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みち

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「みち」初めて歩く道、その先は未知。昨日歩いた道、その先は昨日とは違うかもしれない未知。
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#信州

木曽十一宿を歩く②

木曽十一宿を歩く②

平沢宿

 贄川から奈良井に向かう途中にある宿場だが、正式の宿場ではなく間の宿と呼ばれる宿場だ。
 奈良井は旅籠は少なかったが漆器製造を生業とする家が多く、奈良井千軒と呼ばれたほどにぎわったと言う。その奈良井の漆器製造の下請けとして栄えたのが平沢で、主に漆を塗る作業をしていたという。時代を経て平沢でも漆器そのものを製造販売するようになり、今では木曽漆器と言えば平沢というほどに名の知れたところになっ

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上高地のみち

上高地のみち

 上高地から徳沢までのみちのある風景
 この道をまた歩きたいなあと思う今日この頃。

 何度歩いても気持ちよくて退屈しない道。一寸単調かなと思うと、穂高の峰々が木々の間から現れたり、梓川がすぐそばを流れたりとその風景と空気感に、ちむどんどんする(笑)

※撮影は2010年頃 一部再掲

松本今昔

松本今昔

蔵のある路地 1993年/2019年小さな路地の両側に立ち並んでいた蔵
路地は道路に拡幅されて、ほとんどの蔵が消えた
公園通りから伊勢町通りへ抜ける路地の変遷

長野県松本市中央二丁目

松本は新しくなっていく
蔵もかなり消えた
映画館も消えた
アーケードも消えた
路面電車も消えた

けれど、お城だけは厳然と存在し続ける

※タイトル画像は堀の水面に写った松本城

上高地1970 ⑷

上高地1970 ⑷

 上高地旅行は一泊二日で、初日は沢渡から直進する道を通って白骨温泉へ向かったと思われる。当時は、右折して沢渡橋を渡るルートが、上高地高山方面への国道158号線で、直進するとさらに山峡深い白骨温泉へと向かう道だった。

 白骨温泉では最も奥に位置する斉藤旅館に泊まった。そこでの記憶はひとつ、川の水音がうるさくて眠れなかったということだけ。
 この白骨への道はやはり難路で、一番の難路部分が温泉のバス停

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