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ひとつの小さな物語が素敵な小説本でした。癒しの時間にどうぞ。

一つの小説が、素敵でしたよ。っていう、私の読書感想文を今日は記すことにします――。

まだあまり時間は経過していませんが、先日このような記事を書きました。↓↓↓

宝物小説を探す旅と称して、ネットサーフィンによるレア小説を探しておりました。結果的には、レアではなく有名な作品に出会うかもしれませんし、本当に知る人にしか知られていない貴重な作品に出会えるかもしれません。

私はこの中で数冊の魅力ある作品を紹介をしました。そして、自らもその小説を読みたいと思う力が大きく働いたので、2冊の本を購入いたしました!
そして読んでみたので、読書感想文を書こうと思います。

★その1冊はこちらです。↓↓↓

■読書感想文「春迎えの魔女」

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まず読書の内容に関する感想を書く前に、書籍の美しさに感激しました。装丁は私の感性にも合いました。そして本の中に登場する喫茶店の美味しいお茶やお菓子が描かれていて物語を象徴していましたね。心が落ち着く表紙です。また、タイトル文字も美しいですね。全体的にセンスが溢れているのが感じられました。黄緑色の遊び紙を含んで一枚目を開ければ、タイトルページが物語の始まりを演出しています。フォントもちょっと綺麗ですね。これは特殊なフォントですか? あとがきと発行情報もコンパクトに綺麗でした。全体的に、大人向けのやさしいおとぎ話に仕上がっていて素敵な製本です。

次に内容ですが、ですます調に統一された語り口が、やさしい物語である点を助長して、柔らかく温かみを持たせている点が良かったです。私は、ヴィオラの感情が揺れ動きながら進み、ヘルミーネを助けたり、ヴィオラの喫茶店を訪れる人々を優しくしていく様子が良いなと思いました。そしてヴァルプルガ夫人はいい配役でしたね。ヴィオラは魔女だという設定が手伝って、おとぎ話の優しい味わいが感じられて読みやすい短編でした。少しの休憩時間を取って、お茶でも飲みながらゆっくり読めば、楽しいひとときが過ごせそうです。

今回この本を読み、あらためて手に取ったこのA6文庫サイズの製本に感じた事を書きますと、たぶんかなり突拍子もない発想なのですが、ふと浮かびました。装画のイメージも重なってのアイディアなのですが、結婚式の引き出物に「新郎新婦の物語」をノンフィクションで製作してみるなんてどうでしょう? このような綺麗な小冊子がもらえれば、ご本人だけではなく来賓の方々もずっと取っておきたくなる記念の逸品になるかも。(これは何かのビジネスを勧めるわけではありません。そんなのもいいなあ、と私が勝手に空想しただけです。お気になさらず。)

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こうしてみると、読書感想文というよりも、雑記ですね。まあ、私の文面の稚拙さは棚に上げてください。少しは、この本の魅力が伝わると良いのですが……。
分量も軽いので、私はすぐに読んでしまいました。
それでも、その読書の時間は楽しかったですよ。とても良い時間をほんのひととき過ごすことが出来ました。

自分の癒しの時間に、好きな飲み物を添えて、この小さな物語を味わってみてはいかがでしょうか? この小冊子は綺麗なので、見ているだけでも価値ある作品になっています。

ここで買えました。気になった方はどうぞ。↓↓↓


もう1冊の紹介は、また後日にいたします。(^^)

★こんな内容ですが、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。✨

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