マガジンのカバー画像

気弱な私が着装師になるまで

6
私が、着装師になるまでの道のり、について書いています。 気弱な人が、一歩前に踏み出す、後押しになれば、 気弱なママが、子供の為に強くなる、後押しになれば、 着物を着たいけど、躊躇…
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

思い出は尊く…(風船太鼓結び)

思い出は尊く…(風船太鼓結び)

私の実家の庭は、枯山水の、父の自慢の庭でした。白い玉石の川が流れ、一枚岩の橋が架かっていました。

和室の縁側の前には、蹲踞(つくばい)があり、傍らには、竹が植えられていました。

毎年七夕には、家族で竹に、短冊や飾りを付け、竹は華やかに風に揺られていました。

母が嬉しそうに、千代紙で短冊飾りを作り、私達が願い事を書き、それを父が、竹に飾っていた風景が目に浮かびます。

七夕の時だけ出される、色

もっとみる
全ての気弱な人、覚醒せよ!…腰回りスッキリ半幅帯結び

全ての気弱な人、覚醒せよ!…腰回りスッキリ半幅帯結び

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
豊翠亭に、ようこそ。
皆様を、着物の世界へご案内致します。

私は自称「Obitere」オビティエールです。
これは私が作った造語です。
女性のチョコレート職人を「chocolatière」ショコラティエールと言いますよね。
そこで、自分は帯結びの帯職人だと思い、
「Obitere」オビティエールと名乗る事にしました。

今回のテーマは、

・気弱な着装師

もっとみる
美しく儚き佇まい…(引っ掛け結びと角出し)

美しく儚き佇まい…(引っ掛け結びと角出し)

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
「豊翠亭」にようこそ。
豊は「ゆたか」、翠は「翡翠のスイ」で、「みどり」の色を表します。
今日も皆様に、着物の魅力をお伝えいたします。

今回のテーマはこちらです。

・主婦だった私が、着装師になるまでの 道のり(連載4)

・美しく儚き佇まい

主婦だったわたしが、着装師になるまでの道のり4

私は幼い時から癖毛に悩んでいました。
「ちり毛ちり毛!」

もっとみる