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誤嚥性肺炎の恐怖と現実😱

ご飯が食べられない、ことを
想像されたことがありますか?

高齢者の多くの方々が
この状況にあります・・・



訪問歯科に行っていると
誤嚥性肺炎で熱が出て入院や
食べることが出来なくなって
胃ろうと言って、
胃に小さな穴をあけお腹に管を通して
胃に直接栄養を入れてます



最近は、テレビのニュースでも
「誤嚥性肺炎」という言葉をよく耳にします

誤嚥性肺炎とは、
本来気管に入っていけない物が気管に入ってしまい
肺で炎症を起こした肺炎
のこと



なぜ、肺炎になるかというと
食べ物や飲み物が気管に入ってしまい
その際にお口の中の細菌も一緒に
食べ物や飲み物と一緒に気管に入ってしまい
肺炎になってしまうんです



皆さんも経験したことがあると思うのですが
飲み物を飲んだ時など
急にせき込み、ムセてしまい
「あ~、気管に入った~!」と
ゲホゲホしたことがあるかと思います




その時にお口の中の細菌も一緒に
気管に入ってしまっているのですが
若く元気な方は、免疫力も高いので
滅多に誤嚥性肺炎にならないのですが、
高齢者は免疫も低下していたりするので
誤嚥性肺炎になりやすいのです





で、いよいよ怖いお話ですが、
まず、誤嚥性肺炎になると
熱が出て入院することになります


それを繰り返していると
お食事をしてはいけないと診断されます



なぜかと言うと、
食べ物などを飲み込んだ時に
気管に入らないように
気管の入り口に蓋をするのですが
その機能が何らかの理由により
機能しにくくなっていて
蓋がされずに、気管に流れ込んでしまう



そうなると、
胃に穴をあけて「胃ろう」と言うものを
作ることになるのです





胃ろうになってしまうと
全てでではないのですが、
お口から食べてはいけなくなり
「食べたい、食べたい」と思う方を
沢山見てきました



以前の記事に
「高齢者施設での楽しみ!?  なになに?」
で、取り上げたように
施設での楽しみは「食事」と言うことは・・・



悪いことばかりだけではなく
嚥下内視鏡検査(VE)をおこない
摂食嚥下リハビリテーションをおこなえば、
回復するケースもありますし、
飲み込みが悪くなるのを
遅らせることもあるので、
摂食嚥下リハビリテーションができる
医科の先生や、歯科の先生に
相談してみるのがいいですね



そして、お食事の前には
嚥下体操をして
お食事をする習慣も
お元気な内からおこなえればいいですね



お口が乾燥している方は
「唾液腺マッサージ」も一緒におこなえば
唾液も出て誤嚥しにくくなります




ぜひぜひ、
お元気な内からの「予防」を心掛け
実践していっていただければ幸いです




よろしければ、
ブログ 訪問歯科の道しるべ にもお越しください
掘り下げた内容で投稿しています


最後になりましたが、
「命のワンスプーン活動」
応援していただけますよう
今後とも、よろしくお願い申し上げます。



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