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うら若いのうらってなんだ?

花も恥じらう乙女がいたり、水も滴るいい男がいるこの世の中。
慣用句にまつわる例えというのは、いつも「なるほど」と思うものです。

所変わって、畑でネギ切り。

あら綺麗。切り口から水分が出てくると、こりゃ旨そうだなと思うわけであります。「うら若いね、お前」と心の中で口にして、畑を去ると脳裏に浮かんできたこの疑問。

うら若いのうらってなんだ?

いつの日か、きっとどこかで覚えたこの表現。うら若いという言葉に対して、何の疑問も持っていなかったのですが、とても若いでもめちゃ若いでもなくうら若い。
おそらくとてもやめちゃと同じように、程度の大きさを表す言葉なのでしょうが、うら美味い・うら綺麗なんてことは口にしたこともございません。

大辞泉を開いてみると、「うら若き」は若く可憐な様、草木などの先が若くみずみずしい。そして「うら」は草木の「末」を意味し...梢が若くみずみずしい、もしくは「心」の意味で、心の中でそのように感じられると書かれています。つまり心の中で若いなぁ~と感じるのが「うら若い」。

ひらけ!大辞泉(http://www.joqr.co.jp/daijisen/2013/10/post-23.html

私がネギを見て、うら若いと思ったのは、幾分間違いとは言えなさそう。

葉物野菜が多く出回るこの季節。実ではなく、葉を食べるからこそ、植物の先を感じられるのかもしれません。

うら若いネギを収穫する私も、気持ちだけはいつまでもうら若くいたいものです。

最近、「さかむけ」の治りが遅くなってきました。うら若さが遠のく私は来月、27歳になるそうです。

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農業をしていると、「あ、この言葉って農業から来てるんだ」と思うことが多々あります。

たとえば、根絶(根絶やし)。強力で害の強い雑草は根こそぎ引っこ抜かねばみたいな。

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