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気弱な私が着装師になるまで

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私が、着装師になるまでの道のり、について書いています。 気弱な人が、一歩前に踏み出す、後押しになれば、 気弱なママが、子供の為に強くなる、後押しになれば、 着物を着たいけど、躊躇… もっと読む
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記事一覧

思い出は尊く…(風船太鼓結び)

思い出は尊く…(風船太鼓結び)

私の実家の庭は、枯山水の、父の自慢の庭でした。白い玉石の川が流れ、一枚岩の橋が架かっていました。

和室の縁側の前には、蹲踞(つくばい)があり、傍らには、竹が植えられていました。

毎年七夕には、家族で竹に、短冊や飾りを付け、竹は華やかに風に揺られていました。

母が嬉しそうに、千代紙で短冊飾りを作り、私達が願い事を書き、それを父が、竹に飾っていた風景が目に浮かびます。

七夕の時だけ出される、色

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全ての気弱な人、覚醒せよ!…腰回りスッキリ半幅帯結び

全ての気弱な人、覚醒せよ!…腰回りスッキリ半幅帯結び

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
豊翠亭に、ようこそ。
皆様を、着物の世界へご案内致します。

私は自称「Obitere」オビティエールです。
これは私が作った造語です。
女性のチョコレート職人を「chocolatière」ショコラティエールと言いますよね。
そこで、自分は帯結びの帯職人だと思い、
「Obitere」オビティエールと名乗る事にしました。

今回のテーマは、

・気弱な着装師

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美しく儚き佇まい…(引っ掛け結びと角出し)

美しく儚き佇まい…(引っ掛け結びと角出し)

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
「豊翠亭」にようこそ。
豊は「ゆたか」、翠は「翡翠のスイ」で、「みどり」の色を表します。
今日も皆様に、着物の魅力をお伝えいたします。

今回のテーマはこちらです。

・主婦だった私が、着装師になるまでの 道のり(連載4)

・美しく儚き佇まい

主婦だったわたしが、着装師になるまでの道のり4

私は幼い時から癖毛に悩んでいました。
「ちり毛ちり毛!」

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花の命はみじかくて…(着付教室の選び方と、半幅帯結び)

花の命はみじかくて…(着付教室の選び方と、半幅帯結び)

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
「豊翠亭」にようこそ。
皆様に、着物の魅力をお伝えいたします。
今回のテーマはこちらです。

・ただの主婦だった私が、着装師になるまでの 道のり(連載3)

・これから習う方に、着付教室の選び方

さて、前回の続きです。
父親も夫も転勤族だった私は、一つ処にとどまるのは2〜4年。自分はジプシーだと思ってました。
子供の頃は、引っ越しの度に、言葉が違うとい

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私の着物事始め!1つの帯結びを3変化

私の着物事始め!1つの帯結びを3変化

着付教室「花楽」の豊翠(ほうすい)です。
豊翠亭に、ようこそ!
皆さまに、着物の魅力をお伝えします。

さて、前回の続きで「私の着物事始め」です。
無料着付教室に、1人で行くのが怖いという友人に付き添って行くつもりが…
当日なんと‼️
友人の子供が熱を出し、私は1人で行く事になりました。

「着物買わされないかなぁ…、高額な事言われたらどうしよう…」
と、恐る恐る参加した無料着付教室。

でも、私

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着物っていいな!ゆかたに似合う、バラ文庫結び🌹

着物っていいな!ゆかたに似合う、バラ文庫結び🌹

はじめまして、着付教室「花楽」の豊翠です。
豊(ゆたか)な 翠(みどり)で、「ほうすい」と読みます。
皆様の、素敵な着物ライフのお手伝いをいたします。

「着物を着ている人をイイなぁと思う。いつか自分も着てみたいと思ってる。」
と言う方、多いですよね。
でも、「いつか」って、いつくるのでしょう。
思った時に始めなくては、着ないまま終わってしまいます。まずは、1度着てみて、それからどうするか考えられ

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