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エッセイ

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これまでのダメ人生について色々語っています。
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記事一覧

桜を美しいと感じなくなった日

窓の外では、ソメイヨシノが満開に花を咲かせている。 骨身にしみるような冷たく厳しい冬をな…

名辞以前
2年前
4

2022年の抱負は「不倫すること」に決定しました。

あけましておめでとうございます。12月30日〜1月3日まで怒涛の5連勤を終え年末年始気分を1ミリ…

名辞以前
2年前
12

【言葉のチカラ】noteを適当に書いているダサい人にはなるな

最初からはっきり言わせてもらうと、何の主張もなく思想もなく教示や気付きを得られるようなエ…

名辞以前
2年前
5

友達の成長を感じるときって、自分も成長しているよねってお話

二度目のワクチン接種を終え、不要不急ではないやむを得ない事情から地元へ帰省することとなっ…

名辞以前
3年前
32

認知症の妻に忘れられない夫になるために

介護の仕事をしていた頃、認知症という病が引き起こす様々な不幸を目にした。 ご飯を食べたこ…

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3年前
24

魂をぎゅっと絞った果汁100%の音楽が好きです。

現代に生きるわたしたちにとって、音楽はとても身近な存在だ。youtubeを開けば無料で好きなア…

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3年前
14

年を取るにつれ、感情が薄くなってきている気がする。

年を取るにつれ、感情が薄くなってきている気がする。それはおそらく”1回目”という経験をすることが少なくなっているからなのかもしれない。 良くも悪くも生きていればそれなりの経験をするものだし、一度経験したものは次に出会った時には「ああ、あの感じね」と理解したつもりになってしまう。 本当は何一つとして同じ出来事なんてないのに、勝手に一緒くたに括って心に波風が立つのを避けてしまう。 それはある意味では生きるための立派な知恵だし、そうしなければ心だって病んでしまうかもしれない。

80歳の乙女にキスされた話

私は介護の仕事をしていたことがある。主に認知症の方が入所している施設で働いていて、個性的…

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3年前
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マクドナルドと不倫の関係について

マクドナルドはおいしい。誰がなんと言おうとおいしい。 ダブルチーズバーガーとポテトL、チ…

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3年前
14

【不治の病】先延ばし癖を克服できない大人の末路

私には幼い頃から患っている不治の病がある。それは”先延ばし癖”である。 小学生時代は夏休…

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3年前
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「人生はあっけない」と戦争を振り返ったおじいさんは言った。

人生をもっと面白くしよう。私はおじいさんの話を聞いたときにそう思った。 私は仕事柄、ご高…

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3年前
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大人の幸せはちっぽけでいい

早く帰ってゲームがしたい。残業で帰ることができない私は腕時計をにらみながら遠い未来の悲し…

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3年前
8

歳を取ればみな一人ぼっち。お金よりも大切なもの

近い将来、人生100年時代が到来する。今生きている私たちのほとんどは100歳前後まで生きるかも…

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3年前
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花盛りを過ぎた私たちはどう生きるべきか

今から2年前、104歳を迎えたおばあさんに「人生で一番幸せだったこと」について尋ねたことがある。 おばあさんは認知症の影響で昨日のことも思い出せなくなっていたが、昔の記憶は驚くほどにはっきりと覚えている人だった。時には小学校に通う前の思い出も話すことがあり、それはおよそ100年前のことなのでいつも興味深く聞かせてもらっていた。 そんなおばあさんは私の質問に対してしばらく考え込んだあと、「やっぱり学生の頃かねぇ。純粋で何もかもが楽しかったよ。もう一回やり直したいぐらい」と話