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秋の夜長に読書はいかが?

 暑かった日差しも徐々に身を潜めだし、日が陰るのが早くなってきました。『読書の秋』という言葉があるように、この時期はゆったりと読書するには最適です。 皆様の中は、読書をしてストレスが軽くなったことがある方もおられるのではないでしょうか。読書とストレスとの関係は、多くの研究から、科学的にも効果が実証されています。イギリスでは、6分読書をすると7割のストレス軽減効果が出たという研究結果もあります。 これは音楽を聴くこと、ゲームをすることよりもストレス軽減効果が高いという結果でした!

 そこで今回は、読書の効果をより高める方法をご紹介します。


●小説を読んでみる

 小説を読むと、物語の世界に没頭することができ、「現実のストレス」を効率よく忘れることができます。また、難しいジャンルを選ぶよりも、自分の興味のある本を読む方が、飽きずに読み進めることができると思います。

●没頭して読める本を選ぶ

 内容に没頭することで、よりストレスを軽減できます。小説など活字が多いと読む気が出ない・・・そんな方は、漫画や雑誌でもいいので、ご自分が没頭できる本を選ぶことが重要です。

●難解な本や横文字の多い本は避ける

 興味をもって読んでいたとしても、内容の難しい本は、意味を理解することに注意が集中してしまうため脳が疲れやすく、集中力を切らしてしまうことも。なので、サラッと読み進めるタイプの本を選んだほうが、ゆったりと内容に集中できるかもしれません。

●電子書籍よりも紙の本を読む

 電子書籍で長時間本を読むと、目の疲れが紙の本を読み進めるよりも感じやすく、逆に脳や目に負担になってしまうそうです。本のページをめくることもリラックス効果があるそうなので、できるだけ紙の本を読んでいくようにしましょう。

●ストレス解消に良い読書の場所を選ぶ

 読書でストレス解消を行なうために最適な場所は、気が散らない静かな所です。一番に思いつくのは、ご自分の部屋ではないでしょうか。他にも電車やカフェなど、脳に刺激を与えない雑音が多い場所も、耳から入ってくる情報を遮断してくれるため、集中に適した場所と言えます。喫茶店など、ゆったりとした音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだりしながらの読書もいいかもしれません。

 現実のストレスから少し距離をとるために、気に入った本や雑誌と一緒に、秋の夜長を過ごしてみてはいかがでしょうか?


 ほっと岡山では、臨床心理士の野﨑詩織先生に相談員として来ていただいています。
 「悩みや困りごとはあるけど、病院に行って相談するのはちょっと…」「こんな悩みを相談してもいいのだろうか…」など、相談内容は何でも構いません。おひとりで悩まずに、お気軽にご相談ください。