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【医師論文まとめ】寒い日のお風呂は死の危険!?【修正済】

背景:

日本では他の先進国に比べてお風呂での突然死(お風呂死)が年間1万4千件以上と非常に多く報告されている。お風呂死は高齢者に多くみられ、高齢化社会の進行に伴い更なる増加が予想される重大な社会問題となっている。お風呂死の原因や発生機序を明らかにすることが予防策を立てる上で極めて重要である。

方法:

2006年から2019年の14年間に鹿児島県で発生した検案記録29,406件を対象に調査した。そのうちお風呂で突然死亡した2689件をお風呂死と定義し解析対象とした。各症例について、年齢、性別、発生時間帯、発生場所(自宅や公衆浴場など)、生活環境(一人暮らしか同居か)、飲酒歴、病歴、推定死因、居住地域などの情報を検討した。死亡日の最高気温、最低気温、平均気温、1日の気温差とお風呂死発生数の関連も解析した。

結果:

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