生きてく理由をそこに映し出せ

  私がだいすきなUNISON SQUARE GARDENの人気曲、『シュガーソングとビターステップ』には「生きてく理由をそこに映し出せ」という歌詞がある。生きてく理由、自分の脳裏に映し出せる？
 私はまだ無理。毎日、なんで生きてるんだろう、死ねないから生きてるんだろうな〜ああ惰性、などと思い嘆き苦しんでいる。 

  日課のTwitter巡回をしていると、下記のツイートが目に入った。

鬱病は誰にもありうる典型的な症状で、そこに特異な意味はたぶんない。深堀りしても何も出てこない。というか何にでも意味を求める態度が鬱の原因の一つとも言える。ある種の極度の抽象的な貧しさが鬱病にはある。けれどもそこから意味を絞り出そうとしている。耐えられないから。暇-過剰だから。

— 杉田俊介 (@sssugita) April 6, 2024

 あらゆるものすべてに意味を見出そうとするからこそ、人生辛くなってしまうのかと驚いた。考えて考えて考えたら突然ひらめいて、生きやすくなる日が来るのかと思っていた。期待していた。どうやら逆らしい。
 考えれば考えるほどどツボにハマり、なんならうつ病になってしまうだなんて。

 生きてく理由や死ねない理由を探しながら生きるのを諦めたい。棺桶に片足つっこんだヨボヨボの婆さんになったとき、ああこれが生きてく理由だったんだなあと思い出せるような人生を送りたい。二十数年付き合ってきた思考がすぐに変わるとは思えないが、自分の｢なんとなくやってみたい｣を尊重してあげたいと思う。