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香川本鷹の話

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島旅農園「ほとり」の看板、香川本鷹。フォロワーさんたちのご感想や自分の記事をマガジンとしてまとめていきます。
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記事一覧

肥料も島産で ~「ほとり」にしか作れない香川本鷹を~

島の唐辛子で、香川の伝統野菜でもある香川本鷹の本格的な栽培も今年で二年目。今年は昨年とは違い、島ならではの肥料や土壌改良材を投入しています。 ①アマモアマモは、晩夏の台風一過で島の海岸に打ち上がる海藻です。藻場と呼ばれたりもします。その昔、沿岸地域やもちろんウチの島でも、このアマモが肥料として活用されていました。アマモを始め海藻肥料はカリウムが多く含まれ、たとえば作物の根張が良くなったりします。特に小規模農家によってこのアマモは重宝されていました。 しかし、戦後大農地かが進

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口には辛味、心にはものがたりが広がる唐辛子

からちゃんさんの唐辛子粗挽きフレークを食べてみた。卵かけご飯、その上にパラパラと少量の唐辛子フレーク。おすすめされていた食べ方だ。わずかな量でも、口の中にはピリッとした辛味。そして、その辛味の先には香川の離島で唐辛子を作っているからちゃんさんの姿が見えるような気がした。 からちゃんさんのことはnoteで知った。香川県丸亀市の離島さぬき広島で農家民宿と唐辛子「香川本鷹」の生産を行っている27歳の若者だ。観光学修士ももっているらしい。 かなり前からからちゃんさんのnoteを読

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「芽が出る、って信じたり」

農家も、学者も、ボディビルダ―も「信じる」ことが大切と言っていた。 文字通り、芽が出ない少し前の話になるが、かれこれ一週間が経っても文字通り、唐辛子の芽が出ないという場面に陥っていた。 私も唐辛子の種まきは2年目になる。そのため、種をまいた段階から、頭では1週間以上の時間を要するかもしれないと理解してはいた。それでも、一週間もすれば、「まだ出てこないものか」と焦ってみたり、種たちを急かしたくもなってくる。なんならもはや新しい種をまき直さなければならないかもとすら思い始めて

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種まき、そして発芽【今年も香川本鷹の栽培が始まりました】

遡ること20日ほど前、今年も島の唐辛子・香川本鷹の種をまきました。 これから1月頭くらいまで、ともに生活していきます。 400年以上の歴史を誇る香川県の伝統野菜です。 さて、まずは苗床を構えるところから。 苗床とは苗を作るために作る畝のことを指します。そのため、苗作りが終わると解体し、栽培用の畝へと戻します。 写真は、鍬で土を上げ、表面をレーキや竹の棒で表面をならしている様子です。 さてこちらが唐辛子の種。この一粒が大きくなって、無数の実をつけるとはにわかには信じがたい

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「未完」と「完成」は表裏一体?【島の画家さんに絵を依頼しました③】

島(香川県丸亀市讃岐広島)に住む画家の斉藤茉莉さん(以下、茉莉さん)曰く、 らしい。年末にお願いしていた唐辛子・香川本鷹の絵が完成したということで、「絵っていつから絵になるの?」という質問にも答えてくださいました。今回はこの問いに関する茉莉さんの解答を紹介します。 「未完」の幅改めて、「絵っていつから絵になるの?」と問われると、紙に色が着いた瞬間から絵になっているということらしい。ただ なるほど。美術館の完成した絵しか見ることのない私にとっては、未完の絵を見たのは中学校

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【完全自然乾燥】唐辛子「香川本鷹」の販売を開始しました

年末から必死に自然乾燥させること早3ヶ月近く。 少し皺の多い唐辛子もいるし、赤色が明るいまま乾燥を終えた唐辛子もいます。自然乾燥ならではの唐辛子それぞれの「顔」をお楽しみくださいませ。 さて、世間に流通している唐辛子の多くは機械乾燥です。もちろん、機械乾燥にしかできない利点もあります。 ただ、昔はきっと天日にさらして、夜になったら露に当たってカビないように屋内に片付けてしてたんじゃないかなと。 実際、ウチでも大量の唐辛子がカビにやられました。正直ゾッとする量です。乾燥

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絵っていつから絵になるの?【島の画家さんに依頼しました②】

先日投稿したこの記事。 斉藤茉莉さんという画家さんに唐辛子・香川本鷹の絵の作成を依頼しています。(茉莉さんは、私と同じく香川県丸亀市さぬき広島に移住してきた方) 続々と茉莉さんから途中経過が送られてきております。 塗り始めと言っても、 こんな事前作業があるらしい。続いて絵の具。 生まれてこの方、粉末の絵の具なんて見たことも使ったこともない筆者。 さてさて、もうすぐ完成とのことですが、完成という文字を前にするとふとした疑問が湧いてくるのです。 「絵って、いつから(

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日本画家と唐辛子・香川本鷹【島の画家さんに依頼しました①】

そもそも日本画ってなんだ?? とある方にご相談に伺った昨年12月。ちなみに唐辛子というのは、私のメイン作物である香川本鷹という島の伝統野菜です。 さて、とある方と申すのは、私と同じく香川県丸亀市さぬき広島に暮らす画家のお姉さま。こちらの島に移住して日々創作活動を行ってらっしゃる方です。 斉藤茉莉さん(以下、茉莉さん) 何度か茉莉さんの個展に足を運ばせてもらったりしているうちに、前々から「商品パッケージとかHPの絵描いてくれないかなぁ」と思っていたわけです。 さて、1

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唐辛子越しの空、見たことありますか?【伝統野菜・香川本鷹】

新年早々、グラビア写真に鼻の下を伸ばしたそこの貴方。タラリと赤く流れたのは、、、 もしかして、唐辛子ですか? ーーー というわけで、正月休みも終わりまして、今日からまた投稿していきます!何卒本年も宜しくお願いいたします。 ちなみに、大量の唐辛子の天日干しが見られるのは12月ー3月の期間限定です! ★五右衛門風呂が日に日に気持ちよくなってきた農家民宿はこちら↓(素泊まり一人5400円〜、一棟貸し)

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大晦日はさぬき広島の香川本鷹で刺身を喰らう:青唐辛子のしょうゆ漬け

どうも、ぺりかんです。こんにちは。 今日はふだんのnoteとはテイストを変えて、ぼくの友人が育てている香川本鷹のお話をしたいと思います。大晦日の今日はぜひ旨いものを食べたいということで、贅沢しちゃいます。 さぬき広島の「香川本鷹」と、からちゃん大学院、とある研究会で出会った「からちゃん」。 彼は北海道で観光学修士をとり、現在は香川県丸亀市に位置する離島「さぬき広島」で農家民宿を運営している。 そんな彼は、塩飽諸島の”幻の唐辛子”香川本鷹の栽培に取り組んでいる。400年も前

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noteフォロワーさんの写真によって、”食べるインテリア”でラジオ出演した話

もう一年ほど前になりますが、北海道から唐辛子・香川本鷹のお問い合わせをいただきまして。 私はこのつぐみさんの投稿を知るまで、「スワッグ」というものの存在を知らずで居りました。 これをヒントに”食べるインテリア”としての販売をしてみようとお花屋さんに営業をかけたり、産直EC(ポケマル・食べチョクなど)に出品してみたりしていました。ただ、あまり成果はなく。 私個人としては「部屋にあったらかわいいのにね、唐辛子」なんて半ばヤケクソで、今年もとりあえず産直ECに出品してみました

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とにかくQOLを向上したい人の唐辛子のすゝめ その2

ちゃすちゃす 月餅だ。 からちゃんの唐辛子を食べたって話の第二弾だ。 キラッキラの生唐辛子やで。 からちゃんの手紙のはなし。 ふふふ。手紙書きたくなるねぇ。 さーてじゃんじゃんいきやしょう。 まずは 鶏の南蛮漬けこれからちゃんの唐辛子のおすすめレシピの一つにあって、絶対作りたかったやつ。 これね。 鶏肉はモモとムネ、どちらも用意。強欲だからな。 どっちも大好き。 一生モモかムネどちらかしか食べられないのを選ばなければ死ぬって言われたら間違いなく死を選ぶ。 鶏肉はそ

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「お前、トガってるな」~私と唐辛子の早朝問答~

でも、彼は毎度、西を向いている。 西向くアイツ畑の唐辛子たちの99%は東を向いている。 なぜなら、畑に西日が当たりづらいからだ。西側の耕作放棄地に大木が生えているせいで、西からの日光、すなわち午後の光が入りにくいのである。そのため、彼らにとっては東から昇る朝日が一番の光合成のタイミングとなる。そのせいか、なんなら幹ごと傾いている株まである。彼らの日光を求める貪欲さには感心するばかりだ。 しかし、そんな東に向かって伸びる唐辛子たちの中で、一株だけなぜか西をに向く奴がいる。

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正直に言います、しっかり値上げしました【伝統野菜・香川本鷹】

唐辛子・香川本鷹の個人様への販売、少しですが再開しました。ただ最初に申し上げたいことが。 値上げしてます。しっかり。 しれっとこのまま黙っておいてもよかったのですが、note界隈の方には、もう正直言おうかと。もちろん大幅な値上げには理由があります。 ※100gあたり910円~948円にて(配送料198円・ポスト投函) ※ポケマルでも販売しております ①作業量や価格感を掴み切れていなかった→今年は昨年の試験栽培20㎡から栽培範囲を350㎡、つまり約23倍に広げました。

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