるスタンスというのは、相手を悪者にしない。みなさんに考えてもらう場を設けるというのが2つ目に気をつけていることです。あと3つめは、ブレークスルー。何か壊れているものを見つけてそれは直す、これをブレークスルーにかえる。簡単に言うとブライダルビジネスと言うとブライダルしか考えていないマーケットなのですが、あるマーケットで年間1万組のブライダルのマーケットがあるとします。マーケットのパイが決まっているので、1万組のマーケットを5万組にはできないですね。でもブレークスルーは何かというと、この1万組のお客様以外の新しいマーケットを開発するということなんです。例えば1万組のお客様が1年後には1年後の結婚記念日パーティーを企画するというのは、新しいマーケットですよね。土日以外の平日は、披露宴会場は空いているので一般宴会を受注します。これが新たなマーケットとなります。それがブレークスルーなんですよね。そのうちそこもあとでいろんな競合が入ってくるので、そこのマーケットを最初に90%占有すればいいことなんですね。新しいマーケット、そういったブレークスルーをいつも起こすような心がけが3つ目のキーポイントになります。
みなさんの発想、邪魔している前提の箱からのレビューなんですね。

内海:そういうことに気づかせる一番のポイントが質問なのですか?

雨宮:そうですね。僕は、「社長!新しいマーケットを開発しましょう!」とか一切言いませんね。内海社長が尊敬している経営者はどなたですか?

内海:鍵山秀三郎さんですね。

雨宮:この問題の解決策ってなんですか? どのようにしたら集客できますか? 鍵山さんだったらどういう風に解決すると思いますか? 今の鍵山さんの会社の規模ではなくて、当時鍵山さんの会社がヒューマングループの規模のときだったらどういう風に解決したと思いますか?という質問をすると箱から出やすいですね。例えばサービス業だったら、リッツカールトンにあこがれている。リッツカールトンだったらどういう風に問題解決すると思いますか? そうすると質問で箱からだしたり、全員がでるとは限らないですけれども、出る意思がある人は勝手にでますね。それも質問で。

内海:先日長崎でお会いしたときに、もしディズニーランドがこの業種を経営していたら?という質問を受けたときは驚きました。もしディズニーランドが自動車学校を経営していたらどんな自動車学校を作っていただろうかと思ったら、発想が拡がっていきましたね。
すごい会議を成長させるポイントはありますか?

雨宮:一番のポイントは、僕自身がやり続けるということですね。僕らでも僕らの問題があるんです。
それを僕なりの問題解決でブレークスルーしていくのが一番のポイントだと思います。僕自身が成長して僕自身がブレークスルーしていないのに、僕がどこかの企業にお邪魔してブレークスルーを与える機会はできないと思うんです。ですから、一番のポイントは永遠に僕の体すべてがこの製品でできているということを証明できるというのがポイントです。

内海:会社で言うと社長ですかね?

雨宮:もちろんそうですね。常にブレークスルー、大きく変わらないと。

内海:弊社ですごい会議をやりながら、雨宮さんから見られたヒューマングループというのは、どのように映っていたのでしょうか? 感じられたこととか、逆に今後の課題など感じられていることがありますか?

雨宮:はじめて社長にお会いしたときの印象は、セミナーに出られた中で一番年配だったようですが、何か吸収しようという気持ちが、他の誰よりも一番エネルギーを感じました。会社で、マネージメントゲーム(MG)を導入されたりとか、早期にグループウェアを導入してみんなが使えるようにしたりとか、そうやってこれからの時代を見据えた新しいトレンド、社員への投資は惜しまない会社なんだって思いましたね。社員の方に会ってセッションさせていただいて、課題があるとしたら、今いらっしゃる方々にどうやって火をつけて、もっと自分たちで新しい発想でブレークスルーを起こすこと?…でしょうか。

内海:それはすごい会議の継続でしょうか?

雨宮:そうですね。あと、よりグローバルに物事を考られるようになれたら、おもしろいかなって思いますね。

内海:固定観念でここは無理だよなっていうのではなくて、質問を自分になげかけてみればいいですね。
MG(マネージメントゲーム)も20年続けてやりつづけていますし、すごい会議も継続していきたいですね。カメのごとく。昔からうちの会社はウサギになれないんですが…(笑)

雨宮:そのうちウサギの足をつけたカメになりますよ。継続すれば(笑)。


雨宮幸弘氏プロフィール
大学卒業後東海銀行に入行。
その後株式会社プランドゥーシーに入社。ハウスウエディング店舗の責任者としてオペレーションに従事。そこで出会った「すごい会議」でマネジメントに開眼。すごい会議手法をプランドゥーシー全店舗に導入し、利益増額の成長する組織への変革に成功。
2006年株式会社ディシジョンを設立。代表取締役に就任。

「秘伝 すごい会議」大橋禅太郎氏・雨宮幸弘氏 著
「すごい会議・短期間で会社が劇的に変わる」大橋禅太郎氏 著
「行動力 力」大橋禅太郎氏 著


朝永のつぶやき

最後まで読んでいただきありがとうございます!ここからは編集担当がトークを読んだ感想をまとめたプチコーナーです(^o^)/

今回はすごい会議の雨宮様との対談後編をお送りいたしました。

後編では、すごい会議のスタンスについてや会議を成長させるポイントについてお話していただきました♪

今回のトークを読んでいて、自分なりの解決策をだしてブレイクスルーすること・そのために自分が勝手に感じてしまっている前提から抜け出すということがとても大切なのだと実感しました!

確かに、どうすればもっと自動車学校を良くすることができるのか?と考えるよりも、もしディズニーランドが経営してたら?と考えると普通では考え付かなかったようなアイデアが浮かんできそうですよね(*^-^*)

何かに悩んだ時、自分が置かれた状況だけに縛られるのではなく、もっと広い目線で物事を考えられるようになりたいと思いました!

成長し続けるために自分に質問を投げかける”セルフすごい会議”をやってみようと思います!!

それでは今回はこの辺で、また次回お会いしましょう♪

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