hrys

Hokkaido → Tokyo 肩書きのない僕の備忘録

hrys

Hokkaido → Tokyo 肩書きのない僕の備忘録

最近の記事

15歳の僕へ贈る。

15歳の僕へ、初めて手紙を書きます。 僕は30歳になりました。ちょうど切りのいい数字だし15歳のあなたに伝えたいこともあるのでここに書いて置いていきます。 15歳のあなたは、中学3年生でとても多感な時期の真っ只中にいます。 誰に似たのか身体が大きく、誰に似たのか口が達者なあなたは何かと目立つ存在でした。でも、本当は黙っていても目立つその存在感が鬱陶しくて仕方ないんですよね。 成績もさほど良くないのに、知識だけは豊富で嫌な子供です。 ネット社会というものが徐々に世界を侵食し

    • 人に会いたくない時の過ごし方

      「また、無敵の人が生まれてしまった。」 そういう見出しで書かれたニュースを見た。SF映画好きの私は好奇心からそのページを開いてしまった。 それは、私の思うものと大きくかけ離れるものだった。 無敵の人はいわゆる、社会的に失うものがなく、躊躇(ちゅうちょ)なく凶悪犯罪に及ぶ人間。 そう記事に書かれていた。 外に出るのが怖い、急にそう思ってしまった。そしてその感情の強さは大学4年生ぶりの大きなものだった。 あの時は、いわゆる自分で自分の首を絞めていた。とにかく人に会いたく

      • ウタとコトバ

        最近というよりもここ数年思っていたことがコトバに出来そうになってきたので書いていこうと思います。 タイトルにある通り「ウタとコトバ」についてです。 自分は流行に敏感というタイプではないですが出来るだけ高い位置にアンテナをはっていろんなものを一回は触れるように生活しています。 その中でやはり気になっているのはウタ。ウタは歌詞とメロディーからなる人の心を震えさせる人が生み出した奇跡。僕はそう思います。 何世紀も前、はじめてうたった人は何を伝えたかったのだろうか、獲物を見つ

        • 2022年の音と香り

          新年あけましておめでとうございます。 2022年は皆様にもっと言葉を伝えられるように頑張ります。 と書いてはおりますが、私は今年目標がたくさんあるのです。 インスタグラムに書こうにはくさすぎる。 Twitterに書こうには長すぎる。 どうしたものか。いや、公表しなくてもいいのではないか? はて、書く場所があるではないか! ということで戻って参りました。 よろしくお願いします。 今年の目標を書かせていただきます。 自分が忘れないように。 •健やかに朗らかに過ごす。諦める

        15歳の僕へ贈る。

          大人と豊臣秀吉

          大人になると怒られることはなくなると思ったけど それ以上に褒められることがなくなった。 日本人の感情表現の疎さがそういう風になったのか 褒められないとやる気がなくなる。 「自分は褒めて伸びるタイプなんで!!」と声高に言えるタイプでもなく。 怒られると間に受けて心に傷を負う。 さらに言えば、ベタに褒めて育てられた記憶がない気がする ああ、なんて悲しい事実だろう。 今しがた気づいたのだがこの環境というのは今の時代にとって 非常に大切なプロセスの一つなのである。 褒めて伸びれば

          大人と豊臣秀吉

          予期せぬところで知識を得る

          人は過去に戻れたらどうしたい?って 言われたら何で答えるだろう。 まぁ、言いそびれた想いを伝える インターハイへの切符を手にする試合で 勝てるように動く それぞれ後悔をやり直そうとする。 僕がいろんな人に聞いた中で一番多かったのは いや、自分も含めてなのだが 「もっと勉強しておけばよかった。」人生というのは前にしか進むことはできない。 生まれて死ぬまで否応なしに流れていく。 往年の大物歌手が「川の流れのように」と歌ったのは 言い得て妙なのである。 しかし、「学び」という点

          予期せぬところで知識を得る

          秋の夜長に春を想う。

          しばらくnoteを更新していなかった。 というよりは自分の人生について 思い悩むあまり体調を崩していた。 私事ながら、先月誕生日を迎えたのですが、 その数日前に仕事終わり飲食店に行き 久方ぶりの定食でも食べようと席についた。 待ちに待った晩飯、ホカホカのご飯と味噌汁 そしてメインの焼き魚に手をつけようとした時、 ブラックアウトした気づいた時には病院の 救急処置のところで看護師さんが医師の方かわからないか 肩を叩きながら僕の名前を読んでいた。 その後意識を取り戻した僕は一通り

          秋の夜長に春を想う。

          回数券

          今年の春は、六義園に桜を見に行こう。根津神社もいいな。外濠公園の桜もぜひ行きたいな。そうだ、京都行こう。なんて思ったりしてもいた。 しかし、あれよあれよと言う間に春は終わってしまった。住んでいる街の大通りの桜も青々と茂ってしまい華々しいピンクの装飾が消えてしまったようで寂しい気持ちになった。 一年間で、春が一番好きだ。いや、そんなことはない。どの季節にも素晴らしいタイミングがたくさん存在する。 ただ、春というのは何か特別な気がする。一つの要因として桜が大きな力を持ってい

          回数券

          夢心地

          海に行きたい。 不意に思うことが一年のうちに幾度かある。 その時は、自分の感情に従ってすぐに 電車に飛び乗り、海を見に行く。 小さい頃から、水が好きだった。 水滴が落ちる様子や、 水の流れをずっと観察していた。 大学生の頃はスーパースローカメラで ミルククラウンと呼ばれる現象を撮影していた。 海とは、波長が合う。 いや、海と空と水平線と音が あの空間が織りなす波長が 僕の心に染み込んでくるのだ。 海に行きたい。そう感じるとき、 僕の体と精神は危険信号である。 乙

          夢心地