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うつけ者のプラモデル製作記

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家人に隠れて作ってきた哀しきプラモデル製作の記録。
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2024年6月の記事一覧

「ボバ・フェット 1313」

「ボバ・フェット 1313」

「スターウォーズ 1313」というタイトルをご存知でしょうか?
ルーカスフィルムがディズニーの傘下となった事で開発をキャンセルされたゲームのタイトルとなります。
幾つかの開発途中映像とコンセプトアートが残っていますが、「クローン・ウォーズ」と「新たなる希望」の間の時代に、若きボバ・フェットが活躍するというゲームだったそう。

まだベスカーアーマーが全て装備されていないという若き日のボバという事もあ

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「C-21 ハイシンガー」

「C-21 ハイシンガー」

「クローン・ウォーズ」に出てきた頃から、何か日本のロボットっぽくて引っ掛かかっていた賞金稼ぎのドロイド「c-21 ハイシンガー」を製作。
この頃はSWキットの再販も無くて、スクラッチで製作するのが普通という感覚になってたので気負いは全く無く製作開始。

只、技術的・モチベ的な問題で完成にまで至らない可能性もあったので最悪は上半身だけ作って、「ボバ」なり「キャド・ベイン」なりのベースの添え物(ビネッ

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望郷のプラモデルクロニクル②(1981:後篇)

望郷のプラモデルクロニクル②(1981:後篇)

[1981年/小学校2年生]
当時クラスの男子の話題は「オレたちひょうきん族」「欽ちゃんのドンといってみよう!」そして「機動戦士ガンダム 」の話題ばかりになっていた。
学校が終われば自転車に乗って集合し、皆で校区内外のプラモ屋をガンプラを求めて巡回するのが習慣となった。
校区内の店には「ガキには売らない」を明言する店やアリイの「ザ★アニメージ」との抱き合わせでしか売ってくれない店など阿漕な商売が横

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望郷のプラモデルクロニクル①(1981:前篇)

望郷のプラモデルクロニクル①(1981:前篇)

[1981年/小学校2年生]
1981年5月、兵庫県のとある住宅地に今までには無かった新しい店舗がオープンした。
その名は「ローソン」。
当時は駅前の商店街もスーパーマーケットも開店:朝10時〜閉店:夜8時が普通だった時代。
大阪と神戸といった街に挟まれた決して田舎とは云えないこの住宅地でも、夜に開いている店なんて無く真っ暗で静かだった。
そんな町に突如現れた「コンビニエンスストア」は地域住民の生

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「8D8」

「8D8」

スター・ウォーズキャラの改造ばかりしてきたので、改造の手順なども流石にパターン化してきました。
元来が飽きっぽい性格ですから、ガラッと違ったモノ、特にメカとかロボットを作りたいと考えていた時、ふと浮かんだのが、ドロイドの「8D8」。

映画版ep.6が初出で、ジャバの宮殿で他のドロイドに焼きゴテを当てるという拷問シーンに1カット出てるだけのモブキャラでした。
只、ドロイドがドロイドを拷問して喜ぶと

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「積み」は「罪」なのか?

「積み」は「罪」なのか?

今回は製作とは関係ないお話。

少し前、仕事関係で知り合ったとある知り合いの家にお招きを受けて行った所、驚くべき光景を目にしました。
通されたリビングに行く途中、扉の開いている部屋にふと目をやると大量のプラモデルの箱がズラリと積んである。
「この人も作るんだ…。」元々が趣味から交流を持った人ではありませんし、その人も自分がプラモデルを作ってる事は知らない。
リビングに通され、コーヒーを頂いて談笑す

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「キャド・ベイン」

「キャド・ベイン」

「ブック オブ ボバ・フェット」はファンの間では評判は良く無かったようです。
その前の「マンダロリアン」シーズン2のラストではアノ人登場というサプライズでファンのテンションは爆上がりしましたし、その後のエピローグにて「ブック オブ ボバ・フェット」の製作が発表がされたのですから、ファンの期待値が限界以上にまで上がり過ぎてしまったのが原因といったところでしょうか。
個人的には充分に鑑賞に耐え得るもの

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「ボバ・フェット:ダイミョウ ver.」

「ボバ・フェット:ダイミョウ ver.」

ある年、バンナムより久々にスターウォーズプラモの新製品が発売されました。
その一つが「ボバ・フェット(マンダロリアン)」。
ドラマ「マンダロリアン」にて復活した際のバージョンです。
シリーズ初期に発売された同一キャラクターの「ボバ・フェット」のプラモは映画版ep.5の立体化でしたが非常に出来が良く「マンダロリアン」のプラモもコレを元に新規パーツを加えて発売されました。

「マンダロリアン:シーズン

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「ボ・カターン・クライズ」

「ボ・カターン・クライズ」

マンダロリアン作製後に劇中でもカッコ良かった「ボ・カターン・クライズ」を作る事にしました。
正直、クローン・ウォーズの時はそんなに好きなキャラクターでは無かったのですが、実写化して動いたらメチャクチャカッコ良かったので衝動的に製作を決定。
細身である事から素体として選んだのはバンダイの「ストーム・トルーパー」。女性キャラクターにも流用できるだろうと目論んでの選択。
ただヘルメット始め、アーマーのす

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「マンダロリアン:アーリーアーマー」

「マンダロリアン:アーリーアーマー」

「マンダロリアン」は、衝撃だった。
第一話を観た時点で、自分の人生で3度目のスター・ウォーズブームが到来。
昔、ベーシックフィギュアをコレクションしていた事もあって、直ぐにマンドーのフィギュアが欲しくなりましたが、当時はベーシックもブラックシリーズも国内では入手し難く、マフェックスは発売日が延期に次ぐ延期。SHフィギュアーツは出来が…といった状況。
そんな中、バンダイからプラモデルが発売されると聞

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「マントの作製について」

「マントの作製について」

さて、何から書くべきかと考えているのですが、「プラモデル記」などとタイトルは付けたものの実はプラモデルに復帰したのは結構最近という話でして…。
じゃあ、それまで何を作ってきたのかというと昔あった「ミクロマン」や「SIC極魂」といった10センチサイズの「フィギュアの改造」にウン年間うつつを抜かしておりました。
更に自分はアメコミ特にDC派であった為、「BATMAN」のキャラクターばかりを主に製作して

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「うつけ者のプラモデル記」

「うつけ者のプラモデル記」

はじめまして。
私、この世に生を受けてウン十年、今では死んだ魚の目をしながら社会の片隅にてヒッソリと生きる一社会人でございます。
そんな私ですが、幼少のみぎりに多くの皆々様とご同様にガンプラの洗礼を受け、未だ現実逃避の手段としてプラモデルを作り続ける「ウツケ」として家人からも白い目で見られる日々を送っております。
そんなウツケの私が非生産的な己の人生を通して作ったモノどもをこちらの「note」に記

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