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「キャド・ベイン」

「ブック オブ ボバ・フェット」はファンの間では評判は良く無かったようです。
その前の「マンダロリアン」シーズン2のラストではアノ人登場というサプライズでファンのテンションは爆上がりしましたし、その後のエピローグにて「ブック オブ ボバ・フェット」の製作が発表がされたのですから、ファンの期待値が限界以上にまで上がり過ぎてしまったのが原因といったところでしょうか。
個人的には充分に鑑賞に耐え得るものでしたし、ハットの双子やタスケンの部族など魅力的なキャラも多くて良かったと思うのですが…。
まぁ、その中でも自分が一番良かったポイントはついに実写化されて登場した「キャド・ベイン」。
アニメの時はそうでも無かったけど実写になると急にカッコ良く感じるというのは以前に作った「ボ・カターン」と同じパターン。
コレは自分がアニメより特撮界隈で育った影響からなのか?…。
いずれにせよ前記事の「ダイミョウ版ボバ・フェット」を作っていた途中段階で次回作製するキャラクターと決めていましたし、どのように作るかという製作工程も既に考え始めていました。

製作を考えるにあたって一番の問題はコートをどのように作るか?でした。
アニメの時のコートは上下で分割されたデザインでしたが、今回は完全に上下が繋がったダスターコート。
可動プラモである以上は軟質素材のように動きを邪魔しないモノで作りたい。
そこで考えたのが布素材に「胡粉ジェッソ」を塗布する方法でした。(→「マントの作成について」参照)
何とか軟質素材の代わりくらいにはなりそうだと判明した所で、本格的に製作に移行していきました。

背の高さの問題もあって、素体はバンダイの「カイロ・レン」を選択しました。
シンプルなコスチュームだったので本体そのものは大きな改造ポイントは特に無し。
プロポーションの変更も軽く痩せさせた程度。
改造用の素体として非常に扱い易くてバンナムさんには是非コレの再販も今後お願いしたい所。

正直、マントの製作以外は弾帯やベルトなど細かい装飾を作っては貼り付けていくという面倒な作業ばかりで、モチベーションを維持するのが一番大変だったかもしれません。

以下がマント以外の主な改造箇所。
[頭部]
頭部はサイズを1/12に合わせたかったので「ボバ・フェット(マンダロリアン)」に付属のボバの素顔パーツ(通称:テムエラヘッド)をお湯まるで複製、その後ソレをエポパテで加工しました。
背中のバックパックに繋がるパイプはウェーブのパイプスプリングを使用。

[帽子]
また、このキャラのもう一つの特徴である「帽子」は取れるようにしたいと思い、頭部と帽子にそれぞれネオジム磁石を仕込んで「着脱可能」にしました。

帽子アリ
帽子ナシ

[腕部]
両腕にガントレットを装備しているので、「マンダロリアン」作製時に余剰パーツとして保管していたガントレットを加工してソレっぽく作りました。
正直、マンダロリアン・アーマーを着込んだキャラの製作が続きましたのでガントレットの製作にはウンザリ。

バンダイ「カイロ・レン」改:「キャド・ベイン」/前面
バンダイ「カイロ・レン」改:「キャド・ベイン」/背面

まあ、コートをどう作るか?という課題を解決するという一発勝負な所もあって、途中何度も放置しかけましたが完成まで漕ぎ着けて良かったです。
これでボバと並べてかざれるようになりました。


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